【政界地獄耳・07.05】:中国で何かが… 側近の粛正と首脳会議欠席、習近平失脚説
『漂流する日本の羅針盤を目指:【政界地獄耳・07.05】:中国で何かが… 側近の粛正と首脳会議欠席、習近平失脚説
★中国で何か異変が起きている。そんな報道が相次いでいる。先月27日、全国人民代表大会(全人代)常務委員会は中国人民解放軍の最高指導機関である中央軍事委員会委員・苗華(ミヤオ・ホア)を解任した。重大な規律・法律違反が確認されたというが、苗は国家主席・習近平(シー・チンピン)の最側近だ。そこで思い出すのが昨年6月、中央軍事委員で前国防相・李尚福(リー・シャンフー)と元国防相・魏鳳和(ウェイ・フォンホー)が党籍を剥奪された。加えて制服組ナンバー2の中央軍事委副主席・何衛東(ハー・ウェイドン)も3月中旬以降の動静が不明で失脚説がある。
中国中央軍事委員会の苗華委員(左)=2019年10月、平壌(AFP時事)
★いずれも習に近い軍高級幹部が粛清されており、中国ウォッチャーたちは習失脚の可能性を探る。今秋には「4中全会」(中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議)が予定され、習の続投か退陣かの駆け引きが続いているとの見方が有力だ。米国の保守系シンクタンク「ジェームズタウン財団」の「チャイナブリーフ」では中国の国営メディア「人民日報」や「新華社通信」などで「習主席の指導の下で」というまくら言葉が消えていると指摘。人民日報では習の政策と対立する内容が掲載される時もある。6、7日の両日にブラジル・リオデジャネイロで開催されるブリックス首脳会議に習が欠席することも世界の話題をさらった。09年の発足以来、また13年に習政権ができて以来、必ず参加してきたにもかかわらず、この唐突な欠席は何かが水面下で進行しているとみる向きが多い。
★日本経済新聞社と日経QUICKニュースがまとめた最新の中国エコノミスト調査によると、今年4~6月の中国の実質国内総生産(GDP)の予測平均値は前年同期比5・0%増となった。経済・軍事・外交のうち、経済は安定しているが軍事と外交は掌握できているのかという疑問が浮かぶ。外交筋は「失脚説があるというのは知っているが、政治的失脚か病気か、それによってその後が変わってくるが、日本への影響は相当大きい」とみる。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2025年07月05日 08:01:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。