67歳の小さな1歩

今朝、予約していた特定健診を受診する為に
８時半に家を出て、自転車で病院に向かった。

曇り空だが思ったより、寒くはなかった。

病院に着いて、受付を済ませ待合室の椅子に座った。
待合室には、検査用の白い服に着替えている人と、
私服のままの人がいる。
特定健診の人は、検査項目が少ないので、私服のままだ。

待合室のTVを見ながら、名前を呼ばれるのを待つ。
25分程待って、やっと名前が呼ばれ、検査室に入ると、
血液検査で、3本も血を取られた。
血は惜しくも無いが、痛かった！

待合室に戻り、次の検査で呼ばれるまで待つ。

10分程して呼ばれて、今度は身長と体重測定。

体重計に乗ると、昨夜、自宅で測ったより、体重が少ない？
目の前の張り紙に、『衣服分1キロ引いています。』…と、書かれていた。

今日の服、1キロも無いぞ！…と、思ったが、体重は少ない方がイイ‼︎。
（私にも、まだ、少しは乙女心が残っている）

名前が呼ばれては、入り、終わっては戻り…を繰り返し、
血圧測定と内診を終えた。

後日、結果を郵送します…と言われ、病院を出たのが10時過ぎ。
ホッとすると、急に空腹を感じた。

昨夜の9時から、朝食はもちろん、食べ物を摂っていない。
お腹がグーグー、食べ物をくれ！…と催促をする。
（お腹が空くのは、健康な証拠⁈）

街路樹のイチョウの下を急いで自転車を走らせた。
数日前の強風で、大半の葉は落とされ、
辛うじて残された葉は、生気がなく枝にぶら下がっている。

向こうから、ピンクの帽子をかぶった5～6人の園児が、引率の先生に手を引かれ
イチョウの落ち葉を、ガサガサと踏んで歩いて来た。

可愛いなぁ～‼︎

自転車のスピードを落とし、その横を通り過ぎて、
不意に、コメダの珈琲店に行こう！…と、思った。
なんで、急に⁇？
イチョウの黄色が、食欲をそそる色だったって事⁇？

そのまま珈琲店に入り、
コーヒーとあずきトーストのモーニングセットに、サラダを注文して、
お昼前の遅い朝食を摂った。

熱いコーヒーと、甘いトーストで、空腹を満たし、
店を出て、気が付いた事があった。

この歳になり、やっと一人で珈琲店に入った…。

今まで、どんなに空腹でも、一人で店に入って食事をする事ができず、
空腹のまま、ひたすら我慢して家路を急いでいたのだった。

先日、「私も一人遊びが出来る様にならなくては…」と、
友人に、話したばかりだったが…。

その小さな1歩を、今日踏み出せたのかな？？？？。

自宅に帰って！

昨日の朝、父の家を出て、自宅に帰る高速バスに乗った。

5日前、急用で妹が田舎に帰ってきた時、
淡路島の紅葉が綺麗だったと話していた。

今年は異常気温で、暖かかったり寒かったり…。
気温に敏感な木々も、さぞかし戸惑ったのだろう、
綺麗な紅葉は見られなかった。

先月末に田舎に帰ってきた時も、
いつもなら、ちょうど綺麗な紅葉が見られる時期で、
淡路島の海と空の青に、山の紅葉は、目も心も癒してくれるはずだったが…

山は茶色くなり、道の木々は枯葉を落とし始めていた。
僅かに赤や黄色が点在していているが、
もう紅葉は終わってしまったのか？…と、
ガッカリしたのだった。

昨日は、妹の話を聞いて、期待してバスから景色を見ていた。
残念！少しばかり遅かったようだ。
それでも、少し渋色の紅葉も、それはそれで良いものだ。

昼前に自宅に着いた。
昼から、あれこれ予定を立てていたが、
何もせずに、のんびり過ごしてしまった。

自宅に帰ると、落ち着くわ～～‼︎
昼間は意外と暖かく、ベランダに出したテーブルで、コーヒーを飲む。
田舎で飲むコーヒーとさほど変わりは無いのに、
やけに美味しく感じられた。

海に沈む真っ赤な夕日も久しぶり…。
同じ夕日なのに、大きく思える。

田舎にいると、家事や炊事だけなのに1日、1万5～6千歩は歩いている。
それほど、バタバタしているという事…。
心にゆとりを失っているのかな？

昨夜は、老猫のミーコに起こされる事もなく、暖かい布団で思いっきり熟睡。

さぁ～
自宅に居られるのは、10日間
まだ、年賀状も用意できていない。
忙しいぞ‼︎
忙しいぞ‼︎