３人も悪がきがいると休む暇なんてない

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掃除、洗濯、食事の支度と後片付けに追われ、
まったく自分の時間なんてない。

掃除は、3人の子が食べこぼした飯粒やシリアルなどを
食事のたびに雑巾で拭く。

洗濯は、オシッコがよくオムツからもれるので
シーツやシャツを洗っていると、3回以上はフル回転。
ついでに風呂場は、いつも水浸し。

アヤが水遊び好きで
手洗い場や、風呂で水遊びするからだ。
だから風呂のマットも2日に一度は洗う。

こんなにコマネズミのように、クルクル動いて働いてるのに、
エリカがさらに追い討ちをかける。

リビングの子供らのテーブルの床を掃除してる間、
ベッドルームで静かなエリカ。
こんなに静かって、ことは何かやらかしてるぜ。

と、思い
のぞいてみると、哺乳瓶を振り回し、ミルクが床に
水玉模様を描いていた。

キィ～～～ッとキレた私は、

エリカの、両耳のフチをつまんでいた。
（整体の先生が、耳のフチは痛いんだけど、視力のツボだと
教えてくれた）

「エリカァ～～～マミーが、こんなに掃除をあっちもこっちも
あっちもこっちもしてるのに、どうしてミルクをこぼすの」
エリカがワァ～～～ンと泣き喚く。

エリカに床を拭くよう、ウェットティッシュを渡す。
私も雑巾で床を拭きながら、エリカと共に涙があふれた。

「やってられないよぉ～～～！もう、マミーはぁ～～～。
掃除しても掃除しても、あんたたちが交代で部屋をぐちゃぐちゃに
するし」言いながらも、

メガネがビチョビチョになるほど、涙がとまらん。

「マミー、デニスも手伝おうか？」デニスが気をつかう。
「ありがとう」言いながらも、

デニスに手伝ってもらう気持ちの余裕がない。
手伝うはずが、さらにボロボロにしてしまったりするし、
かえって手をとることもある。

だがアヤも気をつかったのか、さり気にエリカのウェットティッシュを
借り、手伝ってくれていた。

エリカは床を吹き終えると、反省の色もなく
すぐに元気を取り戻し、「マミー大道（日系スーパー）行くの？
エリカも行くよ」と大きな目を見開いて言った。

しかし、そのイキのいい子供の目を見ていると
こっちも元気がわいてくるから不思議。

レイが出張でいない７日間、
大道へ行くことだけが私の息抜き。

育児の愚痴をきいてくれる
レジのお姉さん方、そしてパン屋さん、
どうもありがとうございます。


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