妄想による愉快な国際時事ネタ解釈
四生の盲者日記
瀋陽の日本総領事館に身分不明者が強行進入した事件について -映像編-
人が一人通れる位に開いたゲートに駆け込む4人の男女、女性の一人はしっかりと幼女を抱いている。
ゲートに二三歩踏み込み、女性二人を引きずりだす、草色の制服を着た屈強な公安。その脇を駆け抜ける男、白い運動靴がやけに目に付く。
泣き喚く二人の女、投げ出される幼女。
逃亡生活中に生まれたが故に、彼女にとってはおそらくは祖国の体制よりも恐ろしい存在であるであろう草色の制服を着た公安、に目の前で母親が取り押さえられ、泣く以外に術をしらない幼女。
保護を与えるべき人々をさておき、制帽を拾って公安に渡すまぬけな領事館員。
とまあ、かような映像が世界に配信されました。なんというか、陳腐かつあまりにも扇動的な、ワイドショーでしかお目にかかれないような映像でしたな。現実だからいいものの、もしこれが映画だったら、こんな脚本、演出とおらないでしょ今時。こんなような文章書けなどと言われてもなるべく書きたくねえなあ、必要あれば別だけど。
陳腐なだけに人々に与えた影響は大きく、日本政府は大騒ぎ(詳しくは次稿にて)。挙げ句の果てにはやっぱり出てきたよ、こんなのが。
ゲートに二三歩踏み込み、女性二人を引きずりだす、草色の制服を着た屈強な公安。その脇を駆け抜ける男、白い運動靴がやけに目に付く。
泣き喚く二人の女、投げ出される幼女。
逃亡生活中に生まれたが故に、彼女にとってはおそらくは祖国の体制よりも恐ろしい存在であるであろう草色の制服を着た公安、に目の前で母親が取り押さえられ、泣く以外に術をしらない幼女。
保護を与えるべき人々をさておき、制帽を拾って公安に渡すまぬけな領事館員。
とまあ、かような映像が世界に配信されました。なんというか、陳腐かつあまりにも扇動的な、ワイドショーでしかお目にかかれないような映像でしたな。現実だからいいものの、もしこれが映画だったら、こんな脚本、演出とおらないでしょ今時。こんなような文章書けなどと言われてもなるべく書きたくねえなあ、必要あれば別だけど。
陳腐なだけに人々に与えた影響は大きく、日本政府は大騒ぎ(詳しくは次稿にて)。挙げ句の果てにはやっぱり出てきたよ、こんなのが。
<中国大使館に侵入の男逮捕=瀋陽総領事館事件に抗議-警視庁>
東京都港区の中国大使館に侵入しようとした住所不定の塗装工の男(55)が、建造物侵入の現行犯で警視庁麻布署に逮捕されていたことが、11日分かった。調べに対し、男は「中国・瀋陽の日本総領事館亡命未遂事件をテレビで見て、子供がかわいそうだと思い抗議しに来た」などと供述しているという。男は当時、かなり酒を飲んでいたらしい。 (時事通信)[5月11日14時2分更新]
筆者にもそろそろ2歳になる女児がいますが、「子供がかわいそうだ」というのは大きいですわな、その意味で今回の映像は反則、だけど撮影させた連中の目的は達成できたといえる。
ただねえ、カメラを回していた人、亡命を待っている間「失敗した方がニュースになるのに」とか、実際に泣き叫ぶ幼女の顔を撮って、「こりゃいい画だ」と一瞬でも思いませんでした? いやなんとなく、見てて思ったもんで。
今回の結論、「かみさんと娘を見捨てちゃいかんよ、旦那。俺だったら一生後悔しちまうぜ。」
(このテーマ続く)
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