もわっと暑い土曜日、終わり間近となってきたルーブル美術館展にようやく行ってきました。土曜日は9時間でやっていることがわかってゆっくりしてきてしまいました。4000年ぐらい前のエジプトの死者のために創られたマスクから19世紀の絵画まで盛りだくさんな内容で見逃せないものばかり。ものすごく足が痛いですが楽しめました。楽しかったですが訪問で痛めた足腰はさらにつらくなりました。今週は一度も訪問に出ていないのでまだマシ。足腰はかなりきびしいですが靴も鞄も洋服も買わないで、買い替えが必要でも買わないでチケット代にお金使っています。心の栄養補給は必要。ルーヴル美術館は遠い。ルーヴル美術館まで行ってもとてつもなく広い迷宮の中でこれだけの作品をまとめて鑑賞することなんて無理なのでありがたいことです。日テレ主催。モナ・リザの間は日テレがお金を出したと10年前行った時現地のガイドさんの話でした。だからこうして貴重なものを100点近く貸し出してくれるのか。これだけの作品が海を渡って空輸されてきたのか。10年前心身を削りながら働いてようやくたどり着いた旅で訪れたルーヴル美術館に思いを馳せながら鑑賞しました。心の残ったのは、マリー・アントワネットの彫像、激動の時代を一人生き抜いたアントワネットの娘マリー・テレーズ38歳の王妃のような肖像画、皇帝ナポレオンの自らをアピールするために創らせた戴冠式姿の等身大の毛皮のマントのひだまで忠実に再現した彫像、アントワネットのお気に入りだった女性画家が革命のあとロシアに渡って描いた貴族の夫人、画家自らの美しい彫像、妻を亡くし経済的に厳しくなった50代のレンブラントを支えた内縁の妻とその子供ヴィーナスとキューピットを模した肖像画などなど、古代オリエントから出土した彫像などもたくさんあり、エジプトのラメセス2世が彫られたものをみたときは、キキちゃんってなりました。長寿で長い間治世をつかさどったあのラメセスです。クレオパトラの祖先にあたる女性のきっとした彫像も印象的でした。血を絶やさないために血縁結婚を繰り返して、そのために血縁同士の争いもすさまじくて、自分の兄と結婚したクレオパトラは、弟に兄を殺されるとその弟と結婚したというイヤホンガイドの説明でした。すごいですね、すごくきつくきりっとした表情でした。ルイ18世が造らせたっていう17-18世紀のフランス王・王妃の肖像を描いた嗅ぎタバコ入れに収めるための小さいコレクションという珍しいものまで、ボッティチェリ工房が描いた男性の肖像画もありました。無理かなって思いましたが行ってよかったです。明日は日曜日、来週は三回午前中から訪問予定してしまっているので土曜日でないときびしかったです。行ってよかった・・・。
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