福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

広島カープの日本シリーズ進出を祝福する

2016-10-15 22:50:26 | 日記
広島カープの日本シリーズ進出を心より祝福したい。

今シーズンの広島カープの強さはダントツで、2位ジャイアンツとのゲーム差を考えるなら、もはやCS免除でよいのではないか? というのがわたしの持論であったし、勝率5割に満たないベイスターズなど出場を辞退すべきではないか? とすら思っていた。

しかし、ルールはルールであり、特にイカサマをしたわけでもない。試合が行われるからには、正々堂々と応援するほかなかったのである。

カープの日本シリーズ進出の決まった今、まさに順当な結果であると納得しているし、「ジャイアンツを破って第2ステージに臨めた」ということの歓びが、今年のベイスターズには分相応だったと思える。そして、その感動を味わえたことを有り難く思っている。

シーズン中より、ラミレス監督の選手起用や采配には、疑問や不満も少なくなかったのだが、少なくとも、昨年までの長い暗黒のトンネルから抜け出せたことは事実であり、評価しなくてはなるまい。

振り返れば1998年、日本シリーズを3試合観戦できたことは、人生に於ける美しい思い出だ。我が生のあるうちにベイスターズが優勝するなどと、夢にも思っていなかったのに、あれよあれよと言う間に優勝してしまった。横浜駅東口に特設された大魔神社にお詣りしたことも懐かしい。

3試合の内訳はハマスタの初戦と、ドームになる前の(つまり屋根のない)西武球場に2試合。いずれもナイターで、10月下旬の狭山丘陵の夜の冷え込みは半端なく、ガタガタ震えながらの応援だったことを憶えている。その分、応援は熱かった!

チケットはいずれもsold outだったのだが、試合開始にギリギリ間に合う時間に新宿の金券ショップに行けば、比較的安く手に入ることは分かっていたのである。もともとの価格も狂乱の現在に較べれば遥かに常識的なものであり、まだネットの転売ヤーの跳梁跋扈する前だったのは幸いであった。

いよいよ、日本一が決まるという日、ハマスタに出掛けようとするわたしを家内が強く引き留めた。行くなら離婚するとまで言うので、渋々引き下がったのだが、なぜあんなにまでして、わたしを行かせたくなかったのかは、未だに謎のままである。
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懐かしの演奏を聴く モーツァルト40番より第1楽章 福島章恭 & チェコ・プラハ管

2016-10-15 01:42:02 | コーラス、オーケストラ

モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550~第1楽章 福島章恭 & チェコ・プラハ管

今日は久しぶりに自分のアップしたYouTubeを閲覧してみた。

この40番の第1楽章は、いまから10年も昔の録音いうから、ボクの指揮法も呼吸法もまだまだ未熟だった頃だが、思い出深いコンサートであることに変わりはない。

来年3月5日には、長岡リリックホールにて、モツレクの前プロとして41番「ジュピター」を振ることになっているが、「この40番を超えた!」という渾身の演奏にしたいと思う。

ブルーノ・ワルターに捧ぐ!
モーツァルト 交響曲第40番ト短調 K.550(第2稿)より 第1楽章 モルト・アレグロ

指揮:福島章恭  
チェコ・プラハ管弦楽団
写真撮影:相田憲克
(録音:2006年12月3日)

ヨーロッパ某所の由緒あるホールに於ける記念すべき演奏会。
当夜は、「ブルーノ・ワルターに捧ぐ」とのキャッチフレーズの下、K.550と「レクイエム」(レジェンド・オブ・モーツァルト合唱団)の2作品を演奏しました。ワルターに敬意を表し、クラリネット付きの第2稿を選びましたが、例のゲネラルパウゼはありません(笑)。
思い出深いコンサートですが、特にK.550の第1楽章はオーケストラともども尋常でなく燃え上がり、一期一会の名演となったと自負しております。

なお、前日のリハーサルから本番にかけてのすべての写真は、長岡市の舞台写真家、相田憲克さんによる撮影です。
演奏の息吹を伝える素晴らしい作品の数々に改めて感謝の意を表したいと思います。

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