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 最近ブログの傾向に対して、忸怩たる思いがある。
 主に中国情報を取り上げて書いているものの、どうも条件反射的な感想のみで終わっている気がしてならない。
 もともと作文のリハビリのつもりで始めたものの、書いているうちに、情報をもたらす人間社会そのものを、断片でもいいから理解してみたい、という大それた考えがなんとなく願望の形になってきている。分析力、文章力の不足はこれはどうしようもないとして。もっとこう、先入観なしに事象を眺める必要があると思った次第。
 ただ、一発一発の記事には一行レスしかつけようがないが、後からまとめてみると社会そのものが見えてくるといった事象もある。そのへんは自分の直感を信じるしかないと考える。

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世界の電子廃棄物7割流入 輸入物に監視届かず
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=1205&f=business_1205_008.shtml

 ビジネスとしてのリサイクル、が中国では盛んだ。とはいえ全世界から日本でいう廃家電を買いあさり、銅、金、など高く売れるものだけを燃やしたり溶かしたりして取り出し、残りはその辺に捨てる原始的なもの。
 記事にかいてあるように水銀、カドミウムまで含有しているかは眉唾だが、大概の成分はその過程で環境に放出される。
 持続可能な意味でのリサイクルではない。
 分解して資源にするよりも、修理して使い続けた方がより環境には優しい。30年くらい前までは、町の電気屋にいくとおやじがドライバーでなにか分解していたものだった。
 人件費の安い海外に工場を作り出したあたりから、買換えの方が修理よりも安くなった。外資がより安い人件費を求め続けた結果、現在の中国の経済成長があり、廃家電による環境汚染があるのだから皮肉としかいいようがない。
 ちなみに廃家電リサイクル法が施行されている日本は、この問題とは基本的に無関係である。


化粧品SK-II販売再開、「心から愛用」との声も
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=1205&f=business_1205_011.shtml

 追いかけ続けた事象。
>客は一様に「私たちはSK-IIを心から愛用しています」と話していた。

ちなみに1.5ヶ月前の中国におけるネット調査。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=1026&f=business_1026_003.shtml
Q:SK-IIブランドの化粧品の販売が再開されたら、今後も購入するか?
今後も買い続ける:                         30.8%
もう買わない。別のブランドに代える: 33.3%
もともと使っていない:                     34.6%
どうするか検討中だ:                        1.3%

 3日に買いにきたのは、上の調査で「買い続ける」と答えた3割の人なのだろう。とはいえ、この調査もほぼ綺麗に3割づつ別れており信用できない。

 追いかけ続けた結果何が言えるか:
・中国のネット調査は信用できない
・質総研は基本的に品質を理解していない

以上

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