徒然なるまままに

展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

ミュンヘン

2005-06-07 | 日記
ミュンヘンのフランツ・ヨゼフ・シュトラウス空港からのS8の電車は、小麦畑や森の中を抜けて、ミュンヘン市内に向かう。とても緑が多く前回訪れたときと変わらず印象的だ。60年代までは、ドイツ西部の重工業地帯や、北部の港湾都市に比べると、農業しか産業がなく貧しかった南ドイツのバイエルン州をBMWやシーメンスなどハイテク産業の中心に発展させたのが、空港の名前にもなっているフランツ・ヨゼフ・シュトラウスという政治家だそうだ。山や湖もちかく、イタリアまでも車ですぐという環境は、生活するには非常にいい街だとミュンヘンの人が自慢するのも納得できる。オペラ好きの人には、バイエルン国立劇場もある。正装した男女が劇場にPREVIEWに訪れるさまは社交界そのもの。以前見たこのシーンは目に焼きついている。美術館のAltepinakothekの躍動するルーベンスやResidenzの宝石類などの感動もよみがえる。ローマ帝国領内だから、料理も日本人の口にあう。これは前回の訪問で発見したこと。北ドイツの料理に比べれば、食は豊かだと感じる。今回食事をしたKaeferという総菜屋さんは日本のデパートでも見かけるが、ミュンヘンが発祥の地だそうだ。http://www.feinkost-kaefer.de/ その30年ほど前からはじめた3階のレストランは、100年前の建築で趣のある個室での談笑は楽しい限り。最後に今回の発見二つ。1つめは、ドイツ人がドイツのパンにこだわること。特にベーグルは、とても周りはカリカリとして香ばしく美味でおいしいこと。この味は、湿気の多い日本では維持できないそうだ。2つめは、Beetleの意味。Volkswagen Beetleの日本語訳は、カブトムシではなく「てんとう虫」だということ。
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