ローザ・パークス自伝潮出版社このアイテムの詳細を見る |
公民権運動家のローザ・パークス女史が亡くなられた。享年92才。
彼女は、アメリカの人種差別撤廃のきっかけとなった。バスボイコット運動の引き金となった女性だ。
日本では、キング牧師が有名だが、彼女はキング牧師の盟友でもあり「公民権運動の母」と言われ、市民勲章の最高位「大統領自由勲章」も受けられている。
彼女がバスの白人専用の座席に座り拒否をしたことから、この運動がはじまった。
もし彼女が、圧力に屈し席を譲ってしまったなら今の自由はなかったといっても過言ではない。
そんな偉大な彼女の訃報を日本ではどれだけの報道をしたのか?僕の知る限り非常に少ない。日本の世界観なんてこんなものかと思うとマスコミも含め嘆かわしい。
声高に自由を叫んでも、命を賭して自由のために闘った行動の人にスポットさえもあてないマスコミに対し嘆かわしさを感じる。
42歳まで差別に耐え忍び、その後の人生の50年を世界にある差別撤廃に尽力された。自らの人生を自由のために捧げた人だ。
彼女の勇気が時代を変えたのだ。勇気ある人は本当に美しい。