徒然なるまままに

展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

生誕170年記念 楊洲周延の展覧会

2009-03-07 | 絵画
帰ってきた浮世絵 CHIKANOBU
2009年1月13日(火)~3月19日(木)
国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館

米国スクリップス大学所蔵の「周延コレクション」を日本で初公開。幕末・明治の浮世絵師・楊洲周延の作品の中に近代性と懐古趣味を見る。という展覧会。59点が展示されていた。西郷隆盛、明治天皇などの時事性に富む主題、歴史画など。説明が丁寧で(100円で販売されていた)明治という時代がよくわかる展覧会だった。

なお、米国での巡回展の図録はこちら。3800円で販売されていた。
http://www.amazon.co.jp/Chikanobu-Modernity-Nostalgia-Japanese-Prints/dp/9074822886


なお、湯浅八郎氏は、同志社大学の学長も務めたのち、ICUの初代総長となった。湯浅博士の蒐集した各地の民芸品、およびICU構内から出土した考古遺物も展示されていた。こちらも興味深く拝見した。

(3月3日)


生誕170年記念 楊洲周延展
2009年3月1日から26日
太田記念美術館

「帰ってきた浮世絵 CHIKANOBU」と多少重なるところもあったが、満喫。上野の不忍池の競馬図などは左右が逆の構図

Ⅰ.新時代を迎えた女性たち; 「欧洲管弦楽合奏之図」、真美人シリーズなど
Ⅱ.過ぎ去りし江戸へのノスタルジー;
Ⅲ.静謐なる歴史物語世界; 「東絵昼夜競 足柄金時侍」はこちらでも展示
で構成されていた。

(3月7日)
コメント (1)
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