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【雑感】論評:餃子事件に見る日本メディアの責任【中文/国際先駆導報】

http://news.xinhuanet.com/world/2008-03/03/content_7707874.htm

論旨:
中国冷凍餃子中毒からもう一月たつのに、日本メディアの騒ぎは止まない。
そもそも、騒ぎ立てているのは『右翼メディア』産経、『最大の保守新聞』読売などであり。右翼メディアが主として扇動しているのだ。
理性的な朝日や日経は、冷静な対応を呼びかけているが、メディアの中では少数派だ。

日本メディアは中日大局に重きを置き、冷静客観的な報道をおこない、日中友好の主な力とならねばならない。


 民族主義新聞、国際先駆導報らしい抗日記事。おもいっきりプロパガンダ臭くて、四十代の筆者は懐かしさの余り涙が出て来てしまった。
 それはそうとして、毒餃子については、産経、読売よりもむしろ、「環境、消費者の味方」朝日、日経の方が、消費者の恐怖を無責任にあおりたてていたと思うのだが、国際先駆導報にはそう読めないようだ。
 28日の公安&質総局の逆切れ会見以来、朝日、日経の記事が微妙に「友好」寄りになっていっていたのは、そういう方針で対応するとの指示が出たのだろう。
 更には、首相があの会見を「前向き」と評価するくらいだから、官邸と中南海の間ではコンセンサスが出来ているものと思える。

 以下は陰謀論の時点で完全に妄想なのだが、日中政府共に「友好」を望んでいるのだろうか?
 胡錦涛個人はどうあれ中国政府にとって、国内をまとめるためには「大人の対応をしてくる敵」があったほうがよい。
 日本政府にしても、閉塞感から抜けきれない現在「いつまでも昔の事を蒸し返す尊大な後進国」はあったほうがよい。
 毒餃子に関する両国の報道をみていると、抗日教育を受けて育った若い連中と、極端な環境教育を受けて育った消費者、双方を煽り立てているように見えるのだ。

 実際のところ事態は逆であり、政府が人民、国民にいいように鼻面を引き回されているのが現実ではある。

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