きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

フックドラグのチェアーマット

2015-09-19 08:11:24 | 手芸
何十年も憧れていた、フックドラグをやっと始められ、
舞い上がっていたのは、今年の1月。

あれから9ヶ月
一度は挫折して、途中までフックしていた布を全部解いたり、
何日も、手を付けず放置していたり…。
いろいろ苦労は有りましたが、
パンパカパ~ン🎊
喜んでください!やっと完成いたしました‼︎
(誰も喜ばないか!)

フックドラグのチェアーマット!
憧れ続けた作品です。

でも、椅子に置くと、少し小さかった。

久し振りに手芸店に行くと、馴染みの店員さんに会えた。
(本当に6~7ヶ月振り)

お互い似た様な齢でも有り、同じ様に田舎の親の介護をしている。
会うと、その話になり、
愚痴や悩みも、同じ経験をしているので、
「そうそう、分かる、分かる‼︎」と言ってくれるのが嬉しい。

手芸の事は、なんでも熟知していて、
私が、フックドラグに、はまっていて大苦戦して居ると話すと、
意外や意外‼︎
もっと簡単に出来る方法があるんだって‼︎

ヘェ~そうなんだ。もっと早く聞けば良かった‼︎
「なんでも、聞いてね!」…手芸の事でも、大いに頼りになる。

プラスチックの専用のネットに、かぎ針では無く、とじ針でフック出来るんだって‼︎
それも、フックした毛糸が抜けない裏技が有るらしい。

材料を取り寄せてもらう様、注文した。

なんでもそうだけど、目の前のこの方法しかないと思ったら大間違いだね。
山に登頂するのも、色んなルートがあるのと同じこと…
頭を柔らかくして、自分の考えに固執しないことが大事かな?

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我が家に帰って!

2015-09-18 07:43:21 | 日記
我が家に帰って2日目
やっと、晴れた朝を迎えられた。

少し肌寒くなったベランダに出てモーニング
すっかり空は、うろこ雲になり、
緑の木の葉は、深みを増し、少しカーキー掛かって来ている。
降り注ぐ優しい日差しは、地面に影を長く伸ばしている。
季節の変わり目の2週間は、周りの景色を随分変えていた。

我がに帰って来て、ここから、この景色を見ると、
ホッとする。

朝5時半にアラームが鳴る。
それを止めて、もう少し寝ようと、布団に潜り込める、気ままさがいい。
食べたい時に、食べたい物だけを食べられる、気楽さがいい。
時間を気にせず、外出できる、自由さがいい。
欲しい物が、すぐに手に入る、便利さもいい。

そう思っている自分に、後ろめたさを感じながら…
刻々と変わり行く、うろこ雲を見ていた。

うろこ雲は、隣同士がくっ付き、
薄い水色からブルーのグラデーションの空に、流されて広がって行った。

雲は流れる。
時も流れる。
季節も流れ、あと3回、田舎を往復すると、
今年も終わりになるよね。

2週間の自由を楽しみ、心をリフレッシュして、
また、田舎に帰ろう‼︎

父との、大切な時間を楽しむために‼︎

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スダチの実

2015-09-15 17:21:57 | 田舎日記
今年も庭のスダチが、沢山の実を付けた。

庭には、実のなる木が、スダチの他に、サクランボ、柿、梅、キンカンが有る。
数年前までは、八朔の木も有った。

私達が、まだ子育て真っ最中の頃には、兄弟で競って持ち帰ったり、
母が、野菜と一緒に箱に入れて送ってくれるのを、楽しみにしていたものだったが、
今では、誰も取りに帰って来ないし、欲しいとも言わなくなった。

スーパーに行けば、もっと見栄えの良い、美味しいものが手に入る。
わざわざ、送料を使って送る程のものでも、なくなったようだ。

誰も欲しがらないし、手入れも出来ないが、
木は、そんなことも知らずに、
毎年、律儀に実を付けてくれる。

スダチも、その内、黄色く熟して、落ちてしまう運命か?

スダチは、香りも良く、スッキリした酸味で、
徳島では、焼き魚や、漬物や、お吸い物に
絞ったり、薄くスライスして飾ったり、
沢山は要らないが、結構色んな料理に使われている。

スダチの木には、鋭いトゲが有り、これが大変‼︎
軍手にハサミでも、何カ所か引っ掻き傷をつくりながら、
カゴに一杯の、実を取った。


少しだけ、みんなにおすそ分けしましょう。
帰り支度を始めた、バックの中に詰め込んだ。



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記憶のパズルが抜け落ちる

2015-09-13 13:48:36 | 田舎日記
爽やかなお天気になった。
しかし、私の心は晴れなかった。

昨日の夕食時
父が弱々しい声で「左目が見えん!」と、言い出した。
「????」
?マークが一杯の訳は…
父は、戦争で左目を負傷して、ずっと見えない筈だった。

「見えないから、病院に連れて行ってくれ」と、言う。
「お父さんの左目は、戦争で見えなくなったのでしょう」…と聞くと、
「見えてた」と…。

10年前、右目は白内障の手術をしたが、その時、左目は見えないので手術をし無かった筈。
そのことを言うと、「右目は手術したから、よく見える」と、
手術のことは、覚えている様だった。

子供の頃から、戦争で見えなくなったと、聞いていたが、
父の目の前に、手を持って行って、
見えるか見えないか?を、確かめたことなど無かった。
「見えてた」と言う言葉に、
私の頭の方が混乱して来た。

うっすらとでも見えていたのだろうか?
イヤ、そんな筈はない!
傷痍軍人の手帳も持っている。

夜、メールで妹に相談📩
妹も「見えない筈だけど。」と、メールが返って来た。
「明日、落ち着いた時に、もう一度聞いてみるわ」と、メールを送った。

父は自分の人生で、こんな重大なことも、分からなくなっているのか?

父の中の、記憶のパズルは、1ピースづつ抜け落ちて行く。
それを拾って、はめてあげても、
また、何処かが抜け落ちる。

そんな父の姿を見ていると、
いつかは、自分もそうなるのではないか…。
老いていく恐怖と、悲しみに襲われ、
また、イヤな夢にうなされそうで、怖い!

今朝、
朝食後、恐る恐る父に聞いて見た。
「お父さんの左目は、戦争で見えなくなったんだよね」
父は、
今更、何でそんな事を聞くのかと言う顔をして
「そうや」と、答えた。

良かった!
今朝は、いつもの父で…。

「今の内に、大事なことは聞いて書き残して置かなければいけないね」…と、
昨夜、妹と寂しいメールのやり取りをした。









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父とお墓参りに

2015-09-11 20:47:03 | 田舎日記
1日に田舎に帰ってから、鬱陶しい雨ばかりの日が続いて居た。
雨が降らなかったのは、僅か2日だけだった気がする。

今日は、そんな憂さ晴らしをする様な、素晴らしい秋晴れの、
雲1つ無い青空になった。

久し振りに、洗濯物が陽の下に広げて干せた。

シーツも洗い、布団も干した。
少し肌寒くなったので、毛布も出して
竿に干せるだけ、陽の下に並べて干した。

明るい陽射しは、
ずっと重苦しかった身体や心を、
これ以上の特効薬はないと思われる程、
軽やかにしてくれた。

昼前に、自転車で買い物に出掛けた。

力いっぱいペダルを漕ぐと、汗が滲んでくる程、気温は上がって来たが、
自転車で切って走る空気は、やぱり秋!
少し水分を帯びた様に、ヒンヤリと水々しかった。

遠回りしたくなるほど、心はウキウキして来る。

スーパーでは、足りない食料品を買いたし、
シキビと小菊の束を、1束づつ買った。

昼食を済ませ、夕食の下ごしらえを終えると、

午前中に買って置いた、シキビと小菊の束をほどき、
均等に小菊を混ぜて、2束に作り直した。

墓参りの道具の入ったバックと、
お供えのお菓子も少し用意して、準備は完了!

TVの前で、居眠りをしている父に
「今日はお天気も良いから、お墓に行ってみる?」と声をかけて見た。
体調も良いのか、
「うん!」と頷き、椅子から立ち上がり、身支度を始めた。

最近ほとんど乗る機会も少なくなった、電動三輪バイクに父が乗り、
私は自転車で家を出た。

人が歩く速度しか走らない電動三輪バイクは、私がゆっくり自転車を走らせても、
すぐに距離が離れていく。
気になり、振り返っては父を確認しながら走った。
自転車で、5~6分のところに母のお墓は有る。

毎月、妹と交代で2回掃除と墓参りに来る。
夏は、暑さを避け陽の上がる前の早朝に、
冬は、吹きさらしの寒い中、掃除をする。

今日は、お天気も良いので念入りに掃除をして、
新しい花を生け、お線香を立てた。
白い煙がゆっくりと流れて行く。

お墓の前で、お願いごとをしてはいけないと、TVの常識番組で言っていたけど…

私はいつも、父の健康と世話をさせてもらう私達の健康と
子供や孫の健康まで、
母にお願いして手を合わせている。
私が欲張りなのは、母も承知のこと…

「出来るうちは、してやる」が、母の口癖だったなぁ~

お墓に無言で手を合わせる父は、
母に何を、お願いしていたのだろうか?
父は「帰るでよ」と、最後に母に声をかけて、そこを離れた。

お穏やかで、平凡な普通の日…
それが、幸せに思える1日が、夕暮れと共に過ぎて行った…
















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