このブログの主題は「愉快な国際時事ネタの解釈」である。「愉快な」は「国際時事ネタ」「解釈」どちらにも懸かるようにこの語順にしてある、往々にしてネタに刺激され、愉快な解釈が導き出される事が多い。もっとも愉快なのは筆者の思考過程だけかもしれない、結論はさして面白くもない。
パトリオット配備に抗議 沖縄で500人反対集会 -Yahoo!ニュース 2006.07.19 21:05 JST-
日米両政府が計画している沖縄県の米軍嘉手納基地などへの地対空誘導弾パトリオット(PAC3)配備に反対する集会が19日夜、同県北谷町の公園で開かれた。沖縄平和運動センターなどが主催、約500人(主催者発表)が参加した。
沖縄市の東門美津子市長は「県民の思いは基地の整理縮小。北朝鮮の(ミサイル発射)行為は許せないが、PAC3の配備は絶対にまかりならない」と訴え、会場からは「基地の機能強化だ」などと、抗議の声が次々と上がった。参加者は集会後、同基地に向けてデモ行進した。
(共同通信) - 7月19日21時27分更新
「楽しむ」と書いたが、筆者には参加者の行動も、なぜ市長が「県民」を代表するかのような発言ができるのか(言ったのが県知事ならばまだ分かる)まったく理解できない。更に理解できないのは、北朝鮮の行為とPAC3配備を並べて扱っていることであり。許せない:「絶対に」まかりならない、前者と後者に対する温度差に到っては、次回の選挙を心配してしまう。
PAC3は嘉手納にだけ配備される訳ではなく、全国配備の手始めというだけなのだが、現在の日本の体制において直接選挙で選ばれた首長が絶対にまかりならないという事は沖縄市だけMDは不要だというに等しい。とにかくPAC3は嫌いなようだ。
ところで、隣国における米国の軍事プレゼンスの変化に中国がどの程度関心を持っているかという例。
在韓米軍司令、米韓連合司令部解散を証言 -中新網 2006.07.14 11:59 CST-
在韓米軍15基地を返還へ -新華網 2006.07.15 16:03 CST-
在韓米軍15軍事基地を返還 -XINHUA DAILY TEREGRAPH 2006.07.16 10:59 CST-
地方軍に甘んじる訳ではない、在韓米軍は東アジア全体の管制を考えている -環球時報 2006.07.19 07:25 CST-
米国、戦時作戦統制権を4年後に移動-新華網 2006.07.19 13:07 CST-
以上、中文
在韓米軍、15基地を韓国に返還 -人民網日本語版 2006.07.16 13:06 CST-
以上日文
比較してはいないが、韓国国内での記事とほぼ同等程度。この中国が非常にMDを嫌がっている事を考えれば、上に書いたPAC3が嫌いな理由は納得できる。一市長が県民を代表するかの如き発言は、おそらく性格が偏っているのだろう。
別件:
昭和天皇、A級戦犯靖国合祀に不快感・元宮内庁長官が発言メモ -NIKKEI NET 2006.07.20 07:00 JST-
様々なマスコミが報道しているが、なぜ記事になるのかこれまた筆者には理解できない。政治家でもない、強いて言えば一象徴にすぎない個人の価値観になにか意味があるのだろうか?
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