たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

ミュージカル『るろうに剣心-京都編』_主要キャスト発表

2020年07月16日 10時05分31秒 | ミュージカル・舞台・映画
小池徹平くん×小池修一郎先生、
『1789バスティーユの恋人たち』以来の顔合わせ、
主要キャストが決まり、23日19時からの配役発表会がライブ配信されるとのお知らせ。

https://www.rurokenstage2020.com/

小池徹平 黒羽麻璃央 松下優也 加藤清史郎
岐洲 匠 奥野 壮(男劇団 青山表参道X)
綺咲愛里 鈴木梨央
仙名彩世 章平 山口馬木也 他

加藤清史郎くん、綺咲愛里ちゃんのお名前があるの、楽しみすぎます。
愛里ちゃんが徹平くんの恋人役かな?最強の小顔&可愛いコンビになりそうな・・・。

チケット、とれるかしら、ライブ配信もあるかな。

秋は楽しみな舞台がいっぱい。
予定通り、無事に上演されますように・・・。




2018年『ルーヴル美術館展』_「27歳のナポレオン」

2020年07月15日 23時43分21秒 | 美術館めぐり
2018年8月25日:ルーブル美術館展に行ってきました
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/79fc4f373ecc155ff2a4370a3946eb91

2018年8月25日に訪れた『ルーヴル美術館展-肖像芸術-人は人をどう表現してきたか』

「人の顔立ち・姿かたち(=像)に似せた(=肖)ものを絵画や彫刻に表すことは、はるか古代から今日にいたるまで、連綿と行われてきました。人の荷姿である肖像は、長い歴史を通していかなる役割を担ってきたのか。肖像の制作にのぞんだ芸術家たちは、どのような表現を生み出してきたのか。本展は、肖像芸術の社会的役割-モデルとなった人の存在を記憶・記念する、権力を誇示する、イメージを広く伝える等々-とともにその表現上のさまざまな特質を浮き彫りにするものです。
ルーヴル美術館の全8部門(古代オリエント芸術、古代エジプト芸術、古代ギリシャ・エルトリア・ローマ芸術、絵画、素描・版画、彫刻、美術工芸品、イスラム芸術)を代表する約110点の肖像作品が、時代・地域の垣根を越えて顔を揃えます。27年ぶりの来日となる肖像画の傑作、ヴェロネーゼの《美しきナーニ》をはじめ、3000年以上も前の古代エジプトの棺用マスク、古代ローマの皇帝やルイ14世、ナポレオンなど古今の君主像、そして華麗な女性や愛らしい子どもたちの肖像まで、ルーヴルが誇る数々の名品を通して肖像芸術の特質と魅力を余すところなく紹介する、かつてない展覧会です。」(チラシより)

絵葉書を数枚買いました。



アントワーヌ=ジャン・グロ
《アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)》
1796年、油彩/カンヴァス 73×59㎝

「1796年、27歳の将軍ナポレオン・ボナパルトは、オーストリアとの戦いで、フランス軍を勝利に導きました。この作品は、軍をひきいる彼の強さと、勇敢さを表現しています。この絵のどんなところから、それが感じられるでしょうか?他のナポレオンの肖像とも、見くらべてみましょう。」

(会場で配布されていた『ルーヴル美術館展-ジュニアガイド』より)

クロード・ラメ
《戴冠式の正装のナポレオン1世》
1813年 
大理石 
210×103×82.3 cm

公式HPより
http://www.ntv.co.jp/louvre2018/gallery/chapter02/


皇帝ナポレオンの自らをアピールするために創らせた戴冠式姿の等身大の毛皮のマントのひだまで忠実に再現した彫像。
マントに散りばめられたミツバチまで忠実に再現された大きなナポレオンが鑑賞者を見下ろしていました。何度もぐるりと回りながら間近でミツバチを確認してしまいました。
公式HPにある通りのイヤホンガイドの解説で、月桂冠はローマ皇帝、白テンの毛皮はフランス王室ゆかりの装束、自分がフランス皇帝にふさわしい人物であることをアピールしています。






2015年『ルーヴル美術館展』_「物乞いの少年(蚤をとる少年)」

2020年07月14日 23時02分18秒 | 美術館めぐり
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ《物乞いの少年(蚤をとる少年)》
1647-48年頃、油彩/板 134×100㎝
パリ、ルーヴル美術館 絵画部門


「孤独な少年が伝えるドラマを見抜け!

灰原;この絵は、スペインのムリョーリョの作品ね・・・

歩美:この子、ひとりきりで、なんだかかわいそう・・・

コナン:ムリーリョがいたのはセビーリャという都市・・・当時は、親がいなくて家もない貧しい子どもが、
   路上で暮らしていたんだ・・・

灰原:この子も、親がいないのかもしれないわね・・・

歩美:でも不思議と、暗い気持ちにはならないね、心がほっこりする感じ!

灰原:さし込む光が、どこかドラマチックな効果を出しているのかもしれないわね・・・

コナン:この作品は、ルーヴル美術館に最初に入ったスペイン絵画のひとつなんだ!」

(会場で配布されていた『ルーヴル美術館ジュニアガイド-名探偵コナンがルーヴル美術館の名画にせまる!』より)

「宗教画以外にも庶民の子どもの姿を写実的に表現した画家の代表作。少年は実物大に描かれている。」

「40万点以上の所蔵品を誇るルーヴルにあって、スペイン絵画は少数派ながら粒揃いだ。19世紀にフランス国王ルイ・フィリップが積極的にスペイン絵画を収集したが、1848年の失脚後にほとんどが競売にかけられた。しかし、のちに個人の収集家などの厚意で逸品が揃えられていく。スペインでいち早く美術史に名を残したのは16世紀のエル・グレコ。宗教改革に対抗するために、教会が壮大な宗教画を求めたのに応じ、エル・グレコ
のベラスケスやりムリョーリョ、そして18世紀に写実的表現で人間の内面に肉迫したゴヤの傑作も、ルーヴルの一画を彩っている。」

(講談社発行『週刊世界の美術館-ルーヴル美術館①』より)



《物乞いの少年(蚤をとる少年)》

2015年4月16日に訪れた六本木の新国立美術館『ルーヴル美術館展-日常を描く-風俗画にみるヨーロッパ絵画の神髄』、第一章「労働と日々-商人、働く人々、農民」の最後を飾る大きな絵でした。ジュニアガイドにあるように、不思議と陰鬱な感じは全くなくむしろ明るい光がさしこんでいるのに惹かれて何度か会場で足を戻して見返しました。絵画はこうして当時の人々が生きた様子を今に伝えてくれますね。




2020年4月30日;2015年『ルーヴル美術館展』_「天文学者」「両替商とその妻」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/2690284e2a4d67e423ff9ccfe4e106ce


2019年4月19日:2015年『ルーヴル美術館展』_「鏡の前の女」https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/0da9779dcc8779c7a16c48b48b812419

 昨日、まさかのパスポートを失くしてしまった?からこの世にいる間にまた飛行機に乗って海外に渡航することはあるのだろうかと考えてしまいました。激動の一か月の極度の疲労から、鞄の中で保管場所を変えたことを自分で忘れていただけでパスポートは無事にあったのですが(遺失物届を受理してくれた交番のおまわりさん、お騒がせしましたごめんなさい)、海外渡航することはもうないのかもなあという気がします。少なくともルーヴル美術館を訪れることはもうないでしょう。いくつかの意味でかなり無理をしましたが2007年、2008年と訪れておいてほんとによかったと思います。こうして日本にいながらはるばるやってきてくれた絵画たちに出会えたこともほんとにありがたく幸せなことでした。ルーヴル美術館の「モナ・リザの間」、日テレがスポンサーだそうで、2009年も2015年も2018年も『ルーヴル美術館展』、日テレのおかげでした。

 幸せ時間、少しずつ振り返り・・・。












宝塚歌劇の殿堂より_雪組『Music Revolution!』衣装展

2020年07月13日 23時23分05秒 | 宝塚


衣装監修:任田幾英(とうだいくえい)

衣装:加藤真美




望海風斗さん








真彩希帆ちゃん、細い!







彩風咲奈さん、デザイン画も足が長い!







フィナーレのシャンシャン、望海風斗さんと真彩希帆ちゃんの使ったものが並んでいました。
手に持って写真を撮るのにどちらにするかスタッフにたずねられ、わたしは望海風斗さんのシャンシャンを選びました。
次の人が待っていたので大急ぎで、自分が映り込まない、望海さんの大羽根を背負った衣装とシャンシャンの写真も撮らせてもらいました。

このシャンシャンの紐を美しく整える、スタッフの手さばき、毎度のことながらお見事だし、写真を撮るときの対応も毎度のことながら気持ちいい。







DanceRevolutionというべきな、ダンス、ダンスのショーでした。真彩希帆ちゃんの軽やかに澄んだ歌声、オンデマンド配信で視聴するミュージック・クリップでも気持ちよく響いてきます。歌うまトップコンビですがダンスも素敵です。

当選するはずありませんが星組の東京宝塚劇場公演の友の会先行抽選にエントリー。劇団からのインフォメーションによれば、花組の大劇場公演の友の会先行販売のチケットが転売サイトに出ているとか。必死にファンと生徒を守りながら生き延びていこうと考えている劇団を裏切るようなことはしないでほしい。買っても入場できないのでは・・・。

宝塚歌劇の殿堂より_雪組『壬生義士伝』_衣装展

2020年07月12日 16時52分40秒 | 宝塚
2020年7月11日:宝塚歌劇の殿堂より_雪組『壬生義士伝』衣装展
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/f92dbc650fa9a1c7818f25d07fd4b73b




衣装担当:加藤真美





吉村寛一郎:望海風斗



しづ:真彩希帆



大野次郎右衛門:彩風咲奈



土方歳三:彩凪翔



斎藤一:朝美絢



沖田総司:永久輝せあ



松本良順:凪七瑠海



大野千秋:綾鳳華




 『壬生義士伝』『Music Revolution!』を宝塚大劇場で観劇したのは昨年の6月20日でした。一年が過ぎたんですね。あっという間だったとは言えない一年でした。自分が再び劇場で宝塚を観劇できる日はたぶんはるかに遠い。東京宝塚劇場はさらにチケットがとれないだろうし、宝塚大劇場は遠くなりました。旅行会社がバスツアーや新幹線プランを組めるようになるまでには何年もかかりそうです。本拠地に行くことはもうないかな。いやこの世にいる間に一度は新装オープンした宝塚ホテルにゆっくり泊まって観劇し、姫路セントラルパークのチーター、しばふちゃんに会いにいくという夢をすてるにはまだ早いか・・・。

 才能がありながら、才能を生かしきる機会にめぐまれることなく、生まれたところや生まれた環境によって不遇に終わる人生はたくさんあるんでしょうね。剣の腕がたつ吉村寛一郎、出自によっては違う人生があったのかもしれません、観劇後にそんな想いがよぎったことを思い出しました。そんなことを想うとせつなくてたまりません。毎公演吉村の人生を生きた望海風斗さんが東京宝塚劇場千穐楽のあいさつで「毎回芝居の最後、満開の桜のシーンにすごく幸せを感じていた」と話されたことに救いを感じました。吉村自身がもののふとして忠義を果たすために負けるとわかっている戦いにのぞみ、納得して最期の時を迎えたのならそれでいい・・・。

 『Music Revolution!』の衣装とシャンシャンのお写真もあるのでまたアップできればと思います。



宝塚歌劇の殿堂より_雪組『壬生義士伝』_小道具展

2020年07月11日 23時47分30秒 | 宝塚


小道具担当:太田遼



大野次郎右衛門@彩風咲奈さんが、家族を食べさせるため脱藩して新撰組に入隊することを決意した吉村寛一郎@望海風斗さんのために用意した道中手形と物語の鍵となる握り飯。吉村が斎藤一@朝美絢さんに握り飯を食べさせて、自分はエア握り飯を食べる場面がありました。



吉村が守銭奴と言われようと雫石で待つ、しづ@真彩希帆ちゃんに送るため稼いだ二十両、小判、紙幣。





吉村の入隊を祝う新撰組の角谷での宴会のご膳。



新撰組の面々が春の宴を楽しむ場面の団子。



最期のときを言い渡さなければならなかった吉村のために次郎右衛門が自ら用意した握り飯。



リアルによくできているので載せていいものやらと思いますが、吉村が最期を迎える場面の刀、しづと子どもたちのために用意した贈り物など、これはしづに、これは嘉一郎に、これは会うことの叶わなかった生まれてきた子へと吉村がひとつひとつ手にとる場面がありました。











吉村がしづに贈ったこぶしの花。ほっとしますね。




 毎回思うことですが細かいところまで丁寧につくられていてスタッフのこだわりを感じます。衣装、舞台装置、小道具にお金を惜しまない宝塚。このクオリティを落とすことなく上演が続けられますように・・・。

 手ブレがひどくてたいしたことないですが、衣装のデザイン画の写真もあるので追加できればと思います。
 


宝塚歌劇の殿堂より_雪組『壬生義士伝』衣装展

2020年07月11日 00時12分01秒 | 宝塚
2020年1月28日の宝塚歌劇の殿堂より、雪組『壬生義士伝』の衣装展。

吉村寛一郎:望海風斗



みつ:真彩希帆



大野次郎右衛門:彩風咲奈



土方歳三:彩凪翔



斎藤一:朝美絢



大野千秋:綾鳳華



松本良順:凪七瑠海



明治初期、日本にマスクを普及させたのは凪七瑠海さんが演じたこの松本良順だそうです。

「世界が驚く「日本のマスク習慣」最初に広めた意外な人物をご存知か」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/71971?page=2


建設中だった宝塚ホテル




雪組『壬生義士伝』『Music Revolution』_東京宝塚劇場千穐楽LV(3)

2020年07月10日 13時46分18秒 | 宝塚
2019年9月1日;雪組『壬生義士伝』『Music Revolution』_東京宝塚劇場千穐楽LV
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/294941e04915313c523c81a3070f2a4d

2019年9月29日:雪組『壬生義士伝』『Music Revoilution!』_東京宝塚千秋楽LV(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/c934a197ca466317dca4a7346bc14d64

 去りゆく休日を惜しみつつ、少しだけ思い出し。土方歳三がすごくかっこよかった、っていう声がライブビューイング会場を出るとききこえてきて心の中で握手していました。芝居の雪組、日本物の雪組DNA、所作が下級生にまで行き届いているところがさすが雪組と唸らせる舞台でした。中でも土方歳三の所作と眼差しがとてもなく美しくかっこいいと思いました。演じたのは彩凪翔さん。プログラムをみると2007年『NEVER SAY GOODBAE』で初舞台とあるので、蘭乃はなちゃんと同期ですね。以来、雪組ひとすじ。こうして雪組DNAは受け継がれていっているのかと唸りました。真彩希帆ちゃんが二役で演じたみつと寛一郎がお見合いをする場面に同席した土方歳三の、低い位置で団扇を小さくあおいでいた時の、所作の美しいこと、美しいこと。こんなあおぎ方ではほとんど涼しくなさそうなあおぎ方でしたが、それがよかった。ちとめんどくせーなっていう表情をしながら小さくあおぐ。芸の細やかさ、丁寧さに唸った次第。

 舞台は、いろんな時代の、いろんな世界にいざなってくれるのでいいですね。

 まだまだ書きたいことはありますが時間切れとなってきました。また後日少しずつ思い出していきたいです。明日と明後日は猛暑、一度涼しくなっているので死んでしまいますね。死なないようにしないと・・・。

「石を割って咲く桜

作詞:石田昌也 作曲:手島恭子

ポタリ ポタリ ポタリ
つららが解け 落ちる
ポタリ ポタリ ポタリ
お前の涙が ポタリ

雪に耐えて咲く
南部の花よ
石を割って咲く 桜花
春を待つ花
俺を待つ 故郷よ
俺は必ず帰る

風に乗って届け 俺の心
俺は死なない お前の為に
俺は生きる お前の為に

いつか帰る
いつか実る
咲き誇れ
南部の花よ」

「南部讃歌(雪の契り)

作詞:石田昌也 作曲:手島恭子

東に遠く 早池峰山
南にそぼえる 南昌山
西のお山は 岩手山
北のお山は 姫神山
ぐるりを山に 囲まれて
城下流れる 中津川

吉村寛一郎
「こったに美しい故郷に生まれ育ったわシは
 貧乏なぞ 口にスては ならね」

剣をみがき 学問を修め
志を持ち
南部の もののふとして
忠義に 生きよう」

 昨年9月1日の雪組『壬生義士伝』『Music Revolution』東京宝塚劇場千穐楽ライヴビューイングの備忘録、第三弾を書こうとして下書き保存したままになっていたのをようやく投稿。結果的に10カ月間なんとか持ちこたえたけれどいんしつさに耐えがたくあえぎあえぎなんとか歯を食いしばっていた頃でした。

 この作品を観劇してすごく気になった存在が、彩凪翔さんともう一人、彩風咲奈さん演じる大野次郎右衛門の長男、大野千秋を演じていた綾鳳華さん。星組から異動してきた方なんですね。オンデマンド配信で視聴した星組の『阿弖流為』が星組生としては最後の作品。ナウオンステージで涙が出ちゃうって話してましたが、礼真琴さんと共に蝦夷のために自らの命を差し出す役所、いい芝居役者だなあと思いました。『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』のニックも印象的でした。

 望海風斗さん、コロナで中止となった退団前のコンサート、東京宝塚劇場と宝塚大劇場の上演が決定、真彩希帆ちゃんのミュージック・サロンもあらためて日程が決まりました。退団は来年に延期かな。無事にひとつひとつの舞台が上演されることを祈るばかりです。ライブ配信に期待。

 ライブ配信に対して、劇場で観劇する特別感を日常生活の中で味わうことはできないというプロのご意見をみかけました。たしかにそうなのですが、現状として払い戻しのチケットは何十億にもなっただろうし、ソーシャルディスタンスで定員数の半分しか劇団はチケットを売ることができない、誰もが東西の劇場にいけるわけではない、コロナでためらう人もたくさんいるかもしれないし、チケットはさらに入手困難、などなどを考えると新しい道として受け入れていきたいとわたしは思います。チケットなかなか取れなくてあきらめざるを得ない公演を観ることができるなんて嬉しいじゃないですか。劇場に行くのはハードルが高いけれど、ライブ配信あるならみてみようってチケットを購入する方だっているかもしれない。劇団には新しい道を模索しながら生き残っていってほしいです。

 今年の1月に日帰りバスツアーで『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』を観劇した際、歌劇の殿堂を訪れました。『壬生義士伝』の衣装と小道具たち、吉村寛一郎が自害したときの刀がリアルにできていて血だらけなのでアップするのどうかなとも思うのですが、のちほどアップしようと思います。

 吉村寛一郎が負けるとわかっていながら幕府軍との戦いにのぞんだもののふとしての忠義、写真をたどりながらもう一回かみしめてみたい。家族を食べさせるため脱藩して南部をあとにすると二度と会うことは叶わなかった妻しづを思う寛一郎の歌声、沁みました。






小さな旅の思い出写真_安達太良山

2020年07月09日 16時50分07秒 | 小さな旅の思い出
 1999年7月31日から8月1日にかけて、福島県の安達太良山を歩きました。くろがね小屋というかけ流し温泉がある山小屋に一泊、夜は疲れた体に食べやすい名物のカレーをいただきました。当時参加していた山歩きのグループの8月の定例登山でした。普段は日帰りでしたが夏は山小屋に一泊して少し遠出。振り返るとこの頃、大学の通信教育が大詰めを迎えていて蔓延睡眠不足の体には無理があり夜更かしになれた体で夜は寝つくことができませんでした。人に迷惑かけながらなんとか無事に往復できました。

くろがね小屋公式サイト
https://www.tif.ne.jp/kuroganegoya/

コースタイムを振り返ってみると、

7月31日:東北新幹線やまびこMAX35号で東京駅を9時に出発⇒郡山駅⇒二本松駅からバスに40分ほど揺られて湯川渓谷へ、2時間10分ほどの行程でくろがね小屋をめざしました。

8月1日:くろがね小屋⇒安達太良山⇒鉄山⇒安達太良山⇒奥岳温泉⇒二本松駅⇒郡山駅⇒東京駅

 21年前のことなんてびっくり、いつしか山歩きから遠ざかり、登山靴は劣化により底がばっくりとはがれてしまいましたが、今井道子さんの旦那さんがやっている山用品のお店で買ったすごくいいものなので張り替えればまた使えます。10月のドイツや真冬のモントリオールを訪れた時にはトランクに入れていって現地で履きました。またお世話になるときは訪れると断捨離せず、残しています。

 山歩きのガイドブックが10冊ほどありましたが昨年暮れのNPOの本回収に出して全部お別れしました。頁をめくっていると間に定例登山の案内はがきや、この「あだたら高原リゾート」のパンフレットなどがはさんであり、今日まで捨てきることができませんでした。










 


 高村光太郎の詩集『智恵子抄』で「あれが阿多多羅山、あの光のが阿武隈川・・・」と詠まれたことで有名や安達太良山。高村智恵子は今でいう統合失調症だったんですね。光太郎が気分転換にと東京の家から旅行に連れだしたらかえって悪くなってしまったというのも道理。光太郎の生涯の壮絶さに文学紀行を読んでいてうなったのはまた別の話としましょう。











 どういう縁で山歩きのグループに参加していたのか振り返ってみると、30年前家を離れて、今また戻った街に
暮らし始めたわたしは、ボランティアをしたいと思い社会福祉協議会を訪ねました。そこでみつけた、娘さんがレッド症候群と診断された女性が立ち上げた、障害をもった人もそうでない人も共に生きるという理念を掲げた自助グループの、当時は人気だった一泊二日のキャンプにボランティアとして参加しました。そのキャンプにやはりボランティアとして参加していた、少しだけ年下の福祉職の女性から山歩きに行ってみないかと声をかけられたのでした。なぜこのボランティアに参加したのか、夜子どもたちが眠ったあとのミーティングの場で妹が亡くなったことをたぶんわたしは話したのでしょうね。定かな記憶ではありませんが、こういう場ならと自死だったことも話したと思います。そして誘われた山歩きのグループに初参加して、冬の石老山ハイクを楽しみました。1997年のことでした。

 妹とのお別れから3年、都心近郊で知り合いは大学から東京で暮らしていた小学生時代の同級生だけ(彼女は10年前郷里に戻り免許をとって車を運転しながら暮らしています。)なにかを求めてわたしは必死だったのでしょう、若かったですね、こわいもの知らずのエネルギーがありました。今振り返るとよくこんな行動ができたものだと思います。山歩きのグループに誘ってくれた女性との縁は、ブランクありましたが細々と今も続いています。今年のお正月に会ったし、わたしがこっちに戻ってきたのでまた近いうちに会えるかな。自助グループとの縁も続いています。コロナの影響をもろに受けているそうですが、2014年頃弁護士との闘いとなってしまい、社会から孤立して日中の居場所をなくしていたとき、週に一回の電話相談受付の時に顔出させてもらっていろいろとおしゃべりしていました。

 こうして振り返ってみると、自分、いろいろな出会いがあって生き長らえ、生かされているんですね。感謝・・・。

 宝塚かルーヴル美術館展のことを書こうとしていましたが長い思い出話になってしまいました。

 明日の朝9時ですって。きんちょう、いけなかったらわたし、終わり・・・。


帝国劇場『THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』キャスト発表

2020年07月08日 23時28分47秒 | ミュージカル・舞台・映画
 8月14日から25日まで帝国劇場で上演される『THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』のキャストが発表されました。

https://www.tohostage.com/tmc/cast.html?0708


Aキャスト:朝夏まなと 生田絵梨花 一路真輝 今井清隆 和音美桜 加藤和樹 城田 優
     瀬奈じゅん 田代万里生 新妻聖子 花總まり 古川雄大 森 公美子

Bキャスト:朝夏まなと 海宝直人 加藤和樹 笹本玲奈 涼風真世 瀬奈じゅん
    田代万里生 中川晃教 花總まり 平原綾香 福井晶一 藤岡正明

Cキャスト:朝夏まなと 石井一孝 一路真輝 佐藤隆紀 島田歌穂
     瀬奈じゅん ソニン 田代万里生 平野 綾

Special Guest:市村正親Program A(17日昼夜のみ) 大地真央Program C

 4月に上演予定だった『エリザベート』も6月に上演予定だった『ミス・サイゴン』も中止となってしまったので、予想できたこととはいえ、予想を上回る豪華キャスト。MCが井上芳雄さんと山崎育三郎さんというだけでも十分すぎるほどぜいたくな上に、『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』『エリザベート』『モーツァルト』などミュージカルの歴史を紡いできた方々が一堂に会する、ミュージカルファンには夢のような舞台。まあ様が全日程キャスティングされているのは10月の『ローマの休日』のアピールかな。スタッフとアンサンブルメンバーも帝国劇場公演に欠かせない、お馴染みの方々のお名前がずらり。オケはどうなるのかな、今のところ録音演奏とは書かれていないので生演奏を期待していいのかな。次々と仕事が中止になっているオケメンバー、2月が今年の仕事納めでしたなんてつぶやいているらっしゃるのをみてなみだが出そうになりました。帝国劇場のオーケストラボックスでまた生の音色が奏でられることを祈りたいです。

 東宝ナビの先行抽選にエントリーするつもりですが当然チケットは手に入らないでしょう。シアタークリエの『SHOW-ISMS』の先行抽選、当然のごとく外れました。それでも、こうしてエントリーできる状況になったというだけで気持ちは元気になります。また日比谷に灯りがともる、劇場の幕が上がろうとしている、それだけでも十分です。19歳のルドルフデビューから知っていて、日本のミュージカル界をけん引していく存在になった井上芳雄さんが今日もどこかで舞台に立っている、それだけで安心感。井上芳雄さんと堂本光一くんが同じ歳と知ったときはなんだかびっくりぽん・・・。

 和音美桜さんが出産・育児を経て2018年『モーツァルト』以来2年ぶりに帝国劇場復帰、舞台で生きたいという気持ちをブログに綴られています。

「自分の中身のほとんどを占めていると言っても過言じゃない “舞台” というお仕事が

必要ないと思われ、言われて、端に端にと追いやられる姿を見るのは、、、苦しくて悲しくて、、
目に見えないモノを、闇雲に怖がって、何もせずにいることより

何の力にもならなくても

自分が歩んできた人生を否定しない為にも

人と人でしか産まれない “何か” を守り伝えていく為にも

本当に微力ながら

“舞台” で生きたいと 思っています。」

https://ameblo.jp/miou-kazune/















 テレビを持っていないのでヤフーニュース一覧をチェックするのですが、感染者が増えている東京をなんだか腫れ物にさわるように報じている?ことに違和感をおぼえます。感染者数だけではなにもわからず、指揮者の上垣聡先生のブログによれば、新宿で感染者が増えているのは、検査数が4倍になっていることと陽性とでれば一人10万円もらえるという真実があるからだそうです。裏にわたしたちが知らないなにがあるのか、こわいですね・・・。

https://ameblo.jp/saty0221/entry-12609622971.html