中国製美白クリームに水銀2万倍「短期的には美白効果」
http://www.sankei.co.jp/news/061116/kok009.htm
元記事(中文)
http://news.xinhuanet.com/health/2006-11/15/content_5330950.htm
SK2空騒ぎで何も学習していなかったらしく、どっちの記事も相変わらずセンセーショナルな書き方をしている。中国というとなんでも汚染されていると信じたい人の為に書くと、元記事によれば国家基準の2万倍の水銀を含有していたのは「南京市禹○生物保健工場製”再嫩白霜”」(○は”女”偏”口”の下に”内”)と「広州連△化粧品有限公司製”欣梦祛斑霜”」(△は頃の”ヒ”の下に”ノ”と”木”)など、だけであり。「など」が気にかかるものの中国製の美白クリーム全てに水銀が配合されているわけではない。
日中問わずマスコミはこういう書き方をよくするのだが「国家基準の2万倍」「皮膚から水銀が吸収されれば慢性水銀中毒を引き起こし、骨格や歯、肝腎機能に悪影響を及ぼす」別個の事実をあたかも関連性があるように報道するのはやめてほしい。
・どのように測定されたか
・(測定の方法が正確だとして)実際に含有されていた数値
・(数値が正しいとして)水銀は意図的に混入されたのかどうか
の科学的な姿勢重要と思う。実は中国の分析機関で計ってもらうと、分析限界を超えたレポートが上がってくるので分析結果が信用できない。
倫理的には、
「水銀は短期的には色素を減退する効果があり、多くの不法企業は美白効果を追及するために商品に水銀を入れてる」
といった安徽省質監局の指摘を待つまでもなく、なんとなく何が入っているか胡散臭い。
ところでSK2で面子丸つぶれになった上に蜂にさされた質総検、塩を刷り込んだ格好の安徽省質監局が心配。
さて、久々のH5N1これから流行期を前に、筆者は特に予防注射を打つでもなくただ漫然と構えている。
鳥インフルエンザ:H5N1型ウイルス、人感染の変異部分発見 流行見極めの目安に
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20061116ddm012040138000c.html
大分詳しい事が分かってきている。筆者の年代など「これぞ科学」とワクワクする。
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