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四生の盲者日記

妄想による愉快な国際時事ネタ解釈

電波人間

2007-01-18 21:11:31 | 雑感

アナウンサーだけに。

アナウンサー:スターバックスに怒り「伝統を軽視」(日文、中国情報局)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0116&f=business_0116_011.shtml

↓本記事(中文、新京報)
http://news.xinhuanet.com/fortune/2007-01/16/content_5610446.htm 

  中央電視台(中央テレビ、CCTV)の英語チャンネルのアナウンサー〓成鋼氏が故宮(旧紫禁城)にある米コーヒーチェーン大手「スターバックスコーヒー」の店舗について、「中国の伝統文化を踏みにじっている」として閉鎖を求め、話題になっている。16日付で新京報が伝えた。(〓はくさかんむりに内、以下同じ)
  スターバックスが故宮に出店したのは6年前。数年前に〓氏が故宮を訪れた時に米国人の友人がスターバックスの店舗を見て、大笑いしたという。〓氏は「なんで聖なる場所にスターバックスがあるんだ」と憤りを感じた。
  その後〓氏は米国の名門エール大学で開かれたイベントで、同社のドナルドCEO(最高経営責任者)に対して店舗の閉鎖を求めた。ドナルドCEOは「前任者の行為であり、即答できない。会社に帰ってから対応を検討したい」と答えた。  
 しかし4カ月経過しても連絡がなかったことから、〓氏は抗議状をドナルドCEOに送ったところ、「出来るだけ周囲の環境と溶け込み、中国の文化を保護するよう努めたい」との返事が届いた。〓氏は満足せず、再度手紙で閉鎖を求める考えだという。
  〓氏は1977年9月に安徽省合肥市で生まれ、99年に外交学院国際経済学部を卒業後、CCTVに入った。得意の英語を活かして、ビジネス関連の番組を多く担当している。写真は雪景色の故宮。(編集担当:菅原大輔)

関連する中国国内の報道(中文)
どちらかといえばアナウンサー寄り
http://news.xinhuanet.com/local/2007-01/17/content_5614811.htm
http://news.xinhuanet.com/fortune/2007-01/17/content_5614810.htm
http://news.xinhuanet.com/photo/2007-01/17/content_5615344.htm

アナウンサーに批判的
http://news.xinhuanet.com/comments/2007-01/17/content_5615276.htm
http://news.xinhuanet.com/comments/2007-01/17/content_5612494.htm

まとめページ
http://news.xinhuanet.com/forum/2007-01/17/content_5611195.htm

 筆者は「こんなプロパガンダを信じるほど、中国の人民も馬鹿ではあるまい」とよく書いている。筆者が紹介している極端な記事と、日常的に接触している中国人の間の落差からそう思うのだが、上の馬鹿騒ぎを見るとそうでもないのかと思えてしまう。
 民族的自尊心を理由に、外国店舗の退去を外国企業の現地法人ではなく、本社CEOに対して直接おこなった、というのはいかにも中国的といえば中国的。今回はそれをおこなったのが国営放送のアナウンサーである、という一点において筆者の中国人観に見直しを迫ってきている。
 このアナウンサーは天安門事件時12歳、いわゆる事件後の反日民族主義教育を受けた世代にあたる。この教育を受けた連中の全員が全員このようだと考えるのは、あまりにも大雑把な認識であり、正しい現状認識とはいけない。ただし、アナウンサー個人については、反日民族主義教育というのは充分理由たりえるだろう。

 気になるのは、全員が全員こうではないとしても、この手の連中が確実に増えていることなのだ。
 
 


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