きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

7月の染色教室

2016-07-17 17:46:11 | 染色
昨日の夕方近くに、やっと浴衣の絞りが完成した。

疲れた!

いつもはしないのに、
座椅子の背中を倒して、倒れこむ様に寝た。

それでも、疲れが取れず、9時半には床に入った。

朝、充分熟睡出来たはずなのに、蒸し暑さで目が覚めた体は、
怠かった。

今日は、染色のお稽古
みんなの元気な顔を見れば、元気がもらえるはずと、

染色の準備をして、みんなを待った。

今日はMさんと、HYさんが来られた。

Mさんが、今日染めた楊柳の服地

紺色で染めていた生地を
山道絞りで絞り、

ビニールを巻いた所と、ゴムだけで絞った所の、
模様の表情に、変化をつけた。

これはアンサンブルの上着になる。

もう1枚は、ブルーの無地に染めた。

その他、顔料で、ランチョンマットを型染めにした。


生成りの生地に、こげ茶の顔料だけを使ったのが成功!

シンプルでいい感じ‼︎


HYさんは、
友人の結婚祝いのプレゼントに、ストールを染めた。

昨夜遅くまでかかって、縫い絞ったストールに、
顔料で色差し、


友人の好きなグリーンで、地染めして、


蒸しをして、完成。

いい感じに染められてので、
きっと喜んでいただけるでしょう。

良かった


今日のランチ
食べ過ぎた













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帰ってきた!

2016-07-16 07:51:24 | 日記
わが家に帰ってきた。

今年になって、父の様子は目に見えて変化して来た。

危惧していた痴呆も、日によってだが、
表情や言動に現れる様になった。

私の中の、元気で優しい父の記憶と、
現実の父とのギャップは、
覚悟していた以上に、私を疲れさせた。

それでも、昨日、家を出る私に
「忘れ物無いか?」「気をつけて帰れよ!」と、

昔の父の様に、声をかけてくれた。

父の頭の中の回路は、正常に動いたり、切れそうになったりしているのだろう。
それが、自分の意思では無いから、余計に惨めに思える。

帰ってきて、
朝7時のベランダに出た。

2週間ぶりのモーニング

田舎でいるときは、
まだ、父の食事の準備や、老猫の世話や、洗濯で、
バタバタしている時間だ。

一人コーヒーを飲みながら、

心や身体を、グルグルに縛っていた紐が、
ユックリと解けていく快感を味わっていた。

どこにいても空気に変わりが無いはずだが、
山から吹き下ろされる空気と、
潮風が運んでくる空気に、違いがある様に思えるのは、

心のせいだろうか?

朝から、海の上の橋を、せわしなく走る車や、
たくましい蝉の声を聞きながら、
予定の無い時間の、幸せをかみしめていたが、

これが毎日なら…と思うと、
物足りない退屈を感じるのだろう。

忙しい時間があるから、
こんな時間が有り難い‼︎

愚痴らず、怠けず、

又、2週間したら、田舎に帰ろう
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しょうけい館って????

2016-07-11 22:49:28 | 田舎日記
しょうけい館????

初めて聞く名前だった。

調べてみると、
厚生労働省が、
平成18年の3月に

戦傷病者が体験した、戦中、戦後の労苦を、
後世に語り継ぐ施設として、
東京の九段下に開館した、国の施設だった。

先月、その、しょうけい館から、
95歳になる父の体験談を聞かせて欲しいと、
電話があり、

今日、インタビューの様子を収録する事になった。

正直、この数日の父の様子を見ていると、

大丈夫かな??との不安はあったが…


父は、21歳で徴兵され、
機関銃中隊に配属になり、満州の国境の警備をしていた。
極寒の中、一晩中、銃を構えて見張りに立っていた為、
左目が凍傷になり失明した…と、

私が子供の頃、母から聞かされた。

終戦後、父母の居る実家に帰ったが、
食べる口が増えたと言われ、
同居していた兄夫婦に気を使いながら、苦労をし
農作業や山林の仕事をしていた。

私が5歳の頃、荷車に、少々の家財道具を乗せて、町に出てきた…と、

これも、母から聞かされた。

私が知っている戦争の話や、その後の苦労話は、母から聞いたもので、
口数の少ない父からは、聞かされることはなかった。

10時に、しょうけい館の担当者さんと、デイレクターさんとカメラマンの、
3人が来られ、
狭い父の部屋に機材が運び込まれた。

ライトに照らされた椅子に、
少々緊張気味に、父が座り、
デイレクターさんの質問に答え始めた。

2時間あまり、

最近、記憶力も理解力も、めっきり衰え、
質問と答えが合わなかったり、
記憶が曖昧だったり…

それでも、父は饒舌だった。

曖昧になっていく多くの記憶の中で、
戦争の記憶や、辛かった丁稚奉公の頃の記憶は
消す事も、消える事も無く、
今も脳裏の奥で、鮮明に潜んでいるのだろう。

日頃、聞く事も話す事もしないが、
それを、今話すことで、
父の生きて来た証を、
私達に、残そうとしている様にも思えた。


今日の収録は、DVDにして頂ける。

そして、しょうけい館の資料として使用されるが、

父の戦争体験が、後世に語り継がれ、
微力でも、戦争抑制の役に立てれば、嬉しい。

昨日、参議院選が行われ、
与党が過半数を獲得し、
憲法改正に、弾みがつくのでは…と、懸念される…。




























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プチ同窓会

2016-07-09 13:40:39 | 田舎日記
1日中雨が降るのは、1週間ぶりだろうか?

30度を越す暑さは和らいだものの、
湿気を帯びた空気は、ネトネトと身体に纏わりついてくる。
なんとも不快だ‼︎!

父の体調は、良かったり…悪かったり…
身体のことだけでは無い。
最近は、頭の方も…

時々、おかしな言動をするようになった父から、目が離せなくなると、
私の心は、大きな不安に負けそうになり、
現実から逃避したくなって来る。

そんな時、救いの来客が…。

数日前、久しぶりに電話していた、中学校の同級生から、
遊びに来てくれると電話があった。📞

中学校の同級生とは、2年前の同窓会で会って以来の再会。

約束していた1時に、二人が来てくれ、1時間ほど遅れて、もう一人が来てくれた。

68歳と、まだ誕生日が来ていないから、67歳だと言い張る
4人で、プチ同窓会‼︎!

同じ時代と同じ話題を共有出来る、同級生は、
久しぶりでも、会えば気負いの無い話ができる。

話してみれば、以前あってからの2年間に、
一人一人、それぞれの2年間があったようだ。

チエちゃんは、家の階段から落ちて、
ドクターヘリで運ばれ、頭に大手術をしたという。
今でも、頭がしびれているが、日常生活には支障が無いらしく元気そうだ。

スミちゃんは、2年間の間に、お母様とご主人を相次いで亡くされたそうだ。

エッちゃんは、大手術をして、数日前に退院してきたばかり。
2年前の姿から、ずいぶん痩せられていた。

私は相変わらず、父の介護だが…
介護の日々とはいえ、相変わらずが、幸せなのだ…と感じた。

68年間の人生を語れば、3時間でも、話が尽きないほど、

私達も、4人4様に、
それぞれが辛苦を舐めながら、
結構、長く生きてきたものだと思えた。

次回の同窓会は2年先の、70歳になった時

この先の2年間、

みんなが、笑顔で暮らせる様に…。

そして私も、相変わらず…と言えます様に…。





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父の1年振りの外出

2016-07-04 11:06:53 | 田舎日記
7月3日 2日続いた猛暑日

市のボランティア協会が、

75歳以上の一人暮らしの方と、地区の身障者の方を対象に、
『ふれあいを広める会』を、開催してくれ、

父にも誘いがあり、申し込んでいた。

当日の体調次第では、参加できないかも…と、不安な状況だったが…

朝8時に起きてきた。

緊張していたのか、楽しみだったのか、いつもより早めの起床だった。

元気そうだ!

準備を手伝い、

着ていくグレーのズボンを出してあげ、
淡いベージュとグレーのシャツを揃えて、父の前に並べた。
「どっちにする?」

父は迷わず、
「白い方があっさりして良いなぁ〜」

95歳の高齢になっても、父はオシャレで、
いつも身支度は、キチンとしている。

お昼に昼食を用意してくれるので、
それを楽しみに、朝食は少な目にした。

10時過ぎ、迎えの車が、家の庭まで来てくれ
「楽しんできてね!」…と、送り出した。

父が、このような集いに出かけるのは1年振り。

最近は、めっきり体力も、記憶力も衰え、
送り出したものの、
途中で、具合が悪くなったりしないかと、心配だった。

会は2時で終了
2時過ぎには帰ってくるはずだが、

顔を見るまでは、落ち着かず、時計を気にしながら待っていた。

3時前に、迎えに来てくれた車で、帰ってきた。

車から降りてきた父の赤く高揚した、笑顔を見れば、
楽しかったのだと、聞かなくてもわかった。

下げて帰ったビニール袋の中には、
昼食の残りのちらし寿司が、プラスチックの容器に入れられていた。
後で聞くと、
朝食を少なめにして行ったのに、
お昼は、殆ど食べられなかったそうだ。

その他、チラシで折ったなべ敷きや、ゲームで使った紙ヒコーキが、
少々、ぶきっちょな出来で、入っていた。

お世話をしてくれた方が、
「行く時と、帰る時では、全然足取りが違って…階段も一人で降りられたのよ」と、話してくれた。

父は元々社交的な性格ではないので、
大勢の集まりを、嫌っていかないのだが…

外とのつながりは、刺激になり、良いのではないか…と、思う。

お世話になった方に、
「来年も参加させてもらえたら、お願いします」と、約束した。

それは、決して、不可能な約束でないことを、信じて…願った。








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