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デニスがアメリカの幼稚園へ通う。
今日はクラスに1時間だけ親といるという
練習だ。
デニスよりも、私の方がグレープ色のゼリーを皿の上でプルプルさせている
みたいに小刻みにふるえて緊張していた。
ママたちと仲良くなれるのかなぁ~と心配なのである。
日系の幼稚園のときには、どうせデニスは
アメリカの幼稚園に行くのだから、短期だし、
駐在の人たちは、日本に帰ってしまうから仲良くなっても
短い間だし・・・と、
あまり自分から積極的に仲良くなろうとしなかった。
しかし、現地のママたちとは仲良くしておかないと、
これから先、ずーっと付き合っていかなくちゃーならないのだ。
それに、アメリカの行事って、いろいろとわからないことが
多すぎる。ハロウィーンやイースターには
なにを着せるべきかとか・・・きっとママ同士で話し合うに
ちがいないし。
幼稚園玄関、10分前には、すでに2歳児クラスのママが二人来ていた。
「デニスをピックアップしてあげるわよ」と快く承諾してくれた
フレンチネイルの若手ママ、ミレーナもいた。
ミレーナに「おはよう!」と声をかけた。
「おはよう、双子はどうしてるの?」ミレーナ。
「母が見てくれてるの」
話を進めるまもなく、
ドアが開いて、クラスに入る。
緊張のためか、デニスも私からはなれない。
アメリカ人ママ同士は、はやくも声をかけあって話している。
出おくれる私。先生が、気をつかって話してくれるが
「私の方が緊張しちゃってて」と言うばかりの私。
あまりの緊張状態で、クラスのママたちの
会話が私の周りを、やまびこのようにこだまするばかり。
どのこだまを聞き取って会話に入ればいいのか、
とまどっていた。
デニスにウロウロとついてまわる。
デニスが大好きな電車をレールの上にのせて遊びだすと、
私の緊張もほぐれてきた。
ベイビーをつれてるママに声をかける。
「あなたのベイビーは、何ヶ月?」
「6ヶ月なの」
「うちにも双子がいて、8ヶ月なの」
「うわぁ~大変ねぇ~。私なんて一人でも大変なのに
2歳の子と双子がいるなんて」
「今は母が日本からきてくれてて、子守してくれてるから
いいようなものの、この1ヶ月で帰っちゃうから、
その後は、私もどうしようかって困ってるの。ベイビーシッターか、
お家の世話してくれる人を探さなくちゃ」
「なるほどねぇ~。ところであなたは日本人なのね。
うちの主人は日本に5年ほどいたことがあるのよ」
「じゃー日本語しゃべれたりするの?」
「少しだけど。日本人のお友達もいるのよ。あなたはこっちに
何年いるの?主人の日本のお友達と電話で話すことがあるんだけど
私の名前を発音できないの。
ローラだから、RとLの発音が日本の人たちはぐちゃぐちゃに
なっちゃうみたい。だからローラ(西城秀樹風に)で、まぁ~
いいかって(笑)」
「そうそう、日本人はローラって、ローラ(大草原の小さな家の
日本語ふきかえされてるローラ風に)なのよね」
ラテン系ママと、インド人ママにも声をかけてみようと思ったが
ラテンママは、Jローみたいな美人で、人を寄せつけようと
しない風。一人で携帯電話をかけたりして、とけこもうという気が
さらさらないようだ。
インド人ママは、遠くから娘をずーっと観察している。
「かなり遠くから見てても平気なのね」と私が声をかけたら、
「そうなの、でも私がいなくなったらきっと泣くと思う」
「うちは幼稚園に行ってたけど、まだまだ私にべたべただし」
デニスたちは、粘土やペイントで遊ばせてもらっていた。
「さぁ~スナックの時間よ」と、先生らが言った。
先生は、太らせたシェール風バーバラとメグ・ライアンを2.5倍ぐらいの
大きさにしたエリザベス。
テーブルにはフィンガークッキーと紙コップが置かれていた。
デニスは、クッキーをガツガツおかわりして食べ。
ドリンクもゴックゴックと飲み干す。さっきまでのしおらしい奴は
どこへ?
食いものにつられて、先生になじんできた。
隣に立ってたママが、「カレンダーを見て、
うちのバイオレットは、デニスと5日しか
誕生日が違わないのよ」と言った。
「へぇ~っ、そうなんだぁ~?」カレンダーを見る私。
デニスの名札がカレンダーにきちんとはってあった。
スナックを食べてるときにバイオレットのママが、
「うちの子は、シャイだから、そそうをすることがあるかも
しれないので、気をつけてあげてもらえますか?」と
先生に言っていた。
「バイオレットはいつから、
potty train(トイレの練習)はじめたの?」とママに聞くと、
「6月からなの。私たちがいなかった1週間の間に、お姉ちゃんのまね
してトイレへ行くようになってたのよ」と、明るく語った。
「いいわねぇ~、うちは双子の妹たちの世話が大変だから、
まだ始めてないの。トイレに座るのもこわがって」
「まだ時期じゃないのよ。あせらないで大丈夫。うちの上の娘は、
3歳までオムツしてたから」
私がなれたころに、デニスもなれたらしく、
知らない間に、エリザベス先生のひざの上で、本を読むのを
聞いていた。
日本にいたことがあるというローラのご主人が、迎えにきていたらしく
「はじめまして、妻と話をしたそうで」と声をかけてきた。
「日本語は、まだしゃべれるんですか?」
「はい、少し」と、かたことの日本語でローラのご主人が話した。
生徒たちが本を読んでもらってるので、しばらく会話がとぎれる。
「デニスがリラックスして先生のひざに座ってるところが
気に入ったよ」とローラのご主人。
ローラのご主人は、ビル。ローラとビル、なんだかどっちも
日本人がとうてい発音できない名前だわ。
「来週、家に、日本の友人が大阪から遊びに来るんだ。
ぜひ家に遊びにおいでよ」ビルが言った。
「ありがとう!水曜日のクラスにはビルも来るの?
私の主人も来る予定だから、今度の水曜日に住所を書いた
カードを交換しましょう」
「OK、そうしよう」
レイは、ぜったいローラとビルの家には行かないだろうなぁ~
知らない人と話すのが、私以上に苦手そうだから・・・。と
思いながらも、ビルに笑顔をむける私であった。
帰りの車の中、
「幼稚園楽しかったよぉ~」デニスが、こてこての北九州弁で
言った。
私も思った以上に知らない人と
ベラベラと話まくっていて、なんだか楽しかったなぁ~。と、
完全に緊張状態がほぐれて、ハァ~と深く息をはいた。
それにしても、
いつの日まで、デニスは日本語でこうして幼稚園のことを
語ってくれるのだろうか?
近い将来は、英語でしか話さなくなるのかなぁ~と思うと、今現在、
こてこての方言を使う息子を、とっても愛しく感じるのだった。
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ママたちと仲良くなれるのかなぁ~と心配なのである。
日系の幼稚園のときには、どうせデニスは
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あまり自分から積極的に仲良くなろうとしなかった。
しかし、現地のママたちとは仲良くしておかないと、
これから先、ずーっと付き合っていかなくちゃーならないのだ。
それに、アメリカの行事って、いろいろとわからないことが
多すぎる。ハロウィーンやイースターには
なにを着せるべきかとか・・・きっとママ同士で話し合うに
ちがいないし。
幼稚園玄関、10分前には、すでに2歳児クラスのママが二人来ていた。
「デニスをピックアップしてあげるわよ」と快く承諾してくれた
フレンチネイルの若手ママ、ミレーナもいた。
ミレーナに「おはよう!」と声をかけた。
「おはよう、双子はどうしてるの?」ミレーナ。
「母が見てくれてるの」
話を進めるまもなく、
ドアが開いて、クラスに入る。
緊張のためか、デニスも私からはなれない。
アメリカ人ママ同士は、はやくも声をかけあって話している。
出おくれる私。先生が、気をつかって話してくれるが
「私の方が緊張しちゃってて」と言うばかりの私。
あまりの緊張状態で、クラスのママたちの
会話が私の周りを、やまびこのようにこだまするばかり。
どのこだまを聞き取って会話に入ればいいのか、
とまどっていた。
デニスにウロウロとついてまわる。
デニスが大好きな電車をレールの上にのせて遊びだすと、
私の緊張もほぐれてきた。
ベイビーをつれてるママに声をかける。
「あなたのベイビーは、何ヶ月?」
「6ヶ月なの」
「うちにも双子がいて、8ヶ月なの」
「うわぁ~大変ねぇ~。私なんて一人でも大変なのに
2歳の子と双子がいるなんて」
「今は母が日本からきてくれてて、子守してくれてるから
いいようなものの、この1ヶ月で帰っちゃうから、
その後は、私もどうしようかって困ってるの。ベイビーシッターか、
お家の世話してくれる人を探さなくちゃ」
「なるほどねぇ~。ところであなたは日本人なのね。
うちの主人は日本に5年ほどいたことがあるのよ」
「じゃー日本語しゃべれたりするの?」
「少しだけど。日本人のお友達もいるのよ。あなたはこっちに
何年いるの?主人の日本のお友達と電話で話すことがあるんだけど
私の名前を発音できないの。
ローラだから、RとLの発音が日本の人たちはぐちゃぐちゃに
なっちゃうみたい。だからローラ(西城秀樹風に)で、まぁ~
いいかって(笑)」
「そうそう、日本人はローラって、ローラ(大草原の小さな家の
日本語ふきかえされてるローラ風に)なのよね」
ラテン系ママと、インド人ママにも声をかけてみようと思ったが
ラテンママは、Jローみたいな美人で、人を寄せつけようと
しない風。一人で携帯電話をかけたりして、とけこもうという気が
さらさらないようだ。
インド人ママは、遠くから娘をずーっと観察している。
「かなり遠くから見てても平気なのね」と私が声をかけたら、
「そうなの、でも私がいなくなったらきっと泣くと思う」
「うちは幼稚園に行ってたけど、まだまだ私にべたべただし」
デニスたちは、粘土やペイントで遊ばせてもらっていた。
「さぁ~スナックの時間よ」と、先生らが言った。
先生は、太らせたシェール風バーバラとメグ・ライアンを2.5倍ぐらいの
大きさにしたエリザベス。
テーブルにはフィンガークッキーと紙コップが置かれていた。
デニスは、クッキーをガツガツおかわりして食べ。
ドリンクもゴックゴックと飲み干す。さっきまでのしおらしい奴は
どこへ?
食いものにつられて、先生になじんできた。
隣に立ってたママが、「カレンダーを見て、
うちのバイオレットは、デニスと5日しか
誕生日が違わないのよ」と言った。
「へぇ~っ、そうなんだぁ~?」カレンダーを見る私。
デニスの名札がカレンダーにきちんとはってあった。
スナックを食べてるときにバイオレットのママが、
「うちの子は、シャイだから、そそうをすることがあるかも
しれないので、気をつけてあげてもらえますか?」と
先生に言っていた。
「バイオレットはいつから、
potty train(トイレの練習)はじめたの?」とママに聞くと、
「6月からなの。私たちがいなかった1週間の間に、お姉ちゃんのまね
してトイレへ行くようになってたのよ」と、明るく語った。
「いいわねぇ~、うちは双子の妹たちの世話が大変だから、
まだ始めてないの。トイレに座るのもこわがって」
「まだ時期じゃないのよ。あせらないで大丈夫。うちの上の娘は、
3歳までオムツしてたから」
私がなれたころに、デニスもなれたらしく、
知らない間に、エリザベス先生のひざの上で、本を読むのを
聞いていた。
日本にいたことがあるというローラのご主人が、迎えにきていたらしく
「はじめまして、妻と話をしたそうで」と声をかけてきた。
「日本語は、まだしゃべれるんですか?」
「はい、少し」と、かたことの日本語でローラのご主人が話した。
生徒たちが本を読んでもらってるので、しばらく会話がとぎれる。
「デニスがリラックスして先生のひざに座ってるところが
気に入ったよ」とローラのご主人。
ローラのご主人は、ビル。ローラとビル、なんだかどっちも
日本人がとうてい発音できない名前だわ。
「来週、家に、日本の友人が大阪から遊びに来るんだ。
ぜひ家に遊びにおいでよ」ビルが言った。
「ありがとう!水曜日のクラスにはビルも来るの?
私の主人も来る予定だから、今度の水曜日に住所を書いた
カードを交換しましょう」
「OK、そうしよう」
レイは、ぜったいローラとビルの家には行かないだろうなぁ~
知らない人と話すのが、私以上に苦手そうだから・・・。と
思いながらも、ビルに笑顔をむける私であった。
帰りの車の中、
「幼稚園楽しかったよぉ~」デニスが、こてこての北九州弁で
言った。
私も思った以上に知らない人と
ベラベラと話まくっていて、なんだか楽しかったなぁ~。と、
完全に緊張状態がほぐれて、ハァ~と深く息をはいた。
それにしても、
いつの日まで、デニスは日本語でこうして幼稚園のことを
語ってくれるのだろうか?
近い将来は、英語でしか話さなくなるのかなぁ~と思うと、今現在、
こてこての方言を使う息子を、とっても愛しく感じるのだった。
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