昨夜は、「ヴォツェック」の感想の書けない言い訳だけを残して就寝してしまい失礼しました。
しかし、それには意味がありました。昨日の「ヴォツェック」体験が契機となり、懸案となっていた宇野先生、中野さんとの共著である文春新書へのまえがきをほぼ書き終えることが出来たからです。早起きのお蔭。あと数日寝かせて、推敲すれば良いものとなるでしょう。
因みに、新しい本は旧著の改訂版ではなく書き下ろし。書名はまだ決まっておらず、原稿名(写真)にある「大作曲家」は仮のものです。
また、発売日は本当に様々な理由が重なって今秋になりました。こればかりは個人の力ではどうにもならず、心待ちにされている方には、誠に申し訳ありません。ひたすら、頭を下げるのみ。
しかし、発売日が伸びた分、宇野先生も原稿の差し換えを希望されるなど、中身は一段と濃いものとなりました。それをお楽しみ頂ければ、と思います。
追記
「福島は、かつて《ヴォツェック》を二度と聴かないと書いたではないか?」
と訴えたい読者もいらっしゃると思います。その辺りの事情は「まえがき」に書かせて頂きました。