心配で眠れない一夜だった。
ドタッ バサッと言う音で目が覚めた。
まだ4時前だったが、起きて窓から覗いて見ると、
降り出した雨が、屋根の雪を溶かして軒下に落としているようだ。
良かった!!
雪が溶ければ、バスは走れるだろう。
スイッチを入れたTVで、羽生選手の金を確認して、また1時間だけ床に戻った。
朝、帰る身支度を済ませ、高速バスの運行の確認をバス会社に電話した。
運行はしているが、一部、自動車道の通行止めが解除されていないので、下道を走行するとの事。
その為、バスは通常の時間より大幅に遅れが出るだろうとの事。
でも、帰れるのなら良い!!
昨日乗れなかったバスと同じ時間の乗車を予約して、タクシーでバス停に行く。
やはり定刻には、バスは来ない。
25分遅れのバスに乗車した。
お天気は徐々に回復して、薄雲の割れ目から日が差し始めた。
道端や畑や山肌に残っていた雪も、淡路島に入ると、溶けて見なくなったのに、
淡路自動車道は“雪の為通行止め”に。
津名一宮から下道に降りたが、ここから渋滞が始まった。
バスは、大阪湾沿いの道を、のろのろとしか走れない。
バスが運行するだけで良い!と、思っていた心は、いつしかイライラが募ってくる。
やっと、洲本から高速道に上れ、目の前に見慣れた風景が戻って来て、ホッとした。
結局、三宮には1時間半遅れて着いた。
正確には、1日と1時間半遅れの帰宅となった。