まず、東京新聞が伝えた環球時報を確認した。
米国、中国の対衛星兵器に疑心暗鬼(中文、環球時報)
http://paper.people.com.cn/hqsb/html/2007-01/19/content_12261246.htm
内容:
宇宙における米国の軍事的優位はどうたらこうたら、中国の宇宙開発は平和目的でうんたらかんたら、今回の報道は事実無根であーたらこーたら、米国の軍産複合体の陰謀でうんぬんかんぬん。
一見上記の記事が新華網と人民網には転載されていないのが興味深いところ。それぞれがおおっぴらにしているのは次の事実報道。
新華網:
”宇宙が21世紀の戦場”宇宙戦はどのように戦われるか(中文、環球時報)
http://news.xinhuanet.com/mil/2007-01/21/content_5632209.htm
人民網:
中国が対衛星ミサイル実験に成功と米国が報道(中文、人民網)
http://military.people.com.cn/GB/8221/72028/76059/76404/5306403.html
国際世論に確実に叩かれる、または宇宙軍拡競争の泥沼で経済力を消耗するデメリットと、米国と対衛星兵器制限を交渉し、更にその交渉でMDも対象にできるかもしれないメリット、だとしたら中国に分が悪すぎる、中国にとってそんな北朝鮮のような真似をする対外的な理由があるだろうかと考えていたのだが。
報道の仕方がここまでバラバラだと、むしろ国内向けの理由を考えた方が早いかもしれない。
日曜なのでここまで。
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