たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

雪組『夢介千両みやげ』『Sensational!』-東京宝塚劇場公演5月24日(2)

2022年05月28日 15時32分59秒 | 宝塚
雪組『夢介千両みやげ』『Sensational!』-東京宝塚劇場公演5月24日
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/38f9c4592842b7fb256a3a2d1f331574

2022年5月24日(火)、東京宝塚劇場、13時30分~

 芝居、ショー共に素敵な衣装は今回も加藤真美さん。花組、月組と続いての担当、お忙しすぎるのではとちょっと心配です。くどくなりすぎず、淡い色目もデザインもジェンヌさんたちの美しさを120パーセント引き出す世界観、ありがとうございます。

 オンデマンド配信中のナウオンステージで咲ちゃん(彩風咲奈さん)が感情を開放してみてほしいと言ってくれているように、現実を忘れて心を開放することができた3時間半でした。1時間半の芝居のあとに全員が踊りまくりのショー、フルマラソンと同じぐらいハードなのか、もっとハードなのか、タカラジェンヌは美しきアスリート。あーさ(朝美絢さん)が、今の閉鎖的な世の中を抜け出したいとか、いろんな思いが自分自身の中にもお客様の中にもみんなにもあると思う、なにかを表現したいという気持ちでやっていると話しています。舞台に立つためとてつもない努力を重ねて、命がけで届けてくれていることに感謝しかありません。思いつくままに断片的な備忘録の続き。

『夢介千両みやげ』

 伊勢屋の女性にだらしない若旦那の総太郎@あーさ、「なんせこの顔この器量~♪」「もててもててしょうがない~♪」、銀橋を歌い歩く場面、オペラグラスで追いました。青テンも似合って、なんと美しい顔立ちなのかとあらためて見惚れました。咲ちゃんが話しているように、あーさだからできる役柄。なんにも仕事していない、誰の役にも立っていない、自分で自分の世話もできない道楽者、楽しんでやれる二番手ポジ。

 あーさのカフェブレイクで知りましたが、ミラーボールが回ってノリノリだった場面のひとつ、プログラムを読むと、第八場深川の茶屋・五明楼の場面かな。宝塚で受け継がれてきている「深川マンボ」とのこと。ググってみると、1991年雪組『花幻抄』で杜けあきさんが松本悠里さんと踊っています。どこかできいたことがある、知っていると思ったのはあながち間違っていませんでした。観ている方は楽しいですが、大きく動けない日本物でリズムに乗るのはすごくむずかしいと。さかのぼると初登場は昭和42年、100年以上続いている劇団の歴史ですね。マンボのリズムと日本の踊りの融合、振付の若央りささんも過去映像をみて研究してからの振付だったとのこと。杜けあきさんが築き上げた芝居の雪組、日本物の雪組の伝統がこうして受け継がれていること、すごく嬉しいです。だいもん(望海風斗さん)の壮絶な『壬生義士伝』から一転、大団円の明るく賑やかな日本物、早霧せいなさんの退団公演『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)』に近しい雰囲気かな。

 咲ちゃんと朝月希和ちゃんのコンビが二作目にして抜群の安定感。さすがと思いました。おしかけ女房のお銀@希和ちゃんに、お父さんとお母さんに紹介してから・・・と律義な夢介@咲ちゃんが、二人で小田原へと帰るラストがなんとも爽快な大団円。「春爛漫、土産は何もないが、金では買うことの出来ない大切な”みやげ”と共に帰る夢介の心は晴れやかだった。」咲ちゃんの「お手を拝借」からの手拍子、舞台と客席の息がぴったりあっていました。生でしか味わうことのできない嬉しみがありました。

 個性的なキャラクターがいっぱい登場して書き切れませんが、真那春人さんの一つ目の御前がさすがの存在感、安定感でした。92期、娘役さんは全員退団しましたが男役6名が在団して活躍中、頼もしい限りです。
 
 宝塚大劇場で上演されたのは桜の季節でした。カフェテリアやレストランでお花見団子をアレンジしたメニューが用意されて春爛漫の盛り上がりでした。江戸が舞台の物語なので、東京に来てまた違った空気感と季節感の中での上演。遅れて迎えた初日には、部分貸切で観劇した女子高生の方々が、謎の雪組どっせいに遭遇して意味不明なまま楽しんでくれたみたいで、それはそれでよかったのかもしれません。




『Sensational!』

 オーロラの場面が特に素敵でした。ナウオンステージで希和ちゃんが舞台にきてからより好きになった場面と話しています。舞台装置、照明、衣装、すべてが物語性のあるダンスとうまく溶け合い、一編の童話のような場面でした。振付は、西川卓さん。


(公演プログラムより)
「第16場A Sensational! Aurora

 プラズマが風に吹かれ、オーロラ男Sが登場。美しいオーロラが生まれる様を歌い出す。
 オーロラ男Sの歌に乗せてオーロラ男女が踊り、やがてプラズマたちも加わり総踊りとなる。」

「第16場B Sensational! Aurora

 前場から残ったオーロラ男Sとプラズマ男Aがオーロラ女(歌手)の歌に乗せて踊る。」

 あやなちゃん(綾鳳華くん)の男役燕尾服、劇場で見納めでした。フィナーレもあやなちゃん中心にオペラグラスで追いました。オンデマンド配信された星組『阿弖流為』でいい役者顔している方と惹かれたので、心から退団が惜しまれます。退団していくジェンヌさんはキラキラキラキラ、いちだんと光を放っています。旅立ちの想いが込められた銀橋ソロ歌唱、ナウオンステージで、稽古場がお休みの日中村先生から電話があり、作詞の話がきたと話しています。びっくりしたけれど、こんな光栄な機会はないと引き受けた、半分先生の力をお借りしながら出来上がった曲、何を伝えようかと思った時にありがとうしかなく、卒業してしまうけれど共に過ごした時間、絆は永遠だったら嬉しいなという想いを込めた、わたしだけではなくいろいろな方がいるのでこれからも続ていくんだよという前向きなメッセージを届けたいと思ったと。咲ちゃんとの場面もあり、こんなにあったかく送りだしてもらえるのは、演出家と劇団の愛ですね。

 ハットをかぶったプロローグの何組もある群舞から、あーさの軍服、風神の群舞、あがたせんくんのフラミンゴなどなど、一つの場面が長めで、それぞれ短いメルヘンのような場面の連続でした。さきちゃんのソフト帽からのぞく髪の右側垂らしていたのは、よりかっこよくみえるようにということかな、色気爆発でした。希和ちゃんのホットパンツでの銀橋ソロから男役さんを率いる姿がかっこよかったり、夢白あやちゃんも銀橋ソロがあったり、全員に見どころが用意された、今の雪組の総力を結集した舞台。もう一回劇場で観たいですが、1月の東京国際フォーラムと阪急交通社貸切公演が幻となり、こうして一回でも観劇できたこと、幸せに思います。

 息つまる現実から解き放たれて楽しめる二本立て、オンデマンド配信中の宝塚大劇場初日挨拶で咲ちゃんが話しているように、観に来てよかったと心の底から感じました。センセーショナルな非日常の時間でした。千穐楽まで無事に公演できることを祈っています。































MUJI CAFEあとのARCHでおそいお昼をゆっくり食べて外にでると夜公演の真っ最中、これを一日に二回やっているのかと、ただただすごい。




翌日の『Endless SHOCK』再開を待つばかりとなっていた帝国劇場、
無事に千穐楽まで公演できますように・・・。







丸の内仲通り、





シアタークリエ、





お隣の方のにおいがきつかったのと平日の夜は特に電車とバスに乗っている方々がみんな無表情の能面になっているのは現実、こんなおかなしな世の中、もう終わってほしいです。心の逃げ場所があることでなんとかこうして生きながらえています。

夢と希望があるとほんの一瞬でも思うことができる場所、ありがたいです。


希望者のみ接種券発送に変更 名古屋市の子どもが5歳になった世帯(2022/5/26)

2022年05月28日 00時56分19秒 | 気になるニュースあれこれ
2022年5月26日CBCニュース、

「「初めから接種券を送ると、どうしても打ってしまうので危ないと。丁寧にやった方がいい」(名古屋市・河村たかし市長)

5歳から11歳を対象にした新型コロナワクチンの接種券について、名古屋市はこれまで、5歳になる誕生月の翌月に対象世帯の「全て」に発送していました。

しかし、12歳未満のワクチン接種は「努力義務」とはされておらず、保護者からは「希望していないのに接種券が届いて困惑している」などの声が寄せられました。

そこで名古屋市は、子どもが5歳になった世帯には、「希望者にのみ」接種券を送ることにしました。

市は6月上旬、新たに「接種券発行センター」を設置し、電話やネットで希望を取りまとめて、円滑に発送していく方針です。」

https://www.youtube.com/watch?v=ChIICAwblto