http://news.xinhuanet.com/world/2007-10/25/content_6940572.htm
金大中事件謝罪問題、についての新華社報道。
報告の中で金大中事件の政治的解決を批判した、過去事件の真相究明委員会自らが、「日本側は我々の立場を理解し静かにした方が互いのためだ」「こんなことで気分を害するなら小さな国だと思う」などと政治的解決を要求している様は喜劇的である。
「報告書は述べた、当時の日本政府と朴正煕政権は共謀して事件を隠蔽、対応する責任がある」と、ちょっと微妙なニュアンスは見られるものの、全体的には委員会、金大中スポークスマン、町村外相それぞれの発言を載せたある意味中立的なもの。
スルーする訳でも、抗日に歪曲する訳でもなく、胡錦涛二期体制になって多少姿勢が変わったのだろうか?
24日に書いたとおり、筆者の価値観として、韓国国家組織が韓国公民を日本国内から拉致したというのであれば、明らかな日本の国家主権侵害であり、外交問題に他ならない。
冷戦中であったこと、韓国が分断国家の民主主義側であること、日本が政治手段としての戦争を放棄していること、その時代背景が絡み合った結果として、この問題は文字通り政治的に解決された、ものと解釈している。
韓国、日本共、今後の官民の動向が楽しみ。
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