先日紹介したコロンビア大学の盲目の女性教授、シーナ・アイエンガー氏の「選択の講義」コロンビア白熱教室の全5回の内容を紹介する第4回目です。
今回のテーマは、あふれる選択肢をどう選ぶかがテーマでした。
はじめに、聴講生に1週間の選択肢をメモにしてもらいました。
そして、今回のテーマに要点が述べられます。
選択肢そのものを大胆に仕分ける基準をもうけ
価値のないものは捨てる
もっとも重要な選択肢に時間をかける
商品を選ぶ調査により選択肢が多いと起こるマイナス効果
1.現状維持を選ぶ。2.利益に相反する選択をする。3.選択結果に満足しない。
を説明
その原因として、有名な教授の法則や大学チームの調査を通して
1.知覚判断と記憶力の限界がある。2.わずかな違いを見分けられない。3.個性的な選択をしようとする。
と結論され
その克服法として
1.省く。2.分類する。3.整理する。
ことを述べられ、最初に選択を記した1週間の選択から
重要でない選択と他人に任せられる選択を省く。
↓残った選択から
満足感のある選択と挫折感を持つものに分類する。
↓満足感のある選択から
自分の価値を高める選択を導き出す。
これらを半年ごとに行う選択のトレーニングを示唆されました。
結論的には、こうしたトレーニングにより、選択に必要な経験や知識を蓄えて、正しい選択に必要な直観を磨くことが必要と述べられました。