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四生の盲者日記

妄想による愉快な国際時事ネタ解釈

2006.03.15雑感

2006-03-15 18:24:11 | 雑感

【雷峰がネットゲームの主役に、昇進したいならば絶えず良い事をしなければならない】新華網2006年03月15日 08:17CST

 雷鋒といっても、若い方にはピンとこないでしょう。イチゴの品種の雷峰と紛らわしいですが、峰ではなく鋒です。
 22歳で事故死した人民解放軍の兵隊で、とにかく親切な人だった(破れた靴下を繕ってあげたとか、おばあさんを背負ってあげたとか…)とされています。
 毛沢東がべた褒めしたこともあり、中国人にとってはおなじみの「英雄」ですね。日本で言えば、これも若い方にはピンとこないと思いますが、「木口小平」とか「広瀬武夫」とか「爆弾三勇士」とか…いや雷鋒は別に戦果を上げた訳ではありませんし、英雄的な最期を遂げた訳でもありませんが(倒れた電柱の下敷きだったか、輸送事故だったかで亡くなったらしい)。とにかく「体制により作り上げられた英雄」なのですな、まあ、英雄なんざそんなもん。
 この雷鋒おじさんになってプレイするネットゲームが、新華網に取り上げられております。名称も「雷鋒に学べ」昔よく聞いたコピーですね。
 でまあ、プレーヤーはなにをするかといいますと、もっぱらパラメーターを上げていくのですが。パラメーターを上げるには、やっぱり靴下を繕ったり…質素な服で過ごしたり…スパイをぼかぼか殴ったり…反革命分子と闘争したり…するわけです。ああ、パラメーターは「経験値」と「忠誠値」の二つです。
 アイテムとして「毛沢東語録」が用意されているようです。
で、エンディングはどうなるか…

毛主席に会える…
天安門広場で…     なんという光栄!

 なんというか、クソゲとしか表現し得ないのですが、クソゲをわざわざ記事にするのだからなにか魂胆はあるのでしょう。
 この記事の下に、ネットゲーム依存の子供の症状だとかが取り上げられておりまして、それは必死こいて中共のネット規制を正当化しているようにしか筆者には読めないのですが。ネット依存の子供にクソゲ預けて「雷鋒に学べ」ですか、ああそうですか。



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