昨日は、厚木市合唱祭。
ヴォイス2001主催「マタイ受難曲を歌いましょう」の初ステージとなった。東京ジングフェラインの男声陣も助演に駆けつけてくれた。歌うはマタイの終曲「わたしたちは涙とともに跪き」だ。
厚木市文化会館大ホールの音響が素晴らしく、いつもの音の響かない練習場での憂さを晴らすかのような伸びやかなパフォーマンスとなった。来年1月の東京公演に向けての前哨戦としては上々のデビューと言えるだろう。
声はよく出ていたと思われるが、欲を言えば、もっと深みが欲しいところ。まだ元気いっぱい、一所懸命な歌唱に止まっていてイエスの受難に伴う苦しみや痛みには届いていなかったように思う。これからの課題だ。
ところで、朝のリハーサルを終え、文化会館前の和食レストランH町にて昼食をとった。待ち時間が2時間を超すのでデザートを注文したところ、随分貧相で不味そうである。
思わずメニューの写真と見比べてしまったが、具材そのものに違いがあるわけではない。しかし、出された器の盛り付けはあまりにも粗雑、投げやりで心遣いの欠片もない。
同じ具材を並べるにも、ちょっとした配置やバランスの違いで、旨そうにも不味そうにも見える。これはどんな仕事にも共通することだろう。反面教師としたい。