たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

花組『BEAUTIFUL GARDEN』_思い出し日記

2018年12月02日 22時39分43秒 | 宝塚
2018年9月26日記事、花組『MESSIAH』『BEAUTIFUL GARDEN』https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/63d3b83020a6a50e3ac9420c80fd8604

 過酷だった夏を振り返りながら、ようやく断片的な思い出し日記を書いてみようと思います。大劇場公演前に公開されたスチール写真をみたときには、コテコテしすぎているんじゃないかと心配でしたが黒とピンクを配した衣装も舞台の上にのると華やかであでやかで花園のようでした。オープニングでジェンヌさんたちをのせた盆が回転する場面はいかにも宝塚らしいショーの幕開けで、少しコテコテ感も今年の過酷な夏にはちょうどよかったのかなと思いました。東京宝塚劇場公演の時には少し涼しくなっていて、10月14日のライブビューイングの時にはようやく夏が過ぎ去っていましたが、舞台の上はトロピカルムード満点。『MESSIAH』ではあごひげに目をつりあげて島原の人々をいじめていた鳳月杏さんが、ショーではアロハシャツに帽子をもって、安定の歌唱で男役の色気を醸し出しながら笑顔で「ジラされて熱帯」をうたい始めたときにはしびれましたよね、ほんとに。

 観劇した当日書いているように、アダルティな場面と夏ムード満載場面と若手チームとベテラン・中堅チームとわりとはっきりわかれていた印象でした。水美舞斗さんが出番多くって大活躍でした。ミツバチになって跳びはねる場面は彼女の身体能力の高さが垣間見えました。ミツバチのままロケットの真ん中でラインダンス。足の上がる位置も高かったかと。闘牛の場面では、闘牛士に扮する明日海りおさんとダンスで対決。牛さんということでしたかね、ちがいます? 明日海りおさんたちが歌い踊っている時に気がつくとヤシの木陰でひとり歌っている場面もあって、歌も上手な方なんだなと認識。休む間もなく次々と、心配になるぐらい出番が多かったのでした。舞空瞳ちゃんもパリの街角で若者たちがパラソルを片手に歌い踊る場面で柚香光さんとセンターに立つなど大活躍でした。長い手足と小さい顔は娘役になるために生まれてきたかのようなビジュアル、真ん中に立つだけでみる人を惹きつける生まれながらの華があるのは、わたしの中で花總まりさんを彷彿させます。若いのにすでに安定している、安定しているけど若い、バランスがとれているなと思います。次の世代を担っていく方ですね、これからが楽しみ。

(舞台写真は宝塚ジャーナルよりお借りしています)。







私的には明日海りおさんの少年っぽい感じが好きなので色気コテコテはどうかなというのがなきにしもあらずでしたがトップスター5年目、男役にしか出せない色気は宝塚の男役でいる間だけなので今この時だけのものですね。



ローマ美女の柚香光さんのお衣装、蘭ちゃんがオーシャンズ11で着用したお衣装の着回しみたいで少し補正したのかな。色気たっぷりの場面。みてはいけないものをみてしまったいる感。乙羽映美さんのソロがきれいな歌声で印象的でした。こんなに歌が上手い方だったのだと認識。



「DayDreamFunk」の場面、雪組の『スーパーボヤージュ』と同じように、若手の男役がグループをつくって、ジャニーズのように歌い踊っていましたね。野口先生、こういうのお好きなのかな。

写真ありませんが、一番印象的なのは「ETERNAL GARDEN TAKARAZUKA」。みりおさんが歌い始めた時には、えええこれってほんとはサヨナラショーだったの?って思ってしまいましたが、野口先生、今までにもこういった宝塚愛をうたいあげる歌詞を書かれているみたいですね。

「ETERNAL GARDEN TAKARAZUKA
 幼い日に憧れた花の園
 ときめきが止まらなくて
 涙が溢れてきて
 身体が熱くなって
 いつしか心に花が咲いていた

 月の夜に迷って
 涙したあの日
 誰かが私を励ましてくれた
 あなたはいつか大きな花を咲かせる
 だから明日を信じて

 ETERNAL GARDEN TAKARAZUKA
 愛に満ちた永遠の花園で
 愛しいあなたに花を贈ろう
 眩しい この瞬間(とき)
 大切な仲間達
 一人ひとりが
 自分らしく花を咲かせて
 永遠の花園は今
 花に溢れる」

 みりおさんの歌声で深い宝塚への愛を感じて涙がでそうになりました。遠からず世代交代が訪れることを予感させているのでしょうか。宝塚は束の間の夢、いつかだれもが退団の時を迎えます。だからこそ美しい、今この時だけだからこそ美しい。舞台に立つジェンヌさんたちが命がけなら観劇するこちらも命がけ。

 木曜日の朝、最寄り駅まで一時間に一本のバスを逃したらアウト。他にも色々と心配ごとだらけ、気になることだらけ、慣れないことだらけ、やらなければならないことだらけ。少しずつね・・・。


2017年12月16日の日比谷シャンテ、ステージ衣装展より、『Sante!!』の衣装。
一年越しで整理できました。











 

2017年12月16日の東京宝塚劇場。



 今日実家のデカいテレビでかんぽドリームメーカーをみました。望海さんが折れそうなぐらい細かった。みりおさんも細い、だれよりも細い、心配になるぐらい細い。リフトとか無理があることいらない。トップになるとみなさん忙しすぎてやせてしまうのかな。体が心配です。

 ようやく思い出し日記でした。


 
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