妄想による愉快な国際時事ネタ解釈
四生の盲者日記
理解不能
コラムに目くじら立てるのもなんですが。
高井北大教授のコラム
ブ-胡会談について日本の新聞各社は温度差こそあるものの「具体的成果なし」という点で一致している。だが首脳会談をしているだけ、米中関係は日中関係よりまし、との視点に欠けているのではないか。
という要旨。
いや、そんなに首脳会談が大事なのなら、なぜに今回下馬評通り日中関係改善の話題が出なかったのかと。教授は「小泉サイドには、中国は「ステークホルダー」という認識が欠けている」と指摘しておりますが。そもそも小泉は「いつでも会談に応じる用意がある」と言っていたのではなかったかと。
まことに興味深い。
そのつもりで読んでいるとなかなか興味深い表現が目白押しですな。
・このところ発展著しく、ソ連なき後次の大国として浮上しつつある中国
・嫌中派の産経
・中国問題に比較的中立の日経
この辺は序の口で
・世論を導くべき大手の新聞社も、そうした視点から米中関係を論じ、日中関係への教訓をしめすべきではないのか
ああっ・・・中共と同じ論調・・・
<<参考>>第16期4中全会の決定
「しっかりと世論の方向性を掌握し、正しく社会世論を導くこと。党がメディアを管理するという原則を堅持し、世論を率いる能力を強化し、世論工作の主導権を握らねばならない。団結、安定、激励の姿勢を堅持し、プラス面(正面)の宣伝を主とし、ニュースメディアの政治意識、大局意識、社会的責任感の強化を指導し、さらに新聞や出版、ラジオ、テレビの宣伝を改善し、党の主張と人民の声の統一を体現し、その吸引力と影響力を高めよう」
いや、これ高井さんが書いた同じコラムの別の日付から引用してきたんですけどね。高井さんはこの決定を指して「党がメディアを管理するという原則を再確認した」と評しています。
蓋し、名言ですな。
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