バルトロメ・エステバン・ムリーリョ《物乞いの少年(蚤をとる少年)》
1647-48年頃、油彩/板 134×100㎝
パリ、ルーヴル美術館 絵画部門
「孤独な少年が伝えるドラマを見抜け!
灰原;この絵は、スペインのムリョーリョの作品ね・・・
歩美:この子、ひとりきりで、なんだかかわいそう・・・
コナン:ムリーリョがいたのはセビーリャという都市・・・当時は、親がいなくて家もない貧しい子どもが、
路上で暮らしていたんだ・・・
灰原:この子も、親がいないのかもしれないわね・・・
歩美:でも不思議と、暗い気持ちにはならないね、心がほっこりする感じ!
灰原:さし込む光が、どこかドラマチックな効果を出しているのかもしれないわね・・・
コナン:この作品は、ルーヴル美術館に最初に入ったスペイン絵画のひとつなんだ!」
(会場で配布されていた『ルーヴル美術館ジュニアガイド-名探偵コナンがルーヴル美術館の名画にせまる!』より)
「宗教画以外にも庶民の子どもの姿を写実的に表現した画家の代表作。少年は実物大に描かれている。」
「40万点以上の所蔵品を誇るルーヴルにあって、スペイン絵画は少数派ながら粒揃いだ。19世紀にフランス国王ルイ・フィリップが積極的にスペイン絵画を収集したが、1848年の失脚後にほとんどが競売にかけられた。しかし、のちに個人の収集家などの厚意で逸品が揃えられていく。スペインでいち早く美術史に名を残したのは16世紀のエル・グレコ。宗教改革に対抗するために、教会が壮大な宗教画を求めたのに応じ、エル・グレコ
のベラスケスやりムリョーリョ、そして18世紀に写実的表現で人間の内面に肉迫したゴヤの傑作も、ルーヴルの一画を彩っている。」
(講談社発行『週刊世界の美術館-ルーヴル美術館①』より)
《物乞いの少年(蚤をとる少年)》
2015年4月16日に訪れた六本木の新国立美術館『ルーヴル美術館展-日常を描く-風俗画にみるヨーロッパ絵画の神髄』、第一章「労働と日々-商人、働く人々、農民」の最後を飾る大きな絵でした。ジュニアガイドにあるように、不思議と陰鬱な感じは全くなくむしろ明るい光がさしこんでいるのに惹かれて何度か会場で足を戻して見返しました。絵画はこうして当時の人々が生きた様子を今に伝えてくれますね。
2020年4月30日;2015年『ルーヴル美術館展』_「天文学者」「両替商とその妻」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/2690284e2a4d67e423ff9ccfe4e106ce
2019年4月19日:2015年『ルーヴル美術館展』_「鏡の前の女」https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/0da9779dcc8779c7a16c48b48b812419
昨日、まさかのパスポートを失くしてしまった?からこの世にいる間にまた飛行機に乗って海外に渡航することはあるのだろうかと考えてしまいました。激動の一か月の極度の疲労から、鞄の中で保管場所を変えたことを自分で忘れていただけでパスポートは無事にあったのですが(遺失物届を受理してくれた交番のおまわりさん、お騒がせしましたごめんなさい)、海外渡航することはもうないのかもなあという気がします。少なくともルーヴル美術館を訪れることはもうないでしょう。いくつかの意味でかなり無理をしましたが2007年、2008年と訪れておいてほんとによかったと思います。こうして日本にいながらはるばるやってきてくれた絵画たちに出会えたこともほんとにありがたく幸せなことでした。ルーヴル美術館の「モナ・リザの間」、日テレがスポンサーだそうで、2009年も2015年も2018年も『ルーヴル美術館展』、日テレのおかげでした。
幸せ時間、少しずつ振り返り・・・。
1647-48年頃、油彩/板 134×100㎝
パリ、ルーヴル美術館 絵画部門
「孤独な少年が伝えるドラマを見抜け!
灰原;この絵は、スペインのムリョーリョの作品ね・・・
歩美:この子、ひとりきりで、なんだかかわいそう・・・
コナン:ムリーリョがいたのはセビーリャという都市・・・当時は、親がいなくて家もない貧しい子どもが、
路上で暮らしていたんだ・・・
灰原:この子も、親がいないのかもしれないわね・・・
歩美:でも不思議と、暗い気持ちにはならないね、心がほっこりする感じ!
灰原:さし込む光が、どこかドラマチックな効果を出しているのかもしれないわね・・・
コナン:この作品は、ルーヴル美術館に最初に入ったスペイン絵画のひとつなんだ!」
(会場で配布されていた『ルーヴル美術館ジュニアガイド-名探偵コナンがルーヴル美術館の名画にせまる!』より)
「宗教画以外にも庶民の子どもの姿を写実的に表現した画家の代表作。少年は実物大に描かれている。」
「40万点以上の所蔵品を誇るルーヴルにあって、スペイン絵画は少数派ながら粒揃いだ。19世紀にフランス国王ルイ・フィリップが積極的にスペイン絵画を収集したが、1848年の失脚後にほとんどが競売にかけられた。しかし、のちに個人の収集家などの厚意で逸品が揃えられていく。スペインでいち早く美術史に名を残したのは16世紀のエル・グレコ。宗教改革に対抗するために、教会が壮大な宗教画を求めたのに応じ、エル・グレコ
のベラスケスやりムリョーリョ、そして18世紀に写実的表現で人間の内面に肉迫したゴヤの傑作も、ルーヴルの一画を彩っている。」
(講談社発行『週刊世界の美術館-ルーヴル美術館①』より)
《物乞いの少年(蚤をとる少年)》
2015年4月16日に訪れた六本木の新国立美術館『ルーヴル美術館展-日常を描く-風俗画にみるヨーロッパ絵画の神髄』、第一章「労働と日々-商人、働く人々、農民」の最後を飾る大きな絵でした。ジュニアガイドにあるように、不思議と陰鬱な感じは全くなくむしろ明るい光がさしこんでいるのに惹かれて何度か会場で足を戻して見返しました。絵画はこうして当時の人々が生きた様子を今に伝えてくれますね。
2020年4月30日;2015年『ルーヴル美術館展』_「天文学者」「両替商とその妻」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/2690284e2a4d67e423ff9ccfe4e106ce
2019年4月19日:2015年『ルーヴル美術館展』_「鏡の前の女」https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/0da9779dcc8779c7a16c48b48b812419
昨日、まさかのパスポートを失くしてしまった?からこの世にいる間にまた飛行機に乗って海外に渡航することはあるのだろうかと考えてしまいました。激動の一か月の極度の疲労から、鞄の中で保管場所を変えたことを自分で忘れていただけでパスポートは無事にあったのですが(遺失物届を受理してくれた交番のおまわりさん、お騒がせしましたごめんなさい)、海外渡航することはもうないのかもなあという気がします。少なくともルーヴル美術館を訪れることはもうないでしょう。いくつかの意味でかなり無理をしましたが2007年、2008年と訪れておいてほんとによかったと思います。こうして日本にいながらはるばるやってきてくれた絵画たちに出会えたこともほんとにありがたく幸せなことでした。ルーヴル美術館の「モナ・リザの間」、日テレがスポンサーだそうで、2009年も2015年も2018年も『ルーヴル美術館展』、日テレのおかげでした。
幸せ時間、少しずつ振り返り・・・。