言葉で虐待してるようなものだよ、アメリカ人の怖いママ

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午前中にデニスとアヤをつれて公園へ出た。エリカは時差ぼけ中で、
「起きたらつれていくわね」と母とお留守番。

ママ友美恵子さんに娘のマリちゃんと、ママ友アユミさん親子を待っていた。

美恵子さんが、マリちゃんとスベリ台に行ってる間、アヤと日陰の
ベンチにいた。
と、隣に強面のアメリカ人ママが腰掛けた。

娘は、おかっぱの赤毛で、まるで赤毛のアン、まんまだった。

ママはといえば、ハイジ（ハイジの占いサイト）に
出てくるロッテンマイヤーさんを10倍くらい
怖くして、ショートパンツをはかせて、アメリカの地方にさえいない
ダサダサなアメリカンっぽくする。

枝毛の多そうなオカッパ頭で、お肌のツヤは、まったくなし。

で、娘との会話を聞いてると、叱ってばかりなのである。
「ママー見て見て！こうやってジャンプするの」とスベリ台にのぼって
ジャンプしてるアンちゃん。

「私は、そうするべきだとは思わないわ。危ないでしょ！」
危ないっていって言われながらも、アンちゃんはリスのように
かなり高い位置からジャンプ。

アンちゃんが言うことを聞かない子だから、叱ってしまうの
かな？観察をつづける私。

アンちゃんが、あっちへ行けば「やめなさい！危ない」
こっちへ行けば「それはやっちゃーダメ」

「ママー見て見て！こんなこともできちゃうんだよ」アンちゃんは、めげない。
「あなたの話してるのを聞きたくもないわ」ロッテンマイヤーとどめの一撃。

こんなに叱られてばかりで、公園で遊んでて楽しいのだろうか？

美恵子さんに、「このママ、かなり怖いんだよー娘を叱ってばかりで」
と言いながらも、こ腹がすいた私と子供たちはロッテンマイヤーの隣で、
ボリボリとクラッカーを食べはじめた。

そんな私たちに、ものすごい視線をむけるロッテンマイヤー。

えっ、公園でクラッカー食べちゃーダメでした？
まるで、公園で酒飲んでて、警察ににらまれてるような気分になった。

「そうそう、叱ってばかりのママっているんですよ。家族で
海に行ったときに、『貝殻ひろっちゃダメ！』『お砂を掘っちゃダメ！』
なんて子供に言ってるママがいて、

『海になにしに来てるんだろう？』て、ブラッド（美恵子さんのご主人）と
言ってたんですよ」と美恵子さん。

なるほど～、彼女だけじゃないんだ。
「ＩＴと呼ばれた子」っていう本を読んで泣いたけど、
この本のように子供を虐待してしまうってママがいるわけで、

彼女の場合、実際に虐待をするわけじゃないけど、
それが言葉の暴力に変わっただけなのだ。

言葉の暴力を子供にあびせるママって、どうやって制するべきなのか？
アンちゃんは叱られてばかりで、言葉を否定されてばかりで、
幸せなのだろうか？

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