(今日の写真は、昨日の朝、6時10分に、西の窓から外を覗いた時のものだ。
私の一日はまず、「岩木山との対面」から始まる。起きて自分の部屋に来て、直ぐ見るのが、この「西の窓」から岩木山を見ることなのだ。
昨日は、起き出してから少し遅くなってからではあったが、やはり覗いたのだ。そこに見えたのが今日の写真だ。
未だ暗いので、しかも、山頂部分が雲に覆われていて岩木山の輪郭がよく見えない。だが、「岩木山がなくなっている」とは思わない。見えなくてもあると思うのだ。
この絶大な「信頼感」はどこから来るのだろう。「絶対あるとかいつまでもある」ということが、古来から「岩木山に向かって」人々に合掌させてきたのである。私はこの「岩木山に対する絶対の信頼感」をいつまでも守りたいと思うのだ。
岩木山のほぼ真上に「月」が出ている。十六夜か十七夜の月かも知れない。遅い時間に昇る月は、朝遅くまでその姿を見せてくれる。
この月もまた「永遠の存在」である。かぐや姫の世界をそのままにしておいて欲しいと思うが、世の中は「月」への願望をむき出しにして「月」を占領しようと動いている。
人の手の届かないものは、そっとしておいて欲しいと思うのは私だけなのだろうか。
不動、永遠、絶対的な存在としての月と岩木山はよく似合うのである。)
◇◇「東北自然保護の集い」講演・報告を考える…「風力発電」の諸問題(6)◇◇
知っているか…青森県には全国の風力発電施設の15%ガ存在するということを…
そして、この青森県でも確実に「風車病」が起きているのだ。
「風力発電事業について」…「風力発電」の諸問題(3)
(承前)
「 ●全国の建設予定地では、今、何が起きているのか
最初は環境にいいと思って誘致したものの、とんでもない代物だということが分かってきて、建設を受け入れないと表明する自治体が増えています。
地元の将来を考えれば当然のことです。間違いに気づいたとき訂正できない人間は、政治や行政に関わる資格がありません。
26.4平方キロ(川内村の7.5分の1)に約4000人が住む佐世保市の宇久島には出力2000kwの風車を50基も建てるという計画があります。
島の診療所で島民の健康を守るA医師(現在13年目)は、「医師の立場として」島内を周り、住民に風車病の恐ろしさを説明しています。
A医師が「風車がここに建てば、自分自身の健康に自信が持てなくなり、ひいては患者の診療ができなくなる。もし風車が建つようなことになれば、私は宇久を離れて他の島へ移る」と言明しているため、島民も、ことの重要性に気づくようになりました。6月下旬の時点で、島民有権者約2500人の72%にあたる1818人分の反対署名を集めましたが、この反対運動に対して事業者は、「嘘っぱちを並べたパンフレットを配布して集めた署名は無効だ」と主張しました。しかし、島民は事業者の言葉より、島の医師の言葉を信じたのです。
●2009年10月7日、国連環境計画特使でもある歌手の加藤登紀子さんの呼びかけにより、全国94の団体・個人が連名で、経済産業省に、風力発電施設への補助金凍結を求める要望書を提出しました。
このように、風力発電の虚構は、徐々に暴かれつつあります。川内村を取り囲む形で、すでに37基の大型風車が建設着工しています。これ以上増えたとき、一体どうなるのでしょうか。」(この稿は今日で終わる)
◇◇ これだけは知っておきたい「風車病」のこと(1)◇◇
全国の風力発電施設の15%が存在する青森県民として、「風車病」のことを避けては通れないだろう。
風車のある付近住民として、「風車病」と呼ばれる新しい健康被害の実態を知っておく必要があることは否めないだろう。
次に出てくる被害者のかたがたのコメントは、南伊豆で風力発電問題を考えるグループが、2008年11月26~29日、すでに風車病被害を受けている渥美半島を取材して集めた、現地の生の声である。
◇◇風車病とは何か?◇◇
風力発電用の巨大風車が発する超低音(その成分の多くは耳に聞こえないほどの低周波)により、頭痛、めまい、吐き気、睡眠障害、平衡感覚喪失などが出る症例を、近年こう呼ぶようになったのだ。
低周波を浴び続けることで癌や白血病が多発する、あるいはDNA(遺伝子)障害を起こし、不妊症や奇形児出産の危険性が高まるとした研究も出ている。
しかし、今まで巨大風車を知らなかった日本では新しい公害のため、まだ原因究明や因果関係証明などがほとんどなされていない。そのため、規制する法律や法的救済策なども存在しない状態なのである。
ただ、去年あたりから全国での風車被害が急増したため、新聞やテレビでもこの問題を取り上げてはいる。
国会でも2008年9月25日に、保坂展人衆議院議員が政府に風力発電の実効性への疑問と、各地で起きている低周波被害について質問書を提出した。しかし、これに対して、政府は型どおりの回答をしただけであった。(明日に続く)
私の一日はまず、「岩木山との対面」から始まる。起きて自分の部屋に来て、直ぐ見るのが、この「西の窓」から岩木山を見ることなのだ。
昨日は、起き出してから少し遅くなってからではあったが、やはり覗いたのだ。そこに見えたのが今日の写真だ。
未だ暗いので、しかも、山頂部分が雲に覆われていて岩木山の輪郭がよく見えない。だが、「岩木山がなくなっている」とは思わない。見えなくてもあると思うのだ。
この絶大な「信頼感」はどこから来るのだろう。「絶対あるとかいつまでもある」ということが、古来から「岩木山に向かって」人々に合掌させてきたのである。私はこの「岩木山に対する絶対の信頼感」をいつまでも守りたいと思うのだ。
岩木山のほぼ真上に「月」が出ている。十六夜か十七夜の月かも知れない。遅い時間に昇る月は、朝遅くまでその姿を見せてくれる。
この月もまた「永遠の存在」である。かぐや姫の世界をそのままにしておいて欲しいと思うが、世の中は「月」への願望をむき出しにして「月」を占領しようと動いている。
人の手の届かないものは、そっとしておいて欲しいと思うのは私だけなのだろうか。
不動、永遠、絶対的な存在としての月と岩木山はよく似合うのである。)
◇◇「東北自然保護の集い」講演・報告を考える…「風力発電」の諸問題(6)◇◇
知っているか…青森県には全国の風力発電施設の15%ガ存在するということを…
そして、この青森県でも確実に「風車病」が起きているのだ。
「風力発電事業について」…「風力発電」の諸問題(3)
(承前)
「 ●全国の建設予定地では、今、何が起きているのか
最初は環境にいいと思って誘致したものの、とんでもない代物だということが分かってきて、建設を受け入れないと表明する自治体が増えています。
地元の将来を考えれば当然のことです。間違いに気づいたとき訂正できない人間は、政治や行政に関わる資格がありません。
26.4平方キロ(川内村の7.5分の1)に約4000人が住む佐世保市の宇久島には出力2000kwの風車を50基も建てるという計画があります。
島の診療所で島民の健康を守るA医師(現在13年目)は、「医師の立場として」島内を周り、住民に風車病の恐ろしさを説明しています。
A医師が「風車がここに建てば、自分自身の健康に自信が持てなくなり、ひいては患者の診療ができなくなる。もし風車が建つようなことになれば、私は宇久を離れて他の島へ移る」と言明しているため、島民も、ことの重要性に気づくようになりました。6月下旬の時点で、島民有権者約2500人の72%にあたる1818人分の反対署名を集めましたが、この反対運動に対して事業者は、「嘘っぱちを並べたパンフレットを配布して集めた署名は無効だ」と主張しました。しかし、島民は事業者の言葉より、島の医師の言葉を信じたのです。
●2009年10月7日、国連環境計画特使でもある歌手の加藤登紀子さんの呼びかけにより、全国94の団体・個人が連名で、経済産業省に、風力発電施設への補助金凍結を求める要望書を提出しました。
このように、風力発電の虚構は、徐々に暴かれつつあります。川内村を取り囲む形で、すでに37基の大型風車が建設着工しています。これ以上増えたとき、一体どうなるのでしょうか。」(この稿は今日で終わる)
◇◇ これだけは知っておきたい「風車病」のこと(1)◇◇
全国の風力発電施設の15%が存在する青森県民として、「風車病」のことを避けては通れないだろう。
風車のある付近住民として、「風車病」と呼ばれる新しい健康被害の実態を知っておく必要があることは否めないだろう。
次に出てくる被害者のかたがたのコメントは、南伊豆で風力発電問題を考えるグループが、2008年11月26~29日、すでに風車病被害を受けている渥美半島を取材して集めた、現地の生の声である。
◇◇風車病とは何か?◇◇
風力発電用の巨大風車が発する超低音(その成分の多くは耳に聞こえないほどの低周波)により、頭痛、めまい、吐き気、睡眠障害、平衡感覚喪失などが出る症例を、近年こう呼ぶようになったのだ。
低周波を浴び続けることで癌や白血病が多発する、あるいはDNA(遺伝子)障害を起こし、不妊症や奇形児出産の危険性が高まるとした研究も出ている。
しかし、今まで巨大風車を知らなかった日本では新しい公害のため、まだ原因究明や因果関係証明などがほとんどなされていない。そのため、規制する法律や法的救済策なども存在しない状態なのである。
ただ、去年あたりから全国での風車被害が急増したため、新聞やテレビでもこの問題を取り上げてはいる。
国会でも2008年9月25日に、保坂展人衆議院議員が政府に風力発電の実効性への疑問と、各地で起きている低周波被害について質問書を提出した。しかし、これに対して、政府は型どおりの回答をしただけであった。(明日に続く)