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【雑感】ジンバブエ向け武器積んだ中国船、荷揚げ出来ず帰航と【和文/CNN】

http://www.cnn.co.jp/business/CNN200804240037.html

大統領選絡みの厳しい与野党対立が続くアフリカ南部、ジンバブエ向けの武器、弾薬類を積み南アフリカのダーバン港で荷揚げを計画していたものの港湾労組がこれを拒否していた中国貨物船の問題で、中国外務省報道官は24日、同船が帰航に向かったと述べた。

同船はその後、モザンビークなどジンバブエ隣国への寄港を計画したものの、米国がジンバブエの政治危機を理由に関係諸国に立ち寄り拒否を要請。ブラウン英首相もジンバブエへの武器禁輸を呼び掛ける中で、寄港を受け入れる国はなかった模様だ。

港湾労組は荷下ろし拒絶について、武器類がジンバブエのムガベ政権に国民弾圧や反政府勢力の締め付けに用いられる恐れがあると説明。南アの裁判所も労組支持の見解を打ち出していた。

中国外務省報道官は、帰航の理由についてジンバブエが当初の期日通り、荷を受け取らなかったためと主張。中国政府は今回の輸出取引について、ジンバブエで3月下旬に実施した大統領選前に合意しており、同国の政治混乱とは無関係とし、米国の横やりを非難している。また、中国はアフリカ南部諸国と友好関係を維持しているとも述べた。

港湾労組などによると、積み荷には銃弾、小火器、迫撃砲弾、ロケット弾が含まれる。米政府高官は、荷の受取人はジンバブエの治安部隊とも明かしている。

ジンバブエでは、大統領選の公式結果がいまだに発表されない異例の事態になっている。野党は独自集計を基に勝利を宣言、発表の遅延は5期目を目指すムガベ大統領の権力維持のための工作と非難している。拘束など野党に対する弾圧が始まったとの報道もある。

同国は経済政策の失敗で食糧生産が停滞、超高率のインフレに見舞われて日常生活品が不足し、南アフリカへ逃れるジンバブエ人も多い。


 要約すると、社会・政情が不安定な国の体制側に、中国が武器を輸出し。その武器が民衆の弾圧に使用される恐れがあるため、欧米が揚陸をやめさせた、という事件。
 独善において、長い歴史を持つ「中華人民」。ましてや、世界中で叩かれまくり、生来の被害妄想に輪をかけている昨今、スルーなどできるわけがない。

・西側、アフリカでの中国武器輸送船拒否を誇張、中国への新たな圧力に【中文/環球時報】
http://news.xinhuanet.com/world/2008-04/23/content_8033676.htm

・外電、中国軍人がジンバブエを管理、と捏造【中文/国際先駆導報】
http://news.xinhuanet.com/world/2008-04/24/content_8041680.htm

 要約:
 中国は正常な商取引をしている。これは中国に圧力をかけようとする、CIAの陰謀だ。
(要約は2記事とも同じ)

 民族主義において双璧をなす、この2紙ならではの電波記事。
 先進国に暮らしていると、ほとんど意識せずにいられることだが、この惑星上では「食事のために人が命を落とす」社会のほうがまだ多い。
 そこに武器を売りつけようというのだから、中国が叩かれるのも当然ではある。
 それがわかっていても、叩かれ弱いのが「中華民族」の民族性なのである。尚、素でわかっていない人民の方が多い可能性も、多分にある。

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