今日も朝から命の危険を感じるほどのしゃくねつじごくの中を出向いて、今の自分にはこれ以上のことやれないのでダメでもなんでもとにかく、外は危険なので現実逃避の時間。昨日の宙組『FLYING SAPA‐フライングサパ‐』梅田芸術劇場千穐楽LV、余韻がくる、くる。ネタバレもなにも、ウエクミ先生の世界に自分の脳みそがついていけているのかどうかわからないので思いつくままに備忘録。14日(金)からはずんちゃん(桜木みなとさん)率いる『壮麗帝』チームが船出。宙組が元気でほんとに嬉しい。批判も多いとは思いますが全部中止になってしまっては心が折れてしまいます。昨日真風涼帆さんがカーテンコールで「こうして上演できたのはお客様のお陰、日生劇場も免疫力を高めながらがんばりますので応援よろしくお願いします」と挨拶。だいもん(望海風斗さん)のコンサートも劇団は前売をインフォメーションしているから陽性判定者はいなかったということでいいのかな。雪組『炎のボレロ』はどうなるのか。東宝のチケット前売り、かなりギリギリまで様子をみながらのタイミング。劇団四季は10月以降のチケット前売を見合わせるんですね。ワクチンができるまでとかなったら、ワクチンできる頃にはなくなってしまっているかも。舞台がすみっこへすみっこへと追いやられるの、これ以上みたくない。
Show Must Go On! 今日も祈りつつ・・・。
真風さんがカーテンコールのとき、キキちゃん(芹香斗亜さん)を全く見ようとしなかったのは、まかキキの二人が目を合わせようとしなかったのは、見ちゃうと涙が止まらなくなるからなのか、なるほど。
ウエクミ先生のむずかしい言葉が満載の長い台詞を流れるように語った宙組総勢30名に拍手を送りたい。冒頭は山吹ひばりさんとのこと。入団二年目ですごい。この作品世界をそれぞれに理解してセリフをを自分のものとして落とし込んでいくのは大変なことだったと思います。
下級生まで、それぞれに色がはっきりしたキャラクターを演じていたのですが劇団のHPに掲載されたカタカナの役名はどの役だったのか理解できず。オバク@真風涼帆さんの記憶をなくす前の少年時代、総統01@汝鳥怜さんに、自分が集めた精神疾患者のデータを渡さず殺されてしまったお父さん、冒頭で公務員のタルコフ@寿つかささんのもとに送り込まれ、ミレナ@星風まどかちゃんの部屋に忍び込んで撃たれた兵士と最後ポレンカの将軍となりオバクたちと戦った兵士は同一人物だったと思うのですが(この理解あっているのかな)、どなたが演じていたのかな。サパのおへそ=総統01の研究室=ミンナ?(であっている?)を目指すオバクやノア先生一行を案内するフリをして、実は総統01からミレナを捕まえるようために派遣されていたポレンカの兵士はどなた?すごく気になります。
車椅子から立ち上がることができない男の子のお母さんでオバクと同じエルサレム出身、ユダヤの歌を口ずさむお母さんを演じていたのは、『神々の土地』で皇帝を演じていた男役の松風輝さんなのか、なるほど、女役になるとこんな雰囲気なのですね、きれいな歌声でした。
この歌を翻案?された役者さんのツィーターhttps://twitter.com/royterek
終盤、記憶を取り戻したいオバクの頭の中でプレイバックする戦争の場面、オバクの、頭が割れそうになりながら苦しむ表情が大アップで映し出されました。ウエクミ先生は、真風さんの今までみたことがない引き出しを最大限に引き出そうとしたことをうかがわせる場面だったと思います。この場面で記憶が消去される前の、母親を殺されたミレナが兵士に襲われるところが宝塚ではぎりぎりのダークでリリカルなシーン。可能にしたのは星風まどかちゃんの生まれもった上品さ、可愛らしさかな。ノア先生を誘惑しようとしたり、オバクにお前は俺の体を知っていると言われたり、今までみたことがないまどかちゃん、いやらしくならないのは持ち味のなせるわざかな。ショートの鬘と思い出すことができない、重いであろう過去を背負いながら生きている影のある表情と衣装がよく合っていました。まどかちゃんにとっても新しい引き出し。頭がすごく小さくって形が整っているなあと思いました。衣装は有村淳先生なのかな、グレーと白のシンメトリー、洗練された着こなし具合が素敵でした。
ノア先生@キキちゃんもグレーと白のお衣装、かっこよく素敵に着こなしていました。オバクとの並びが映える、映える。前髪のたらし具合、ゆれ具合もキキちゃん自身の工夫なのかな。キャラクターによく合っていて素敵でした。発狂しそうになっているところをノア先生に、僕が大丈夫だって言ったら大丈夫なんだよ、って言って腕をつかんで正気を取り戻させてくれたら、ほんとに自分大大丈夫だなって思えそうな安心感。サパのへそを目指してオバクたちと歩を進めていくとき、誰も置いて行かないっていう正義感が真っすぐで清い感じなの、少しも嫌味なくまっすぐにこちらに入って来るのはキキちゃんだからだよなあ。イエレナ@夢白あやちゃんの常にギラギラ、戦闘モードの、あなたのその正義感がきらいみたいな言葉も受けとめていたノア先生、『金色の砂漠』がそうだったように優しく清らかな存在がいてこそ、ダークな戦闘場面が成立した世界。『スター・ウォーズ』のダースベーダーの手下たちのように白いマスクをかぶって次々と人を撃っていく兵士たち、下級生が演じていたと思いますが彼ら(彼女たち)が思い切って演じて、なお暗くなり過ぎず宝塚の世界観に昇華できたのは対局の清らかさな存在があったから。唯一の歌らしき歌、ノア先生の澄んだ歌声、キキちゃん、こんなふうに歌えるのかと新鮮な驚きでした。
全編に流れていた音楽は三宅純さんが書き下ろした楽曲、デジタル配信あるので購入しようかな。作品世界をより高めていて素敵でした。
`
ウエクミ先生の世界をこうして綴るにはわたし言葉が足りなさすぎ、言葉の力のすごさを感じた舞台でもありました。トップコンビは全く歌わない、フィナーレもない、一幕で特に思ったようが気がするのですが、群舞という言い方はちょっと違うかもですがダンスによる表現の力も素敵だと感じた舞台でした。
制作発表会のレポートより、
ウエクミ先生「怠惰な雰囲気がむしろカッコよく見える、ロングコートが似合う長身の男を主人公に、退廃的な作品をいつかやってみたいという夢がありました。そこに真風涼帆というぴったりな役者が現れたので、イメージを彼女に寄せて書いたのがこの作品です。」
Show Must Go On! 今日も祈りつつ・・・。
真風さんがカーテンコールのとき、キキちゃん(芹香斗亜さん)を全く見ようとしなかったのは、まかキキの二人が目を合わせようとしなかったのは、見ちゃうと涙が止まらなくなるからなのか、なるほど。
ウエクミ先生のむずかしい言葉が満載の長い台詞を流れるように語った宙組総勢30名に拍手を送りたい。冒頭は山吹ひばりさんとのこと。入団二年目ですごい。この作品世界をそれぞれに理解してセリフをを自分のものとして落とし込んでいくのは大変なことだったと思います。
下級生まで、それぞれに色がはっきりしたキャラクターを演じていたのですが劇団のHPに掲載されたカタカナの役名はどの役だったのか理解できず。オバク@真風涼帆さんの記憶をなくす前の少年時代、総統01@汝鳥怜さんに、自分が集めた精神疾患者のデータを渡さず殺されてしまったお父さん、冒頭で公務員のタルコフ@寿つかささんのもとに送り込まれ、ミレナ@星風まどかちゃんの部屋に忍び込んで撃たれた兵士と最後ポレンカの将軍となりオバクたちと戦った兵士は同一人物だったと思うのですが(この理解あっているのかな)、どなたが演じていたのかな。サパのおへそ=総統01の研究室=ミンナ?(であっている?)を目指すオバクやノア先生一行を案内するフリをして、実は総統01からミレナを捕まえるようために派遣されていたポレンカの兵士はどなた?すごく気になります。
車椅子から立ち上がることができない男の子のお母さんでオバクと同じエルサレム出身、ユダヤの歌を口ずさむお母さんを演じていたのは、『神々の土地』で皇帝を演じていた男役の松風輝さんなのか、なるほど、女役になるとこんな雰囲気なのですね、きれいな歌声でした。
この歌を翻案?された役者さんのツィーターhttps://twitter.com/royterek
終盤、記憶を取り戻したいオバクの頭の中でプレイバックする戦争の場面、オバクの、頭が割れそうになりながら苦しむ表情が大アップで映し出されました。ウエクミ先生は、真風さんの今までみたことがない引き出しを最大限に引き出そうとしたことをうかがわせる場面だったと思います。この場面で記憶が消去される前の、母親を殺されたミレナが兵士に襲われるところが宝塚ではぎりぎりのダークでリリカルなシーン。可能にしたのは星風まどかちゃんの生まれもった上品さ、可愛らしさかな。ノア先生を誘惑しようとしたり、オバクにお前は俺の体を知っていると言われたり、今までみたことがないまどかちゃん、いやらしくならないのは持ち味のなせるわざかな。ショートの鬘と思い出すことができない、重いであろう過去を背負いながら生きている影のある表情と衣装がよく合っていました。まどかちゃんにとっても新しい引き出し。頭がすごく小さくって形が整っているなあと思いました。衣装は有村淳先生なのかな、グレーと白のシンメトリー、洗練された着こなし具合が素敵でした。
ノア先生@キキちゃんもグレーと白のお衣装、かっこよく素敵に着こなしていました。オバクとの並びが映える、映える。前髪のたらし具合、ゆれ具合もキキちゃん自身の工夫なのかな。キャラクターによく合っていて素敵でした。発狂しそうになっているところをノア先生に、僕が大丈夫だって言ったら大丈夫なんだよ、って言って腕をつかんで正気を取り戻させてくれたら、ほんとに自分大大丈夫だなって思えそうな安心感。サパのへそを目指してオバクたちと歩を進めていくとき、誰も置いて行かないっていう正義感が真っすぐで清い感じなの、少しも嫌味なくまっすぐにこちらに入って来るのはキキちゃんだからだよなあ。イエレナ@夢白あやちゃんの常にギラギラ、戦闘モードの、あなたのその正義感がきらいみたいな言葉も受けとめていたノア先生、『金色の砂漠』がそうだったように優しく清らかな存在がいてこそ、ダークな戦闘場面が成立した世界。『スター・ウォーズ』のダースベーダーの手下たちのように白いマスクをかぶって次々と人を撃っていく兵士たち、下級生が演じていたと思いますが彼ら(彼女たち)が思い切って演じて、なお暗くなり過ぎず宝塚の世界観に昇華できたのは対局の清らかさな存在があったから。唯一の歌らしき歌、ノア先生の澄んだ歌声、キキちゃん、こんなふうに歌えるのかと新鮮な驚きでした。
全編に流れていた音楽は三宅純さんが書き下ろした楽曲、デジタル配信あるので購入しようかな。作品世界をより高めていて素敵でした。
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ウエクミ先生の世界をこうして綴るにはわたし言葉が足りなさすぎ、言葉の力のすごさを感じた舞台でもありました。トップコンビは全く歌わない、フィナーレもない、一幕で特に思ったようが気がするのですが、群舞という言い方はちょっと違うかもですがダンスによる表現の力も素敵だと感じた舞台でした。
制作発表会のレポートより、
ウエクミ先生「怠惰な雰囲気がむしろカッコよく見える、ロングコートが似合う長身の男を主人公に、退廃的な作品をいつかやってみたいという夢がありました。そこに真風涼帆というぴったりな役者が現れたので、イメージを彼女に寄せて書いたのがこの作品です。」