路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【日大】:田中前理事長「現金受け取った」供述始める…一部は「日大出身力士への祝い金に」

2021-12-12 06:47:50 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【日大】:田中前理事長「現金受け取った」供述始める…一部は「日大出身力士への祝い金に」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日大】:田中前理事長「現金受け取った」供述始める…一部は「日大出身力士への祝い金に」 

 日本大学の田中英寿前理事長(75)が所得税法違反容疑で逮捕された事件で、田中容疑者が東京地検特捜部の調べに対し、同大関連事業を巡る背任事件で起訴された医療法人前理事長らからの現金受領を認める供述を始めたことが関係者の話でわかった。受領した現金の一部は日大出身の力士らへの祝い金にあてたとの趣旨の説明をしているとみられ、特捜部が裏付け捜査を進めている。

田中英寿容疑者

  © 読売新聞 田中英寿容疑者

 田中容疑者は11月29日、日大医学部付属病院の建て替え計画などを巡り、受け取ったリベートなど計約1億2000万円を税務申告せず、計約5300万円を脱税した疑いで逮捕された。申告から除外した所得のうち7500万円は大阪市内の医療法人「錦秀会」前理事長・籔本雅巳被告(61)(背任罪で起訴)から受領したとされる。

 関係者によると、田中容疑者は、逮捕直後は現金の受領を否定していたが、その後、籔本被告らから「現金を受け取った」などと供述したという。現金受領の場に田中容疑者の妻が同席したケースもあり、妻が籔本被告に現金提供のお礼を伝えたとみられる留守番電話のメッセージも残されていたという。

 田中容疑者は、受領した現金の使途について「一部は祝勝会などで日大出身力士らに渡した」と周囲に説明。ただし、現金が関連事業を巡るリベートとの明確な認識はなかったとの趣旨の話もしているという。

 一方で、田中容疑者は脱税容疑に関し、「税務申告は妻に任せていて、わからない」と供述。周囲には「全ての責任は自分が負う」などと話しているという。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社会 【話題・日本大学の田中英寿前理事長が所得税法違反容疑で逮捕された事件】  2021年12月12日  05:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【日大】:「田中前理事長と永久決別」は口だけ宣言…ドンが密かに描くフィクサー復権のシナリオ

2021-12-12 06:47:40 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【日大】:「田中前理事長と永久決別」は口だけ宣言…ドンが密かに描くフィクサー復権のシナリオ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日大】:「田中前理事長と永久決別」は口だけ宣言…ドンが密かに描くフィクサー復権のシナリオ

 「日本大学は田中前理事長と永久に決別し、その影響力を排除します。今後一切、彼が日本大学の業務に携わることを許しません。ここに宣言いたします」

 10日開かれた記者会見の冒頭、日大の理事長を兼務する加藤直人学長(70)はこう述べた。先月、所得税法違反の疑いで逮捕された前理事長の田中英寿容疑者(75)に役員報酬や退職慰労金を支給しない考えを明らかにした。日大が公の場で説明するのは、東京地検特捜部が9月に大学などを強制捜査して以来、初めて。

記者会見で頭を下げる加藤学長(左)/(C)日刊ゲンダイ

  記者会見で頭を下げる加藤学長(左)/(C)日刊ゲンダイ

 威勢は良かったが、肝心の会見は終始言い訳ばかり。中身もスカスカだった。

 ■田中容疑者の脱税

 事件に関して再三、質問が及んだが、「捜査に支障がある」と詳しい説明を回避。13年間にわたって“ドン”が絶対的な権力を握り続けたことについては、「校友会を利用して体制づくりをし、理事の選出過程においても力を持っていた。前理事長の意見が優先される体制になっていた。今までの体制とは決別していく」と、何を今さらといった感じだった。

 何の根拠を持って前理事長を排除できるのか問われても「田中前理事長が存在しなくなれば、その影響力を受けていた方は影響力を持たなくなると考えている」と言うのみで、具体的な言及はなかった。

 永久決別を宣言したものの、田中容疑者は現在も評議員と校友会会長を務めている。

 「臨時評議員会を開催して評議員の地位については検討すると聞いています。(別組織の)校友会においても役員臨時総会を開いて身分に関して検討するということです」とまるで他人事だ。

 ■現場を離れても影響力は絶大

 日大側が一方的に「決別」を宣言したところで、これだけ及び腰だと、いくらでも付け入るスキはある。

 前理事長は自らに捜査の手が迫った頃、「アイツとコイツだけは絶対に許さん」と周囲に息巻いていたという。

 「まだまだ体は元気ですから、表向き3年ぐらいはおとなしくしているでしょう。潤沢な資金に加え、出身母体の相撲界をはじめ、政界、スポーツ界にニラミが利く。日大の職務から離れたといっても、大学側にとって怖い存在なのは間違いありません。息のかかった理事や評議員はいくらでもいます。現場を離れてもその力は絶大です。前理事長に逆らったら何をされるか、何をバラされるか分からないとビビっている連中も少なくない。本人は今回の事件では裏切り者がいると考えている。逐一、現場の動きを報告させて、報復するつもりです。前理事長のことですから、目の黒いうちは影響力を及ぼし続ける」(日大関係者)

 決別しても日大のドンが“フィクサー”に代わるだけだ。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース マネー 【トピックスニュース】  2021年12月11日  15:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【日大のドン】:操っていた“影の権力者”優子夫人の実像 ■経営するちゃんこ店で現金受け渡しも

2021-12-12 06:34:20 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【日大のドン】:操っていた“影の権力者”優子夫人の実像 ■経営するちゃんこ店で現金受け渡しも

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日大のドン】:操っていた“影の権力者”優子夫人の実像 ■経営するちゃんこ店で現金受け渡しも

 「税務申告は妻に任せていた」

 脱税事件で逮捕された日大前理事長の田中英寿容疑者(75)は東京地検特捜部の調べに対し、こう「言い訳」をしているという。

 2日の家宅捜索では鍵開け業者が建物内に入り、捜査員が紙幣計算機を持ち込むなどして、前理事長の妻・優子夫人が経営するちゃんこ店「たなか」(東京・阿佐谷)を兼ねた自宅や、日大の理事長室から2億数千万円の現金を発見。さらに「たなか」の従業員が住むアパートの一室からも、現金約2400万円が見つかった。従業員宅はちゃんこ店のすぐ近くにあり、東京地検特捜部は証拠隠滅のために隠した疑いがあるとみて、捜査を進めている。

紙幣計算機を持ち込む捜査員(2日の捜索)/(C)日刊ゲンダイ

  紙幣計算機を持ち込む捜査員(2日の捜索)/(C)日刊ゲンダイ

 前理事長に取り入るためにはまず、前理事長が唯一、頭が上がらない優子夫人に気に入られなければならなかった。そのため前理事長の取り巻き連中をはじめ、ゼネコン関係者、スポーツ用品担当者らの出入り業者は「たなか」に日参。優子夫人のご機嫌を取るのが、仕事になっていた。現金の受け渡し現場になった店は、理事会に代わる日大の「最高意思決定機関」のようなものだった。

 ■三波春夫の弟子の元演歌歌手

 「優子夫人は旧姓、湯沢征子さんという長野県出身の元演歌歌手です。三波春夫の弟子で、レコードを2枚出していて大月みやこと一緒に地方巡業をしたこともあるそうです。店が入る湯沢ビルは1、2階が店舗で、3、4階が住居になっています。もともとは優子夫人の母親が上京して阿佐谷で喫茶店を始め、その後、ちゃんこ屋になった。優子さんは貧しい家庭で育った前理事長を、結婚前から経済面でも支援していた」(日大関係者)

 結婚後も優子夫人は物心両面で前理事長を支え、時にはハッパをかけることもあったという。その結果、一職員に過ぎなかった田中容疑者が国内最大のマンモス校のトップの座にまで上り詰め、「日大のドン」として13年間、君臨することになった。

 「優子さんは機嫌が良くなると、店の近くのスナックに行こうと言いだします。それを知ったある理事は、どこで見つけたのか、優子夫人の古いレコードを探し出し、せっせと歌詞を覚えた。夫人とスナックに行った際、しめたとばかりにカラオケで優子夫人の歌を選曲。イントロが始まると、夫人は驚いた様子で『コレ、私の歌じゃない』と言ってたいそう感激し、上機嫌でデュエットした。当然ながら、その理事はすぐに出世しました」(元幹部)

 所得の管理は妻が担当し、現金を包んだ多くの関係者は「優子夫人に金を渡した」と話している。9月8日のガサ入れの際、特捜部の係官に「それは私の金よ」と激高し、抵抗を試みたという優子夫人。どこまで事件に関わっていたのか。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース マネー 【トピックスニュース】  2021年12月07日  16:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【疑惑】:日大のカネをしゃぶり尽くした井ノ口元理事の実姉の“手練手管”…代理店経営しやりたい放題

2021-12-12 06:34:10 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【疑惑】:日大のカネをしゃぶり尽くした井ノ口元理事の実姉の“手練手管”…代理店経営しやりたい放題

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【疑惑】:日大のカネをしゃぶり尽くした井ノ口元理事の実姉の“手練手管”…代理店経営しやりたい放題

 背任事件で大揺れしている日大は1日の臨時理事会で、付属板橋病院を巡って起訴された元理事の井ノ口忠男被告(64)の実姉が経営する広告代理店との契約解除を決めた。どうやら、きょうだいで日大のカネをしゃぶり尽くしていたようだ。

井ノ口忠男被告(後列右)と籔本雅巳被告(同左)、手前は田中英寿理事長夫妻(日大のHPから、トリミングしています)

 井ノ口忠男被告(後列右)と籔本雅巳被告(同左)、手前は田中英寿理事長夫妻(日大のHPから、トリミングしています)

 この実姉は所得税法違反容疑で逮捕された前理事長の田中英寿容疑者(74)や妻の優子夫人と親しく、日大は代理店を通じ、広告を出稿。日大関係者からは「代理店に大学から不透明な支出があった」との指摘もあった。大学の決算書によると、2020年度の契約額は約8億6000万円に上る。

 「お姉さんはかつて地元大阪のある企業のトップに食い込み、長年にわたって広告を手掛けていた。そこへ弟の井ノ口被告を引っ張り込んで、イベントなどを仕切らせていた。お姉さんと井ノ口被告の会社は順調に売り上げを伸ばしていたが、ある時、お姉さんがその企業に対して架空請求をしていたことが発覚。大事なスポンサーを失い、頭を抱えていたところ、新たな金づるが見つかった。それが日大だった」(地元関係者)

 ■きょうだいで日大を食い物にしていたか

 井ノ口被告は同じ日大アメフト部の先輩で監督だった内田正人氏(66)を通じ、田中前理事長と知り合った。

 「人たらしのお姉さんは、長いこと看病していた母親を亡くして傷心の優子夫人の懐に入り込み、夫人に頭の上がらない理事長を籠絡した。弟を理事に就かせ、自身も日大の広報・宣伝を任されるようになった。日大本部にはお姉さん専用の部屋が用意され、広報予算の大半を握り、新聞広告、全国の野球場や空港の看板広告、巨人との公式スポンサー契約や130周年の記念事業の広告出稿も任された。お姉さんは日大の潤沢な予算をフル活用して冠番組を制作。自らキャスティングをして各業界で人脈を広げていった。まさにやりたい放題で、気に入らない職員がいると、優子夫人に告げ口して次々辞めさせた。逆にお姉さんにゴマをすって出世を果たした職員もいます」(日大関係者)

 まさに「女傑」という表現がピッタリで、きょうだい共に有力者に取り入るのが抜群にうまかったという。

 「井ノ口被告は兵庫県芦屋市の自宅のほか、複数のマンションや外車数台を所有しています。経営する会社の7階建ての自社ビルは、もともとお姉さんの会社が所有していた。お姉さんの会社は現在、大阪・中之島のリーガロイヤルホテルなどが立ち並ぶオフィス街の高層ビルに立派なオフィスを構えています。自宅は弟の家から車でスグの西宮市の高級住宅にそびえ立っています。フェラーリやベンツのSLを乗り回し、周辺の土地を次々と買い増しするなど、日に日に金回りがよくなっていた印象でした」(知人)

 理事と宣伝担当という立場を利用して、そろって私腹を肥やしていたとしたら、学生たちはたまらない。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース マネー 【トピックスニュース】  2021年12月04日  14:20:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【日大のドン】:田中理事長書き残した「メモ」の中身 スポーツ界・政界の面々はビクビク

2021-12-12 06:34:00 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【日大のドン】:田中理事長書き残した「メモ」の中身 スポーツ界・政界の面々はビクビク

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日大のドン】:田中理事長書き残した「メモ」の中身 スポーツ界・政界の面々はビクビク

 「日大のドン」の辞任から一夜明けた2日、東京地検特捜部と東京国税局は所得税法違反事件で日大本部(東京都千代田区)と田中英寿・前理事長(74)の自宅(杉並区)を家宅捜索した。

 田中容疑者は一貫して「現金は受け取っていない。脱税はしていない」と関与を否認。特捜部はこれまで自宅で見つけた1億円以外にも、現金を隠していないか調べている。

 「理事長は昔から現ナマ主義で、銀行口座も持っていない。通帳がないから金の出入りを記録するため、メモを残している。いつ、どこで誰からもらった金か。どこの誰に金を渡したか、全てを書き残しているそうです。東京五輪の招致に使われた資金の一部も、自分が払ったと周囲に吹聴していました」(日大関係者)

 ドンは一見、「豪放磊落」に見えるが、実は神経質で猜疑心は人一倍強い。

 「怪文書がバラまかれると疑わしい人物を呼び出し、『みんなにも言っているんだが』とウソをつき、その相手にしか話さないネタを提供する。いつ誰とどんな話をしたかメモに残す。後日、その内容が怪文書に書かれていると、その人物を地方の施設の用具係など、閑職に追いやるのです。周りは、なぜ誰が怪文書を流したか分かったのか驚き、恐れる。そうやって恐怖支配を強めていきました」(前出の日大関係者)

海外メディアに報じられた司忍組長(右)とのツーショット写真(海外ニュースから)

 海外メディアに報じられた司忍組長(右)とのツーショット写真(海外ニュースから)

 ◆ヤクザから政治家まで交友関係は幅広い<picture>人脈は政界にも…(左から下村博文元文科相と野田聖子地方創生相)/(C)日刊ゲンダイ</picture>

人脈は政界にも…(左から下村博文元文科相と野田聖子地方創生相)/(C)日刊ゲンダイ

 学生横綱で日本オリンピック委員会(JOC)の副会長を務めた田中容疑者は、スポーツ界に多大な影響力を及ぼす一方で、反社会勢力との付き合いも度々報じられてきた。同じ青森出身で住吉会の福田晴瞭元会長(78)をはじめ、6代目山口組の司忍組長(79)、高山清司若頭(74)、戦後最大のフィクサーといわれた許永中(74)と親しくしていた。

 2015年4月の衆院文科委員会では、田中容疑者と司組長のツーショット写真を海外メディアが「ザ・ヤクザ・オリンピック」というタイトルで報じたことが取り上げられた。見解を求められた当時の下村博文文科相(67)は日大とJOCに調査を指示したが、田中容疑者が「事実無根。作られたものだ」と完全否定すると、この件はあやふやになり、その後、田中容疑者はJOC副会長を辞任した。

 「田中前理事長の人脈は反社会的勢力やスポーツ界だけでなく、政界や法曹界にも広がる。下村氏や警察官僚出身の亀井静香氏(85)は前理事長に政治資金パーティーの券を負担してもらっていた。特に亀井氏は警視庁や防衛省、海上保安庁のOBらを教授陣に揃えた危機管理学部の創設に尽力し、祝賀会には警察OBが数多く出席していた」(別の日大関係者)

 意外な交流のある政治家もいる。9月の自民党総裁選に出馬した野田聖子地方創生相(61)だ。17年6月25日、野田は東京ドームで開催された巨人中日戦を夫婦で観戦。その日は日大が公式スポンサーを務める「日本大学デー」だった。野田氏は、背任容疑で逮捕・起訴された元理事の井ノ口忠男被告の実姉から招待されていた。野田事務所によると、その際、田中容疑者を紹介されたという。

 「田中メモ」に名前が記載されている面々は、今頃、ビクビクしているはずだ。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース マネー 【トピックス】  2021年12月04日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【日大のドン】:盗人に追い銭!田中前理事長に億単位の慰労金…最側近のアメフト元監督には7000万円

2021-12-12 06:33:50 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【日大のドン】:盗人に追い銭!田中前理事長に億単位の慰労金…最側近のアメフト元監督には7000万円

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日大のドン】:盗人に追い銭!田中前理事長に億単位の慰労金…最側近のアメフト元監督には7000万円 

 これでは「盗人に追い銭」ではないか--。

 所得税法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕された「日大のドン」こと田中英寿理事長(74)が1日、大学側に「理事長としての職務ができず、空白期間をつくるべきではない」と辞任の意向を伝えた。事件については「現金を受け取っていない。脱税はしていない」と改めて否認している。

「解任」ではなく「辞任」(日大の田中英寿前理事長)/(C)共同通信社

 「解任」ではなく「辞任」(日大の田中英寿前理事長)/(C)共同通信社

 大学は臨時理事会を開き、田中理事長の辞任を承認。ようやく「被害届」を出すことを決めた。とはいえ、理事長本人が辞任の意向を示したこともあって、解任はしなかった。大学関係者によると、「解任」ではなく「辞任」のため、億単位の慰労金が支払われるという。田中理事長は理事を経て2008年、理事長に就任し、現在5期13年目。

 3年前のタックル問題で、日大の第三者委員会はアメフト部の内田正人元監督を懲戒解雇処分にしている。ところが、その後、東京地検立川支部が「嫌疑不十分」として内田元監督を不起訴処分にしたため、解雇無効の民事訴訟を起こしていた内田元監督と大学の間で和解が成立し、「懲戒解雇」ではなく、「退職」扱いとなった。

 「当時、常務理事だった内田さんは田中理事長の最側近で、次期理事長といわれていた。年収3000万円を超える高給取りでしたから、『慰労金』として7000万円が支払われたそうです。田中理事長も辞任ですから規定通り慰労金が発生し、内田さんを大きく上回り、億単位になるのは間違いありません。本人からの辞任の意向と聞いて、ほとんどの理事は内心ホッとしていますが、さすがに『辞任はマズい』『大学の信用を著しく傷つけたわけですから、解任すべきだ』という声も出ています」(日大関係者)

◆「辞任」後も影響力

 田中理事長は「辞任」後も影響力を残す可能性があるという。三十数人いる理事のほとんどは実質、田中理事長が決めている。理事会の内容も逐一、田中理事長に伝わっているという。

 田中理事長は自分にまで捜査の手が及んだことで、「アイツとコイツだけは許さん」と息のかかった理事を操って報復を企てているという。「日大のドン」は辞任後も陰で睨みを利かせ、国内最大のマンモス校を牛耳るのか。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース マネー 【トピックス】  2021年12月02日  14:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【日大のドン】:田中英寿容疑者が虎視眈々目論む「執行猶予で理事長居直り」計画

2021-12-12 06:33:40 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【日大のドン】:田中英寿容疑者が虎視眈々目論む「執行猶予で理事長居直り」計画

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日大のドン】:田中英寿容疑者が虎視眈々目論む「執行猶予で理事長居直り」計画 

 「それは私の金よ!」

 9月8日、東京地検特捜部の係官が杉並区阿佐谷にある「日大のドン」こと理事長の田中英寿容疑者(74)の自宅をガサ入れした際、理事長の妻の優子さんはこう激高し、抵抗したという。

「日大のドン」こと理事長の田中英寿被告(C)日刊ゲンダイ

 「日大のドン」こと理事長の田中英寿被告(C)日刊ゲンダイ

 日大元理事の井ノ口忠男(64)と医療法人「錦秀会」前理事長の籔本雅巳(61)両被告から現金1億2000万円を受け取り、約5300万円を脱税したとして、所得税法違反の疑いで特捜部に逮捕された田中理事長は、家宅捜索された後も一貫して、周囲に「辞めることはない」と漏らしていたという。

 ■追徴課税でなく逮捕された理由

 通常、脱税容疑で逮捕されるのは脱税額が1億円以上のケースだが、田中理事長が5300万円で逮捕されたのには理由があった。

 「特捜部は3億円以上の不透明な金を突き止めたが、金の出どころが明らかになったのは籔本が大阪の銀行から引き出し、紙幣の記番号が確認できた帯封などごく一部です。理事長の自宅には億単位の札束が無造作に置かれていましたが、残りの金は証拠が残っているわけではなく、田中夫人に『タンス預金』と言われれば立証できない。極めて筋が悪い。それでも理事長を逮捕できたのは、終始一貫して『現金を受け取っていない』と容疑を全面否認したから。ヤバイ金だと分かっていたから税務申告しなかったのでしょう。井ノ口と籔本から金を受け取ったことを素直に認めていれば追徴課税がなされ、逮捕には至らなかった。ただし、これ以上の余罪を見つけるのは難しい」(捜査事情通)

 ◆理事長は日大の金と人事をすべて掌握している

 所得税法違反は10年以下の懲役、または1000万円以下の罰金刑、あるいはその併科だが、脱税額が5300万円と少額なことから、有罪でも執行猶予が付くとみられている。そのため公判中は「推定無罪」をタテに、有罪が確定しても納税を済ませ、日大のドンは「理事長の座」に居座るつもりだという。

 「大学は4億2000万円もの被害を被ったにもかかわらず、被害届を出していません。田中理事長が理事に『大学としては被害を受けていない』と説明したからです。三十数人いる理事のうち、被害届を出すよう異論を唱えたのはわずか1人だけ。理事は実質、理事長が決めているようなものですから、誰も逆らえません。理事長は日大の金と人事をすべて掌握しているので、権限は絶大です。いくらコンプライアンス上、問題があるとしても、理事長に進言したり、鈴を付けられる理事はいない。理事長自ら辞任しない限り、何も変わりません」(日大関係者)

 文科省は先月、日大への今年度分(昨年度は90億円)の私学助成金の交付を保留する方針を決めたが、入学志願者が減ろうが、大学の信用が失墜しようが、お構いなし。「理事長の座だけは失いたくない」が本音だろう。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース マネー 【トピックス】  2021年12月01日  13:50:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【日大のドン】:司直の手に落ちた田中理事長の余罪と今後 ■地検特捜部の厳しい取り調べに耐えられるのか

2021-12-12 06:33:30 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【日大のドン】:司直の手に落ちた田中理事長の余罪と今後 ■地検特捜部の厳しい取り調べに耐えられるのか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日大のドン】:司直の手に落ちた田中理事長の余罪と今後 ■地検特捜部の厳しい取り調べに耐えられるのか 

 ついに「日大のドン」が司直の手に落ちた。

 日本大学理事長の田中英寿容疑者(74)が29日、所得税約5300万円を脱税したとして、所得税法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕された。

 すでに日大板橋病院を巡る背任罪で起訴された田中の側近で元理事の井ノ口忠男(64)と、医療法人「錦秀会」の前理事長、籔本雅巳(61)の両被告から1億円超の現金を受け取り、税務申告していなかった疑いが持たれている。

井ノ口忠男被告(後列右)と籔本雅巳被告(同左)、手前は田中英寿理事長夫妻(日大のHPから、トリミングしています)

 井ノ口忠男被告(後列右)と籔本雅巳被告(同左)、手前は田中英寿理事長夫妻(日大のHPから、トリミングしています)

 「理事長が受け取ったとされる金は、板橋病院の設計業者選定の謝礼と、昨年の理事長再任や誕生日の祝い金です。これまで2度の家宅捜索で、理事長の自宅から現金2億円超が見つかっています。その際、理事長の妻の優子さんが係官に『私の金よ』と激高し、『(自身が経営する)ちゃんこ屋の売り上げと夫婦で稼いだ個人的な財産だ』と主張していた」(捜査事情通)

 田中理事長も特捜部の調べに、「現金は受け取っていない」と容疑を否認。これに対し特捜部は、籔本被告が秘書に出金を指示したLINEのやりとりや銀行の出金記録、井ノ口被告と籔本被告の供述から立証できると判断。今後の調べで余罪が見つかり、脱税額が増える可能性もある。

 ◆精神的に耐えられる体力が残っているのか

 脱税での逮捕は、背任事件への突破口との見方もある。

 「これまでは任意の聴取でしたが、逮捕したことで本格的な取り調べが始まります。警察と違って特捜部に逮捕されると東京拘置所で全裸にさせられ、肛門まで調べられます。これはかなりの屈辱です。ひれ伏して泣きじゃくる被疑者もいる。朝から夕方まで何度も同じことを聞かれ、ひとつでもつじつまが合わないと、検事からガンガン責められます。何でそこまで言われないといけないんだと感じるほど。それでも誰も助けてくれません。それで口を割ってしまうのです。特捜部は背任事件への関与についても、当然、聞くはずです」(地検関係者)

 13年にわたって日大トップの座に君臨してきた田中理事長。絶対的な権力を握っていただけに、特捜部の厳しい取り調べに耐えられないのではという指摘もある。

 「常に周囲からチヤホヤされていたから、特捜部の調べは、相当キツク感じるはずです。ああ見えて、気が小さいという話も聞きます。頭が上がらないといわれる奥さんの関与まで疑われたら、つい話してしまうかもしれません。理事長に絶対服従だった井ノ口でさえ全面自供し、理事長が逮捕されるきっかけになった。理事長の場合、高齢ですし、長期にわたって日大病院に入院するなど健康面で不安を抱えています。精神的に耐えられる体力は残っていないかもしれません」(日大関係者)

 長年にわたり東京地検特捜部が執念を燃やしてきた、国内最大のマンモス校を巡る不透明な金の流れがようやく明らかになりそうだ。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース マネー 【トピックス】  2021年11月30日  16:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【日大のドン】:田中理事長逮捕「政治家に渡した裏金全部ぶちまける」でパンドラの箱が開くのか

2021-12-12 06:33:20 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【日大のドン】:田中理事長逮捕「政治家に渡した裏金全部ぶちまける」でパンドラの箱が開くのか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日大のドン】:田中理事長逮捕「政治家に渡した裏金全部ぶちまける」でパンドラの箱が開くのか

 所得税約5300万円を脱税した疑いで、東京地検特捜部は29日、日本大学の田中英寿理事長(74)を所得税法違反容疑で逮捕した。特捜部は日本大学医学部付属板橋病院を巡る背任事件で、建て替え工事の設計や医療機器の調達などで大学に計4億2000万円の損害を与えたとして、田中容疑者側近の日大元理事の井ノ口忠男、医療法人「錦秀会」前理事長の籔本雅巳両被告をすでに背任罪で起訴している。

逮捕された日本大学理事長の田中英寿容疑者(C)日刊ゲンダイ

  逮捕された日本大学理事長の田中英寿容疑者(C)日刊ゲンダイ

 “頂上決戦”と称して、田中容疑者の立件に意欲を見せてきた検察側は、今年9~10月に東京・阿佐ヶ谷の田中容疑者の妻・優子氏が経営するちゃんこ屋兼自宅を2回、家宅捜索した。その際に部屋から2億超の現金が見つかり、特捜部は所得税法違反の疑いがあるとみて調べを進めていた。

 「特捜部は、井ノ口被告から理事長に渡った1000万円の銀行支店の帯封をも家宅捜索の際に押収しています。今回、特捜部は田中理事長が井ノ口と籔本両被告から受け取った現金を意図的に隠していたとみなし、所得税法違反での逮捕に踏み切ったのでしょう。ここから田中邸から押収した現金と背任事件を結びつけられるかが捜査の焦点となります」(捜査事情通)

 田中容疑者が「俺が逮捕されるようなことがあれば、今まで政治家に渡した裏金のことも全部ぶちまけてやる」と語っていると、10月11日配信の「文春オンライン」が報じている。籔本被告は安倍晋三元首相のゴルフ仲間として首相動静にも何度も登場してきた人物。“日大のドン”の口からどんな爆弾発言が飛び出すのか。今後の捜査次第で、日本中の注目を集める事態になりそうだ。

元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース マネー 【トピックス】  2021年11月29日  15:20:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【日大のドン】:日大理事たちが怯える報復人事…「被害届」出せない異常事態のウラ側

2021-12-12 06:33:10 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【日大のドン】:日大理事たちが怯える報復人事…「被害届」出せない異常事態のウラ側

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日大のドン】:日大理事たちが怯える報復人事…「被害届」出せない異常事態のウラ側

 「オレは関係ない。辞めることはない」

 9月8日、東京地検特捜部が東京・阿佐谷にある「日大のドン」こと田中英寿理事長(74)の自宅に家宅捜索に入った。その2日後に開かれた理事会で、田中理事長は理事たちの前でこう居直った。

日本大学の田中英寿理事長(C)日刊ゲンダイ

       日本大学の田中英寿理事長(C)日刊ゲンダイ

 さらに1カ月後の先月7日、田中理事長の「最側近」といわれる前理事の井ノ口忠男(64)、医療法人「錦秀会」前理事長の籔本雅巳(61)の両被告が背任容疑で逮捕され、井ノ口被告は理事を辞任した。

 それでも大学トップの田中理事長は責任を取るどころか、公の場にも姿を見せず、大学がホームページ上で形式的なコメントを出すのみ。大学は4億2000万円の損害を被った「被害者」にあたるというのに、被害届も出していない。

 「田中理事長は周囲に対し、<井ノ口は大学の人間だから、被害届は出さない。大学としては被害を受けていない>と説明し、すべて理事長の一存で決められています。今月5日の理事会では、事件の調査にあたった弁護士から<大学の損失にはなっていない>という説明があった。三十数人いる理事のうち、被害届を出すべきだと主張したのは1人だけです。アメフト問題の時からそうですが、執行部に対して反対意見を言うと、すぐに飛ばされる。もともと理事は実質、田中理事長が決めているようなものですから、イエスマンばかり。案の定、被害届の提出は保留することになった」(日大関係者)

 田中理事長は2008年に理事長に就任。以来、13年にわたって、国内最大のマンモス校の「ドン」として君臨してきた。

 理事長が持つ最大の特権は「人事権」。田中理事長はその人事権を振りかざし、理事たちを意のままに動かしてきた。

 「相手が教授だろうが何であろうが、関係ありません。気に入らないヤツがいると<おまえは北海道に異動>とか<おまえは九州>と言って地方に飛ばし、教職員たちを震え上がらせた。自分にタテつく連中はことごとく潰していった。そうやって誰も理事長には逆らえない状況をつくり出したのです」(日大関係者)

 今回、井ノ口被告と籔本被告が大学側に損害を与えたとされる医療機器の納入問題でも、計画に反対した病院幹部が飛ばされている。井ノ口被告らは自らの利益を確保するため、病院側の意向など無視し、籔本被告の関連会社を介在させ、2億円高い契約を結ばせていた。

 学校関係者からトップの責任を追及する声が上がる一方で、理事たちは報復人事を恐れ、思考停止状態。ドンが辞任しない限り、日大は何も変わらない。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース マネー 【トピックス】  2021年11月21日  06:20:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【日大のドン】:田中理事長が「現ナマ主義」を徹底した理由 ■新たに1億円超の所得隠し疑惑が

2021-12-12 06:33:00 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【日大のドン】:田中理事長が「現ナマ主義」を徹底した理由 ■新たに1億円超の所得隠し疑惑が

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日大のドン】:田中理事長が「現ナマ主義」を徹底した理由 ■新たに1億円超の所得隠し疑惑が 

 日本大学医学部付属板橋病院を巡る背任事件で、「日大のドン」こと田中英寿理事長(74)の共犯としての立件はひとまず見送られたが、新たに総額1億円超の所得隠しの疑いが浮上した。

日大の田中英寿理事長(C)日刊ゲンダイ

   日大の田中英寿理事長(C)日刊ゲンダイ

 建て替え工事の設計や医療機器の調達などで大学に計4億2000万円の損害を与えたとして、背任容疑で起訴された田中氏側近の日大元理事の井ノ口忠男(64)と医療法人「錦秀会」前理事長の籔本雅巳両被告(61)。2人は過去3年間、取引業者からリベートをもらったことへの「謝礼」として、田中理事長に多額の現金を提供していたとされる。

 だが田中理事長は東京地検特捜部の任意聴取に対し、「金はもらっていない」と現金の授受を否定。3年間、日大理事長の報酬と、保有する不動産関連の収入しか税務申告していなかった。

 「井ノ口は昨年2月から今年6月まで設計関連で4000万円、機器調達で3000万円、4回にわたり、計7000万円を理事長に渡したと供述している。一方、籔本は昨年8月と10月の2回、仕事をもらったお礼と理事長再任祝いの名目で3000万円ずつ渡している。籔本が秘書に出金を指示したメールも残っています。8月に都内の焼き肉店で3000万円渡した際は井ノ口も同席していたので、その3000万円に関しては同じ金だと思う。それでも理事長が2人から受け取った金は1億円に及びます」(捜査事情通)

 ◆通帳代わりに入出金メモ

 特捜部は今年9~10月、東京・阿佐谷の田中理事長の妻・優子氏が経営するちゃんこ屋兼自宅を2回、家宅捜索した。部屋には1億数千万円の現金が保管されており、特捜部は井ノ口被告から理事長に渡った1000万円の銀行支店の帯封を押収している。

日大・田中英寿理事長宅の家宅捜索(C)共同通信社

日大・田中英寿理事長宅の家宅捜索(C)共同通信社

 逮捕後、すぐに口を割った籔本被告に対し、ようやく井ノ口被告も現金を提供したことは認めたが、「詳しい資金の流れは説明していない」と供述。田中理事長も自宅にあった現金について「ちゃんこ屋の売り上げや夫婦の個人的な財産だ」と説明しているという。問題は、田中理事長が受け取ったとされる現金が、どういう経緯で手元に来た金なのかを理事長が知っていたか、どうかだが……。いずれにせよ、井ノ口と籔本両被告から受け取った現金を意図的に隠していたとしたら、所得税法違反にあたる。

 「理事長は昔から現ナマ主義でクレジットカードはおろか、銀行口座もないそうです。収入はすべて現金のまま、自宅で保管しています。常に100万円の札束を持ち歩き、自分を慕う取り巻きや、かわいがっている相撲取りなどに酒や食事を振る舞ったり、気前よく小遣いを渡しています。通帳がないと金の出入りが分からないので、いつ誰からもらった金か、どこの誰に支払ったか、相手の名前や日時までメモに残しているそうです」(日大関係者)

 1億数千万円もの現金を自宅で保管していること自体、あまりにも不自然。これも「証拠」を残さないための手段なのか。

 ◆東京地検特捜部は現金2億円超を発見

 東京地検特捜部は、日大元理事の井ノ口忠男、医療法人「錦秀会」前理事長の籔本雅巳両被告を逮捕した10月、関係先として日大の田中英寿理事長の東京都杉並区の自宅を家宅捜索した際、2億円超の現金が見つかったことが分かった。

自宅から2億円超の現金が見つかっていた(日大の田中英寿理事長)/(C)日刊ゲンダイ

 自宅から2億円超の現金が見つかっていた(日大の田中英寿理事長)/(C)日刊ゲンダイ

 田中理事長は5年前、国税当局から数億円の所得を申告していない疑いがあるとして調査を受け、数千万円の申告漏れを指摘されて修正申告した。

 こうした経緯から、理事長は保管していた現金について申告の必要性を認識しているとみられ、特捜部は申告漏れではなく、所得隠しの疑いがあるとみて調べている。 

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース マネー 【トピックスニュース】  2021年11月19日  13:50:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【日大のドン】:田中理事長が背任事件絡みで1億円超の所得隠しか…帯封付き現金で自宅保管

2021-12-12 06:32:50 | 【大学「国公立・私学・大学院・医学系・工学部系」、大学ファンド=優秀な研究成果】

【日大のドン】:田中理事長が背任事件絡みで1億円超の所得隠しか…帯封付き現金で自宅保管

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日大のドン】:田中理事長が背任事件絡みで1億円超の所得隠しか…帯封付き現金で自宅保管

 日本大学板橋病院の建て替え工事を巡って日大に計約4億2000万円の損害を与えたとされる背任事件に絡み、日大の田中英寿理事長(74)が、起訴された医療法人「錦秀会」前理事長・籔本雅巳被告(61)から受け取った現金など過去3年間で計1億円超の所得を税務申告していない疑いが浮上した。18日の朝日新聞が報じた。

自宅に帯封付き現金で保管(日大の田中英寿理事長)/(C)日刊ゲンダイ

 自宅に帯封付き現金で保管(日大の田中英寿理事長)/(C)日刊ゲンダイ

 東京地検特捜部の調べに、日大理事だった井ノ口忠男被告(64)は、板橋病院関連の取引で利益を得た籔本被告から「お礼」として計7000万円が田中夫妻に渡ったと供述。

 さらに、建て替え工事の設計業者選定で2020年に計4000万円、医療機器などの調達で21年に計3000万円を提供したと説明した。

 特捜部が今年9~10月に行った田中氏宅の捜索で1億数千万円の現金が見つかり、井ノ口被告が背任事件の取引で用意させた1000万円を束ねていた銀行の帯封があったことも分かっている。

 特捜部はこれらの現金について、申告の必要性を認識した上で故意に申告しなかった疑いがあるとみているもようだ。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース マネー 【トピックス】  2021年11月18日  10:55:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【新型コロナ】:吉村知事がブチあげた「日の丸ワクチン」 大阪の創薬ベンチャーは株価高騰で巨額資金調達

2021-12-12 06:29:50 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【新型コロナ】:吉村知事がブチあげた「日の丸ワクチン」 大阪の創薬ベンチャーは株価高騰で巨額資金調達

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:吉村知事がブチあげた「日の丸ワクチン」 大阪の創薬ベンチャーは株価高騰で巨額資金調達 

 創薬ベンチャー「アンジェス」(大阪府茨木市、東証マザーズ上場)が、大阪大学と共同開発していた新型コロナ用「DNAワクチン」。「大阪ワクチン」「日の丸ワクチン」として、吉村洋文・大阪府知事が昨年(2020年)内の実用化に言及するなど前のめりの姿勢を見せていたが、治験では有効性が認められず、結局今年11月に最終段階の治験を断念した。

吉村洋文大阪府知事(C)日刊ゲンダイ吉村洋文大阪府知事(C)日刊ゲンダイ

 この結果を受け、アンジェスを持ち上げていた吉村知事や、すぐにでもワクチンが実用化するような思わせぶりな発言を各種メディアで繰り返していた同社創業者で大株主の森下竜一・大阪大学大学院寄付講座教授に批判の声が上がっている。

 12月9日発売の『週刊新潮』も<『吉村知事』一押し『日の丸ワクチン』頓挫で株価暴落への言い訳」>と題して、吉村知事を批判を掲載。一方、森下氏は大阪府や大阪市と関係が深く、府市の特別顧問や2025年開催予定の大阪関西万博では大阪府市パビリオンの総合プロデューサーも務める人物だ。

 それでは、アンジェスの株は一体どのような経緯をたどったのか。資金調達や株取得の手法は少々複雑な話になるが、しばしお付き合い願えれば幸いである。

 ■ワクチン競合開発リリース後に株価は5倍に

 アンジェスの株価は、昨年3月に新型コロナ「DNAワクチン」共同開発のリリース後、高騰している。公表前の2月末時点のアンジェス株は300円台に落ち込んでいた。しかし3月の共同開発リリースや、森下氏のテレビ出演、吉村知事がDNAワクチンの年内実用化を会見などで発言した結果、6月末には株価は2400円台と、5倍以上にまで高騰した。

 もし、公表前にアンジェス株を買い、高値圏で売り抜けていれば、数カ月間という短い期間で多額の利益を得られたことだろう。だが、アンジェスの19年12月末時点と、株価高騰後の20年12月末時点の大株主の状況を見ると、第3位の塩野義製薬(0.89%)、第5位の森下氏(0.51%)の保有株数は増減していない。株取引ということに限って言えば、森下氏は株価高騰の恩恵を受けていないように見える。それではなぜ、株価高騰を煽るような言動を繰り返したのか。

 ■MSワラントで資金調達

 実は、アンジェスは「DNAワクチン」を巡る株価高騰で100億円を超えるカネを手にしている。万年赤字のアンジェスは、銀行融資などは受けられず、増資などで資金繰りをしていた。アンジェスが株式市場関係者から「創薬ではなく株券印刷が本業」と揶揄されるのはこのためだ。

 通常の増資では、発行会社はあらかじめ決められた単価で新株を引受先に発行し、資金調達する。例えば、単価100円の新株を100万株発行すると、1億円を調達することができる。引受先は発行会社の株価が200円に上昇すれば儲けることができる。

 ところが、アンジェスのように万年赤字を垂れ流している会社は、今後株価が上昇するというストーリーを描きにくい。そこでアンジェスは、引受先が損をしないように、工夫を凝らした資金調達を実施していた。それが、行使価額修正条項付新株予約権、いわゆる「MSワラント」と呼ばれるものだ。

 MSワラントは一定の行使価格で新株を取得出来る権利である新株予約権の一種である。通常の新株発行では、引受先は、発行会社の株価がどうであろうと、新株発行を受けると代金を支払わなければならない。ところが、新株予約権の場合、一定の掛け金を支払う代わりに、決められた時期に新株の代金支払いをしなくて済む。たとえば行使価格100円の新株予約権を持っている場合、株価が80円だったら、新株予約権を行使すると100円マイナス80円=20円の損をすることになる。なので、株価が上がるまで待って、120円になったら行使できるのが新株予約権だ。

 MSワラントはさらに、この新株予約権の行使価格が、株価によって修正されるという特典が付いている。たとえば、前日終値の90%に設定されるMSワラントの場合、終値が100円だった場合、行使価格がその90%の90円に修正されるのだ。ほぼ確実に利ザヤを取れるのがMSワラントの良さである。

 ■株価高騰によってフィリップ証券がMSワラント行使
 
 アンジェスは、昨年3月にDNAワクチンの共同開発を発表する直前、シンガポールに本拠内を置く金融グループ傘下のフィリップ証券(本社・東京)に、大量のMSワラントを発行していた。このMSワラントは、前日終値の92%に行使価格が修正されるというもの。フィリップ証券がMSワラントを全て行使すれば、93億円が調達できる予定だった。

 だが、MSワラントには行使価格の「下限」が設けられている。アンジェスのMSワラントの場合、下限は292円だった。2020年2月末に300円台まで下落していたアンジェス株は、フィリップ証券が株を売りさばいていけば、292円の下限行使価格を割る可能性もあった。そうなるとフィリップ証券はMSワラントを行使せず、アンジェスは資金繰りに窮すことになってしまう。

 そのタイミングで株価高騰を引き起こしたのが前述の「DNAワクチン」である。この発表によって株価が高騰する中、フィリップ証券は4月末までにすべてのMSワラントを行使。アンジェスは当初の予定を上回る113億円の資金調達に成功した。フィリップ証券は高騰の最中にアンジェス株の大半を売却している。アンジェスは調達資金を運転資金などにあて、会社は生き長らえることができた。

 ■アンジェス株を勝った投資家は大損した可能性

 一方で、発行会社が新株を発行すると、元々発行会社の株式を持っていた投資家は損をすることになる。発行会社の発行済株式総数が増えると、往々にして1株あたりの価値と権利は薄まるからだ。さらにMSワラントの場合、割安な価格で新株発行を受けた引受先が株を市場で売りさばくことで、株価の下落を招きやすい。

 アンジェス株は6月の2400円台をピークに下落。年末には1200円台まで落ち、21年12月8日には400円を割るなど、元の価格に戻っている。ワクチン実用化を信じてアンジェス株を買った投資家が大損しているのは想像に難くない。

■コロナ相場を背景に巨額買収

 さらにアンジェスは、DNAワクチン相場で高騰する株価を背景に、海外で巨額買収に踏み切っている。昨年(20年)11月、ゲノム編集技術を持つEmendo(エメンド)という企業の買収を発表。アンジェスは、エメンドの企業価値を約309億円と算定し、既に保有している約40%のエメンド株に加え、残りの約60%を、135億円分のアンジェス株の株式交換と61億円の現金で取得するとした。

 このエメンド、2015年に米国、中国やイスラエルに拠点を置く医療投資会社「OrbiMed」(オービメッド)や、武田薬品工業のベンチャーキャピタルなどの出資により設立された。しかし20年12月期時点で実現した売り上げは無く、毎期3億円の赤字。アンジェスが投資する直前の2019年12月期に債務超過となっている。

 実はアンジェスは、前述のMSワラント行使で得た資金をこのエメンド社に投じていた。20年1月から6月にかけて、54億円をエメンド社に投資しており、議決権ベースで40%を保有していた。54億円の投資で4割の議決権を握れるということは、エメンド社の時価総額は単純計算で135億円ということになる、20年11月の309億円との算定とは大きく乖離している。

 それだけアンジェスは、エメンドに将来性があると見込んでいたと言える。だが、エメンドの既存株主は違う評価をしていたようだ。もしエメンドの将来性を信じているならば、既存株主は、株式交換で割り当てられたアンジェス株の保有を通じて、エメンドの成長と企業価値向上による利益を甘受することができる。ところが、エメンド株を持っていたオービメッドは、株式交換で取得したアンジェス株を即座に市場売却した。

 オービメッドはエメンド社株を合計約36.07%保有しており、今回の買収により、12月15日にアンジェス株を7,200,210株(5.41%)取得。その3日後の12月18日には市場売却に入り、翌年(21年)1月12日には保有割合を5%以下に下げ、21年6月末時点で保有株の大半を売却している。20年12月から1月までの平均売却価格(終値ベース)は1270円で、もしすべてのアンジェス株をこの価格で処分していたら、売却代金の総額は約91億円となる。

 この経緯を見ると、米医療投資会社が債務超過のエメンド社を、高値でアンジェスに売り抜けたと言わざるを得ない。森下氏や吉村知事の思わせぶりな発言の裏側では、「日の丸ワクチン」の蜃気楼にあてられた一般投資家が損をする一方、アンジェスと外資系金融は利益を得るという、なんともひどい図式が展開されたのだった。

(取材・文=半田修平/ライター)

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース マネー 【トピックスニュース】  2021年12月12日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【2021年12月10日 今日は?】:東京・府中市で3億円事件発生 未解決のまま75年に時効

2021-12-12 00:00:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【2021年12月10日 今日は?】:東京・府中市で3億円事件発生 未解決のまま75年に時効

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2021年12月10日 今日は?】:東京・府中市で3億円事件発生 未解決のまま75年に時効

 ◆12月10日=今日はどんな日

  東京・府中市で3億円事件発生。犯人は白バイ警官を装った男で未解決のまま75年に時効(1968)

 当時の現金輸送車にはセダン型の自動車が使われていた(写真は現金輸送車と同型の日産・セドリック)。
 
当時の毎日新聞

当時の毎日新聞の記事

 ◆出来事

  ▼特定秘密保護法施行(2014)▼ドローンなど無人航空機の飛行禁止区域などを規定した「改正航空法」施行(2015)

 ◆誕生日

  ▼桂文珍(48年=落語家)▼佐藤浩市(60年=俳優)▼有森也実(67年=女優)▼荻野目洋子(68年=歌手)▼クロちゃん(76年=安田大サーカス)▼太田博久(83年=ジャングルポケット)▼塚田僚一(86年=A.B.C―Z)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2021年12月10日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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