・外交部、正常な貿易を武器密輸に関連付けることに断固反対
http://www.pekinshuho.com/zxnew/txt/2007-07/27/content_70579.htm
中国外交部の劉建超報道官は26日、「中国は正常な貿易協力を武器密輸に関連付けることに断固反対する」と語った。
イラク駐留アメリカ軍の報道官はこのほど発表した「アメリカ軍は、中国製兵器がイランを通じてイラクの反米武装勢力に輸出されたことを発見した」という言論に対し、劉建超報道官は、「中国政府は武器の輸出に対して、一貫して慎重かつ責任のある態度をとっており、軍備輸出の三原則を厳守している。この三原則は、輸出先の国の正当な自衛能力にプラスになること。その地区や世界の平和、安全、安定を損なわないこと。輸出先の国の内政に干渉しないことだ。中国は絶対に国家ではない団体や個人に武器を輸出せず、安保理が武器輸出禁止令を出した国や地区に輸出しない」と語った。
劉報道官はさらに、「最近、一部の国は中国と他の国との正常な貿易を武器密輸だと勝手に連想している。これは意地の悪いずるいものの見方だ。中国はこれに強い不満を示し、断固反対している」と語った。
要旨:中国は正当な商取引として武器を輸出している。
イラクでは反米武装勢力が中国製の武器で武装している。経路をたどっていくと、中国が正式にイランに輸出したものが密輸でイラク国内に流れている。
そこでアメリカが中国に対して、イラクの武装勢力に渡すような相手には武器を売るな、といっている。
発想が「補給を叩く」といういかにも軍事的なものであり、米軍関係がシンプルに不満を述べたものと思われる。
工業国で武器を輸出していないのは日本くらいなので、上記のように開き直られるとそれ以上は突っ込めない。
この件については、秦剛が10日に「中国製の武器などない」と言い切っているが、並べた原則は劉建超と同じなのでいまひとつ突っ込みきれない。
・中国の軍用品輸出、平和安定など3原則厳格に守り実施
http://www.newschina.jp/news/category_1/child_1/item_4666.html
「中国から武器を貰ってテロに使った」などという、アルカイダメンバーの「証言」だけでもあれば違ってくるだろう。
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