65オヤジのスタイルブック

プラスチックストロー問題の私的考察

最近、プラスチックストローの使用しない動きが顕著になっています。ストローやプラスティック製品の海への不法投棄により海洋生物への被害を防ぐため出てきたのだが、僕もウミガメが鼻に刺さったストローを抜く時に流す涙に、不法投棄の被害の甚大さを感じます。

そうした中、スターバックスがプラスチック製のストローを使用しないことを発表。それに伴い大手外食チェーンなどは追随する動きが出て来てます。この動き、僕には疑問を感じることが多いです。スターバックスがストローをやめるのなら、カップも再生紙や変えるべきだし、プラスチック製品全般を使わないと宣言するべきです。大手外食チェーンが、そこまで徹底できるか疑問です。むしろ日本では、個人の飲食店の方が、環境に対して敏感に対応しているのでは思います。海外の飲食店は、日本のように取り組んでいる店は少ないと思います。

果たして日本が、この動きに追随して意味があるのか。そもそも、海へのプラスティックの不法投棄が問題で、日本では各自治体がリサイクルに取り組み地域住民の協力で、大量なプラスティック製品が海に捨てられることは少ないと思います。

かつて割りばしが、地球温暖化の槍玉になり、マイ箸ブームと共に、今では、飲食店で樹脂製のリサイクル箸が急速に普及しました。そのことで、間伐材が注目され、リサイクル箸と共に、竹や国産の割り箸が使われるようになりました。

今回の問題は、使い捨てられたプラスチック製品が問題で、プラスチック製品がすべて悪ではないことを理解すべきではと思います。

これは、むしろ海外のモラルが問題で、日本がすぐ敏感に反応することではないと思っています。今回のことで、ストローの製造販売業者は死活問題になりかねないことです。こうした動きで、悪者にされ、生活を脅かされるのは、中小の零細企業です。日本の企業は、尚早にこの流れに乗らず、冷静に判断する必要があるのではと思います。海洋生物を守る支援は、違う部分であると思うのは僕だけではないと思います。

日本やドイツなどが、もっとリサイクルの観点にたって、今回の問題に取り組んでいくべきではないかと僕は思います。


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