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「小沢一郎なら日本を救える」の大嘘

2010-08-30 06:57:09 | 政治・経済
はっきり言って、「小沢一郎なら日本を救える」と思っている国民は皆無です。何も出来ない菅首相を支持する国民が7割もいるのは、「小沢一郎みたいな犯罪者が首相になったら日本は終わりだ」と思っているのです。小沢一郎を支持した15%は「小沢一郎は許せないが、菅首相ではたよりない」という、小沢一郎の積極的な支持ではなく、「他に選択肢が無い」という消極的支持なのです。

そもそも、「なぜ、小沢一郎がこのタイミングで出馬したのか?」というと、「世論が介入できない党内だけの選挙」だからです。もし、これが国民投票だったら、小沢一郎が出馬する可能性はゼロです。勝てる要素が全くありませんからね。小沢一郎が参院選直後に「9月の代表選で私が先頭に立つ!」と宣言したわけですから、建前はともかく、ほとんどの専門家は「何かしら仕掛けてくる」と思っていたでしょう。そして、本人が出てくる最大のメリットが「検察審査会の決定の排除」です。首相になれば、「検察審査会の決定を事実上無効にできる」からなのです。逆に言えば、「起訴相当となれば、小沢一郎は政治生命を絶たれる」わけです。つまり、「検察審査会の起訴から確実に免れるためには今しかない」というワケ。検察も首相に対して「起訴相当」を出すと「政治介入」だと批判されるので、せいぜい「不起訴不当」にして「お茶を濁す」くらいのことしかできません。現実に、小沢一郎が判決が出る前に検察審査会に圧力をかけた結果、「確実に起訴相当」と思われていたのですが、一転して「不起訴不当」となったので、これに「味をしめた」のです。多くの国民が「民主党は何でもアリか!」と怒っている理由がここにあります。まず間違い無く、「不起訴不当」で検察は逃げるでしょう。ヘタレですから(苦笑)。



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