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路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【政界地獄耳・06.28】:珍しい?自民慌てる参院選 情勢調査でひどい数字が出た噂に党内は大騒ぎ

2025-06-28 08:00:00 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【政界地獄耳・06.28】:珍しい?自民慌てる参院選 情勢調査でひどい数字が出た噂に党内は大騒ぎ

 『漂流する日本の羅針盤を目指:【政界地獄耳・06.28】:珍しい?自民慌てる参院選 情勢調査でひどい数字が出た噂に党内は大騒ぎ 

 ★26日、自民党幹事長・森山裕は参院選についてメディア各社に「非改選を含め自民、公明両党で過半数を維持するのが一つの重要な目標だ。相当頑張らないといけない」と危機感を募らせると同時に、衆院での少数与党状態に対しては「今後ずっと続けていけるのかどうかひと国会終わってみて、いろいろ検証しなければならない」「衆院解散がないと脱却できるかどうか分からない」と含みを持たせた。

 ★森山発言は、参院選を前に多くのシグナルを発したといえる。1つは「非改選を含め自公で過半数」と極めて低いハードルに設定したこと。ただ自民党幹事長としてはその程度で勝ちだと言い張るには無理がある。石破・森山体制は昨秋の衆院選、この参院選と歴代自公政権が作ってきた財産を削ってここまで来ている。じり貧のまま、じりじりと議席を減らせば、過半数だろうが責任問題が生じる。その予防線が低いハードル設定になった。次に「相当頑張らないといけない」は先週末に自民党が行った情勢調査で、党にとって相当ひどい数字が出たといううわさが政界に駆け巡り、データの入手のために党内は大騒ぎしているが、森山はその結果を事実上認めたことになる。

 ★一方、衆院の少数与党状態についていろいろ述べているが「衆院解散がないと脱却できるかどうか分からない」は自民党も野党と連立政権を作ることを想定していることを示唆するとともに、その連立政権ができた時に、政権の信任を国民に問うための解散は早々にあるということを言っているのだろう。つい最近まで衆参ダブル選挙で勝てるといっていた党幹部たちも、参院情勢が厳しいことを知って慌てている。参院選を利用して衆院の自分の選挙区の点検をすることまで広がる話だ。「とにかく森山さんほど地元・鹿児島に帰る幹事長も珍しい。先週の金曜日から土曜にかけて会期末の国会が動いていたが、森山さんは金曜の夕方の飛行機でさっさと地元に帰っている。自民党にとってはここまで慌てる参院選は珍しいのではないか」(自民党関係者)。(K)※敬称略

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2025年06月28日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳・06.26】:都議選で「ハイクラス人材」嫌われた理由 そろそろネット空中戦は終わりにすべき

2025-06-28 07:40:40 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【政界地獄耳・06.26】:都議選で「ハイクラス人材」嫌われた理由 そろそろネット空中戦は終わりにすべき

 『漂流する日本の羅針盤を目指:【政界地獄耳・06.26】:都議選で「ハイクラス人材」嫌われた理由 そろそろネット空中戦は終わりにすべき 

 ★東京新聞によれば再生の道は都議選の候補者を公募で決め、年収800万円以上の応募者を「世に言うハイクラス人材」と表現。4月25日に合格者48人(辞退者などを含む)を発表した際には、年収「800万円以上」が77・1%、「1000万円以上」が64・6%だったという。街頭演説でも「彼は東大卒です。しかも東大院卒です。こんなキャリアを歩んでいる人、なかなかいないですよ」と有権者に訴えた。今回の都議選の総括と参院選の展望を見る際の大きな視点がここにある。

 ★自民党は政界の「ハイクラス」を長年担ってきた。それは政治のプロというべきで、どぶ板選挙のできる党人派と政策で生き抜く官僚、知名度で乗り切る世襲議員で構成されるので総合的に「ハイクラス」の政党だった。だが統治ばかりに力が注がれ、国民の声をつぶさに聴くという国民政党、責任政党の基礎が崩れ自民党1党支配の時代が終焉(しゅうえん)を迎えたことを物語る。ある外科医の「データ見て患者みない医者と同じ」という説明がわかりやすい。各党に言えることはネットは発信ツールとしての有効性ばかりが前面に出るが、ニーズをくむには不向きで、国民の現場の声から想像力を膨らませネットを活用する手法に転じなければ意味がない。そろそろネット空中戦は終わりにすべきだろう。

 ★都議選では東京でさえ中流が消えはじめ、富裕層と貧困層に2分され、そのおかげで共産の凋落(ちょうらく)が小さく済んだとみるべき。その変化に気づき明確な政策を示したところに自民票が逃げたといえる。相変わらず総花的で中途半端な政策では有権者には刺さらない。都民ファーストの躍進は都政の財政が潤沢だからで、他県では通用しない票の出方だろう。立憲・国民を支援する「連合」のサラリーマンたちは自らを中流や社会の中核に位置付けているが、底辺が拡大しているので国民から見れば、こちらもハイクラスな労働貴族だ。その視点でいる限り国民とはズレている。再生の道のハイクラスが嫌われたのもそこにある。参院選に向け、全国の自民党圧勝区で少なからず同様の地殻変動が起きていることを見抜いた候補者が抜け出すだろう。(K)※敬称略

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2025年06月26日  07:50:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【立憲民主党】:蓮舫氏“矛盾発言”を釈明 1年前の国政復帰否定からの参院選出馬表明「発信に思いが欠けていた」

2025-06-28 05:00:00 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【立憲民主党】:蓮舫氏“矛盾発言”を釈明 1年前の国政復帰否定からの参院選出馬表明「発信に思いが欠けていた」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【立憲民主党】:蓮舫氏“矛盾発言”を釈明 1年前の国政復帰否定からの参院選出馬表明「発信に思いが欠けていた」 

 参院選(7月3日公示、20日投開票)に立憲民主党から比例代表に立候補することになった元参院議員の蓮舫氏(57)は27日夕、東京都内で報道陣の取材に約20分間応じた。

 昨年7月の東京都知事選で落選後、1年ぶりの選挙戦となり「街頭に立つのが怖くなっていた。今はほっとしている」と述べた。一方、国政再挑戦について党内から批判も出ていることを指摘されると「そういう指摘を受けることは、これからもうちょっと謙虚にならなければなあと思う」と口にした。

東京都内で街頭演説をし、囲み取材を受ける蓮舫党参院全国比例総支部長(撮影・増田悦実)
東京都内で街頭演説をし、囲み取材を受ける蓮舫党参院全国比例総支部長(撮影・増田悦実)
東京都内で街頭演説する蓮舫党参院全国比例総支部長(奥中央)(撮影・増田悦実)
東京都内で街頭演説する蓮舫党参院全国比例総支部長(奥中央)(撮影・増田悦実)

 蓮舫氏は昨年の都知事選後のインスタグラムで、「国政選挙(への立候補)はもう考えていない」「120万を超える人が『蓮舫』と書いてくれた。これで国政に戻ったら渡り鳥みたいだ」としていたが、一転して国政再挑戦に。取材では、1年前の言葉との矛盾への説明を再三求められた。 蓮舫氏は、昨年の都知事選で敗れた後「喪失感、お約束したことが実現できなかったという思いがあった。くやしさ、無力さが申し訳なく、そのときに(再び国政選挙に)出ますか? と言われたらどう思います?」と記者に逆質問。「言葉が出なかったので、『(国政は)いったんピリオド』と言わせていただいたが、この1年間政治を見てきて、いろんな人と話をさせていただき、国会で使っていただきたい、使っていただければ仕事でお返しできるという確信に至った」と、主張した。

 その上で「(国政再挑戦は)1年前の声とは違う道を選択したかも知れないが、ちゃんと話をして、私の言っていることは、『もう1歩前に進める』意味だったということをご理解いただければと思います」と口にした。

 インスタでの発言と矛盾するのではないかとの指摘には「ただ単に、謙虚に受け止めるしかない」とした上で「言葉を大切にする政治家として、発信に思いが欠けていたなというのは、すごく思っている」と述べた。一方で「ただ私の精神的状況をみた時に、弱かったと思っている。これからの発信は、本当に気をつけようと思います」とも口にした。

 同僚だった立民の参院議員から、今回の立候補に疑問の声がSNSで出ていると指摘されると「見させていただかないと、人間関係もある。お答えは難しい」とした上で「比例であろうと労組であろうと、選挙区であろうと、仲間。政策は同じ方向を向いている。政権交代を目指している仲間なので、いっしょにやっていけると思っている」と訴えた。 

 また、自身の再挑戦への反対の声もあると指摘されると「私の不徳の致すところ。こう言うことを言うと政治家っぽいんですけど」とした上で「直接私に電話してきて『(出馬を)やめた方がいい』と言った方は、ひとりもいなかった」と主張。「報道などでは知っているが、私がそれに対して思いを言うのは、また聞きになるので、お答えするのは難しい」として、反応はしなかった。

 国政復帰を決めたきっかけの1つは、高額療養費の自己負担引き上げをめぐる石破政権の迷走だったという。また、盟友でもある辻元清美参院議員から、春ごろ「私ほど落ちた経験をした人はいない。そんな私が言うのだから、蓮ちゃん、戻ってきたら?」と言われたとし「その言葉が重かった。そのあたりから(再挑戦を)真剣に考えた」と述べた。

 都知事選落選後に処分したとしていた、トレードマークの白ジャケットについては「半分は残しています」と明かした。また、比例代表で戦う今回は、名前を「れんほう」とひらがなにするとし、これまで使わなかったタスキも初めて着けると述べ、「『ニュー蓮舫』なので」と、語った。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・選挙・立憲民主党・参院選(7月3日公示、20日投開票)】  2025年06月28日 05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳・06.25】:都議選、自民“いつもの手法”に国民うんざりした結果か

2025-06-27 07:40:40 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【政界地獄耳・06.25】:都議選、自民“いつもの手法”に国民うんざりした結果か

 『漂流する日本の羅針盤を目指:【政界地獄耳・06.25】:都議選、自民“いつもの手法”に国民うんざりした結果か  

 ★参院選直前の都議選の議席数だけですべてを見ることはできない。自民党は無所属で当選した議員を追加公認して21議席。政治とカネが依然有権者の不信の源だと分かるが、本質は自民党の既視感ともいえる喉元過ぎればすっかり忘れる“いつもの手法”に国民がうんざりしたのではないか。「減税は絶対しない」という財務省の理屈を言い張る自民党政治に、それなら自民党を選ばないという思いが首をもたげたのではないか。自民党に取って代わる政党とはいわないが、保守政党が増えたことで自民党の役割がぼかされていくという保守かいわいの駆け引きがあるのではないか。

 ★22人を擁立した公明党は故・池田大作名誉会長の生地、大田区で擁立した2人が共倒れ。創価学会本部や党本部のある新宿区でも議席を落とし19議席に。落とせない地域の議席減の衝撃は大きい。自民党にしがみついてきた結果ともいえまいか。立憲民主党は前回の選挙より2議席増やして17議席と勝ったように見えるが、もっと多くの候補者の擁立ができていれば都民ファーストと互角の戦いも可能だったといえ、得票では自民党の半分も取れていない。なんとも複雑な結果だ。これまで議席がなかった国民民主党は9議席と議席を伸ばしたかに見えるが、本当に党勢は戻ったのか。「逆風はない」と幹部は口をそろえるが都議選の当選ラインが低く、組合票の結果が議席を押し上げたが、国政レベルにスライドするとは一概には思えない。1議席だった日本維新の会は議席を失い、れいわも議席ゼロに。再生の道は42人が立候補したが代表の石丸伸二が出馬せず勢いに欠けた。「再生の道」が40万3600と国民民主36万の得票数を比較する向きもあるが、候補者数が違い過ぎて比較にならない。都民ファーストが有権者の心をつかんだが、参院選では都ファに1票を入れた人たちがどこに流れるかも焦点だ。共産は議席を減らしたが、難しいのはベテランから新人にスライドするなど苦労がしのばれる。(K)※敬称略

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2025年06月25日  07:39:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳・06.19】:不信任不承知と言うけど「受けて立つ形が望ましい」自民幹部、衆参W選やる気満々

2025-06-27 07:40:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【政界地獄耳・06.19】:不信任不承知と言うけど「受けて立つ形が望ましい」自民幹部、衆参W選やる気満々

 『漂流する日本の羅針盤を目指:【政界地獄耳・06.19】:不信任不承知と言うけど「受けて立つ形が望ましい」自民幹部、衆参W選やる気満々 

 ★16日(日本時間17日)、カナダで開かれたG7に合わせ日米首脳会談が行われたが関税交渉の継続は確認したものの合意には至らなかった。政財界に懸念が広がるものの、交渉の長期化が見えたといえる。17日、自民党幹事長・森山裕は中東情勢やトランプ関税を念頭に「政治空白」を作るべきでないとし「いま与党として国際情勢等を考えると国民に信を問うという課題が、そこに政治空白をつくるということはありえない」としたが、別の自民党幹部は日米交渉長期化で「政治空白」はなくなったとみる。

 ★18日朝、首相・石破茂は不信任について「野党が提出を決定したとは承知しておらず、仮定の質問への答えは差し控える」としたが、もう消えたと思われている衆参ダブル選挙の芽は自民党幹部内にはくすぶり続けているどころか、いまだやる気満々だ。自民党関係者は「首相が解散を打つのは簡単だが大義がない。立憲民主党に不信任案を出してもらって受けて立つ形が望ましい」という。トランプ関税に時間がかかること、国民民主党の失速、コメ騒動で政治とカネが争点から消えたことなど、自民党への好材料が多いことが、幹部たちが解散をやりたがる理由だ。

 ★「妙な言い方だが、今なら勝てると思って解散するのだから、勝てば自公で与党を構成する。ただ衆院で負けても勝っても安定政権のため連立を組めばいい。自民党にとって都合がいいのは国民民主との連立だが、首相は立憲代表・野田佳彦にシンパシーを感じている。どちらでもいいが立憲の場合は首班を野田に譲るか、石破の首班で行くのかなど党内駆け引きがあれば、野党再編が起きかねない。一方、党内若手は急の解散に戸惑うかもしれないが、昨年秋に勝ってきた諸君は、まだその余力があるから現職有利だ。無論それは野党にも言えるけどね」と自民党幹部は説明する。会期末、国会は緊迫度を増す。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2025年06月19日  07:55:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①・06.24】:都議選と民意 政権への厳しい審判だ

2025-06-25 08:01:45 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【社説①・06.24】:都議選と民意 政権への厳しい審判だ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①・06.24】:都議選と民意 政権への厳しい審判だ 

 東京都議選で自民党は大敗し、公明党も議席を減らした。石破茂政権の「政治とカネ」を巡る姿勢や物価高対策に、都民が厳しい審判を下した形だ。突き付けられた政権不信と誠実に向き合わなければ、7月の参院選でも国民の支持を取り戻すことは難しい。
 
 与野党が7月参院選の前哨戦と位置付けた都議選では、小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が第1会派を奪還した。
 
 自民は非公認の当選者4人を含めても過去最低の22議席にとどまり、9回連続の全員当選を逃した公明は4減の19議席となった。
 
 野党の立憲民主党は5増の17議席。国民民主党は9、参政党は3と、いずれも初の議席を得た。
 
 与党に対する逆風の最大要因は自民党の裏金事件だ。政治資金パーティー収入の一部を裏金にする手法は、国会議員の派閥にとどまらず都議会会派でも発覚。実態解明は国会、都議会ともに進まず、国会では金権腐敗の温床と指摘される企業・団体献金の規制を強化する法改正が見送られた。
 
 裏金に関与した参院議員29人が参院政治倫理審査会で順次弁明したが、多くが「知らぬ存ぜぬ」を繰り返した。うち13人が自民党公認で参院選に立候補を予定する。
 
 与党の物価高対策も都民の支持を得られたとは言い難い。共同通信の世論調査によると、自民党が参院選公約に盛り込んだ1人2万円の現金給付に「反対」と答えた人は54・8%と半数を超えた。
 
 石破政権は中東情勢の緊迫によるガソリン価格高騰に備えて予防的な激変緩和措置を導入すると発表する一方、ガソリン暫定税率の廃止にいったん同意しながら廃止法案には反対。整合性を欠く対応に野党が集中砲火を浴びせた。
 
 選挙戦最終日の21日、自民党総裁の石破首相=写真、墨田区で=は2カ所で応援演説を行ったが、逆風をはね返すに至らなかった。
 
 都議選の投票率は前回比5・20ポイント増の47・59%。決して高いとは言えないが、多くの人が投票すれば政治が動くことを示す。参院選の結果次第で、政権の座も安泰ではないことを肝に銘じるべきだ。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2025年06月24日  08:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER・06.12】:党首に加え幹部も不倫?|下落する国民民主党の支持率|原因となった山尾氏の公認内定取り消し

2025-06-25 07:05:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【HUNTER・06.12】:党首に加え幹部も不倫?|下落する国民民主党の支持率|原因となった山尾氏の公認内定取り消し

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・06.12】:党首に加え幹部も不倫?|下落する国民民主党の支持率|原因となった山尾氏の公認内定取り消し 

 「日本維新の会の終わりが見えてきた。次は国民民主党だな」と笑いをこらえて話すのは、ある自民党の幹部。昨年10月の衆議院選挙以来「手取りを増やす」を前面に打ち出し、人気急上昇だった国民民主党の党勢に翳りが見え始めた。6月の東京都議選、夏の参議院選挙に向けて、支持率は急落している。騒ぎのもとは「不倫」。党首に加え複数の幹部にも疑惑が浮上する中、不倫問題で有権者の猛反発を受けた山尾志桜里氏の公認内定が取り消される事態となった。

            ◆   ◆   ◆

 JNNが5月31日、6月1日に実施した世論調査の結果は以下の通りだった。

自民党 24.3%(+0.8)
立憲 8.2%(+2.6)
維新 2.3%(-2.0)
公明 2.9%(-1.1)
国民 6.8%(-3.4)
共産 2.2%(-0.2)
れいわ 3.1%(-0.4)

 数字からは、国民民主党の下落幅が大きいことがよくわかる。

 「5月14日だ。あの日を境に大きく潮目が変わったように感じる」と話すのは、国民民主党のA氏だ。この日、国民民主党は元日本維新の会の元衆議院議員足立康史氏、須藤元気元参議院議員、旧民主党の山尾しおり元衆院議員を全国比例で擁立することを発表した。

 足立氏は国会で他党の議員を「バカ」と罵倒するなど、非常識な発言で知られる。須藤氏がスピリチュアルに傾倒していることは有名で「将来的に政治に携わろうと思っているのですが、ぜひそのコンタクトを(宇宙連合の一員として)とる代表になりたい」などと奇妙な発言を著書に記し、資質が疑問視されている。

 極めつけが山尾氏だ。国会議員在任中に不倫が発覚。お相手は弁護士で、その妻が自殺したことも報じられている。山尾氏は元検事。弁護士でもあるが、不倫について説明も謝罪もしていない状態が続いてきた。国会議員に支給されるJRパスの不正使用や、自身の政治団体が「地球5周分」にあたる高額のガソリン代を出費していたことが発覚するなど、スキャンダルまみれの人物である。

 足立氏、須藤氏、山尾氏の公認決定以来、SNSは大炎上を続けている。当然だろう。とりわけ、山尾氏に対する批判は、同氏が記者会見した後も止まらない。

 足立氏や須藤氏は街頭などで政治活動をはじめているが、山尾氏は雲隠れ。ようやく6月4日に自身のXに《はい、出馬会見をさせてください。決定当初は自然体で会見を設定していたのですが、その後、私の発信や会見が党に与える影響を読むことができず、躊躇していました。(中略)代表や幹事長もそれぞれご自身の記者会見で、「会見すべき」と言っていることを知り、背中を押して頂きました》と記者会見を予定していると公表。10日に会見を開いたが、同氏への批判は強まる一方となり、国民民主党は11日になって公認内定を取り消した。

 山尾氏の公認問題や同氏自身への批判が高まる中、国民民主党の支持率は坂道を転げ落ちるような状況に陥っている。

 山尾氏を強く推したのは玉木雄一郎代表だという。玉木氏自身も昨年11月に写真週刊誌「FLASH」で不倫を報じられ、謝罪に追い込まれたことは記憶に新しい。前出のA氏はこう話す。

 「山尾がこれほど大炎上して支持率にまで影響するとは、玉木さんもびっくりだろう。党内からは『山尾に公認を辞退させろ』という声しきり。しかし、不倫の決定的な証拠がメディアに出ても、山尾は抗弁して認めようとしない。自らが公認を辞退するわけがない。記者会見したが、案の定、不倫、ガソリン代、JRパスの質問ばかりになってしまった。元検事でもある山尾はプライドが高い。記者の質問に真正面から答えていない印象を与えたことで、さらにイメージが悪くなった。山尾の当落なんてどうでもよい。党勢への影響が問題なのだ。とっとと公認を辞退してほしいというのが本音」

 玉木氏や山尾氏同様に、国民民主党では「不倫予備軍」とされる疑惑の幹部議員が複数いる。永田町のメディア関係者には周知のことだ。同党幹部の一人が次のように懸念を示す。

 「ある某幹部は秘書を愛人にしていたんだが、そいつに政策秘書の資格を取得させるため、別の人に資格取得に必要な著作物の原稿を書かせて合格させた疑惑まである。ただの不倫じゃない。不正がバレたら、議員辞職どころか警察沙汰になりかねない。別の幹部の秘書との不倫も永田町では有名だ。党首も幹部も、公認候補も不倫の常習犯。実態を知った国民は呆れるんじゃないか」

              ◆   ◆   ◆

 自民党、公明党からのラブコールもあり、連立政権入りしての「玉木総理」まで視野に入れていた国民民主党。参議院選挙でも「比例代表で10議席ほどとれる」とも言われるほどだった。

 前出・国民民主党のA氏は、すっかり弱気になっている。

 「地方では国民民主党所属の議員の離党が増えつつある。参議院選挙への出馬が決まっていた候補予定者が出馬をとりやめるなど、我が党は山尾騒動で散々な目にあっている。なんとか「103万円の壁」ブームが参議院選挙まで続いてほしいと思っていたが、ダメになりそうだ。東京都議選でも、なんとか議席がとれれば……」

 6月7日、玉木代表は大阪入りし参議院選挙の大阪選挙区に渡辺莉央氏を擁立することを発表した。その後、街頭演説に立った玉木氏は、国民民主党の「支持率凋落」について「今は支持率が高くなって、それがいろいろあって、下がって、ご心配かけてすみません。慢心するな、足元をちゃんと固めろ、ありがたい警告をいただいているんだなと思ってるんです」と頭を下げた。だが、聴衆の一人からはこんな声も――「この党は本当にいろいろありすぎだ」。

 東京都議選と参議院選挙が近づく中、維新に加えて国民民主党の支持率も下落する状況だ。与党である自民党と公明党は、物価高はもちろんコメ不足さえ解決できない体たらく。日本の未来はどうなるのだろう。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・行政 【政治ニュース・政局・国民民主党・東京都議選と参議院選挙】  2025年06月12日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【迷走する兵庫県】:「選挙で勝ったから『俺、何やっても大丈夫やねん』と」 斎藤元彦知事に大学教授「40%支持あるのは異様」

2025-06-25 06:42:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【迷走する兵庫県】:「選挙で勝ったから『俺、何やっても大丈夫やねん』と」 斎藤元彦知事に大学教授「40%支持あるのは異様」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【迷走する兵庫県】:「選挙で勝ったから『俺、何やっても大丈夫やねん』と」 斎藤元彦知事に大学教授「40%支持あるのは異様」 

 タレントの石原良純氏は2025年5月31日、関西テレビの「ドっとコネクト」に出演。兵庫県の斎藤元彦知事が再選された24年11月の選挙について「選挙の信任を得てしまっていると言われているけれど、こないだの選挙はメディアとSNSとの乖離があった。どこかでちゃんと判断できない場になってしまった」と疑問を呈した。

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「選挙で勝ったから『俺、何やっても大丈夫やねん』と」 斎藤元彦知事に大学教授「40%支持あるのは異様」© J-CASTニュース

 ◆石原良純氏は昨秋の選挙を「ちゃんと判断できない場になった」

 番組内では、兵庫県の第三者委員会が元県民局長の私的情報を元総務部長が県議3人に漏えいしたと認定し、「斎藤知事らの指示があった可能性が高い」と結論付け、斎藤知事が「指示をしたという認識は全くございません」と完全否定したとのニュースを取り上げた。

 第三者委について、元厚労省キャリア官僚の中野雅至・神戸学院大教授は「単に県が設けた第三者委員会なので、無視しようと思えばなんぼでも無視できる」と解説。「自分で(第三者委を)作っている訳で、でも自分が都合の悪いのは知らん、都合のよいのだけOKと、極めて自己都合のいい解釈」と知事の姿勢を批判した。

 斎藤知事は、2021年の選挙で約86万票、県議会で不信任決議を受けて行われた24年11月の選挙で約111万票を得て、当選した。

 中野氏は、斎藤知事の言動について「結局、選挙がすべてなんです。選挙で勝ったから『俺、何やっても大丈夫やねん』という考えが背後にあると思う」と分析。タレントの石原良純氏は「選挙の信任を得てしまっていると言われているけれど、こないだの選挙はメディアとのSNSとの乖離があった。どこかでちゃんと判断できない場になってしまった」と語りかけると、中野氏は、選挙が公示された後に斎藤知事に関する報道がなくなり、元県民局長の私的情報がSNSで拡散されたことを指摘。その結果、「投票行動ががらっと変わって、一気に投票率が10%上がった」。

 元県民局長のデータについても触れた。「私的情報とクーデター計画があったのではないかと、クーデター計画みたいなのがあるから、あれは正義の告発ではなくて、なんかの陰謀だという人がいる。一県民局長がそんなことできると思わないけれども、それができるという人もいてる。それが一定支持された」と語った。

 ◆「議会はビビッて何もしないと思います」

 番組内では、兵庫県民への街頭インタビューの様子が流され、「もうあの人いい加減に辞めたらええんや。人をバカにしとるでホンマ! 自分のことはかくして他人のことはどうとかこうとか、ちゃんと調べてどうせ悪いことしたら神様はわかっとんねんから」(90代)。「真意がなかなかはっきりした情報がでていないのが、一番気になるところ。否定する何かしらの証拠があれば説得力はあるんでしょうけど、それがない限りは認めた方がいい」(20代)。「もしそういうこと(漏えいの指示)をしてたとしたら、きちんと説明して給与カットをする。正しいのに給与カットするのは矛盾している」(50代)などの声が流された。

 関西テレビのスタッフが兵庫県民100人に聞いたアンケートの結果が「続投すべき」37人、「辞任すべき」63人だったと紹介された。

 中野氏は「議会はビビッて何もしないと思います。これだけ報道されても、悪質性が極まっても、40%支持あるっていうのは異様ですよ。斎藤さんの政策を評価する人とかマスコミ嫌いっていう人もいると思う。メディアでやればやるほど『俺は斎藤支持するねん』って人もいるから、これが20%になったら解散してもやれるんちゃうなと思うけど、(続投すべきと答えた)37人は相当高いと思いますよ」と語った。

 元稿:J-CAST NEWS 主要ニュース 社会 【話題・地方自治・兵庫県・知事によるパワハラ疑惑・内部告発問題】  2025年06月01日  21:00:00  これは参考資料です。 転載等各自で判断下さい。

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【兵庫県知事・出直し選挙】:「身内にゆるいねアンタら、大変なことになるよ!」 斎藤元彦兵庫県知事と「merchu」折田楓社長の“関係”が・・・

2025-06-25 06:41:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【兵庫県知事・出直し選挙】:「身内にゆるいねアンタら、大変なことになるよ!」 斎藤元彦兵庫県知事と「merchu」折田楓社長の“関係”が県議会委員会で物議《県知事らによる“企業表彰”を受賞》

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県知事・出直し選挙】:「身内にゆるいねアンタら、大変なことになるよ!」 斎藤元彦兵庫県知事と「merchu」折田楓社長の“関係”が県議会委員会で物議《県知事らによる“企業表彰”を受賞》 

公職選挙法違反の疑いにかけられている折田楓氏(本人のinstagramより)(NEWSポストセブン)

 ◆“知事賞”のゆくえを県庁が回答

 元稿:(株)小学館 主要出版物 NWESポストセブン 週刊ポスト 社会 【話題・地方自治体・兵庫県・2024年11月に行われた斎藤元彦兵庫県知事(47)の“出直し選挙”をめぐり、斎藤知事とPR会社「メルチュ」取締役の折田楓(33)が刑事告発された問題】  2025年05月02日 11:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【文春砲!】:斎藤元彦&キラキラPR女社長 「SNS運用依頼」の決定的証拠LINEを独占入手!

2025-06-25 06:40:50 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【文春砲!】:斎藤元彦&キラキラPR女社長 「SNS運用依頼」の決定的証拠LINEを独占入手!

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【文春砲!】:斎藤元彦&キラキラPR女社長 「SNS運用依頼」の決定的証拠LINEを独占入手!

 昨年11月の兵庫県知事選。県議会で不信任を突き付けられて失職、再選を果たして返り咲いた斎藤元彦氏(47)だが、疑惑の火種はくすぶり続けている。

 再選わずか3日後のことだった。“斎藤陣営のSNS監修者”を自称するPR会社「merchu(メルチュ)」代表の折田楓氏(33)が、noteで「斎藤陣営で広報全般を任された立場として、まとめを残しておきたい」とその成果を誇示する内容を投稿するや、公職選挙法違反疑惑が指摘され、いまや刑事告発されるまでに至っている。

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斎藤氏と折田氏のミーティングの現場(折田氏noteより)© 文春オンライン

 当の斎藤氏は、折田氏の投稿を「盛っている」と非難。「SNS運用は斎藤本人と陣営で主体的に行った」との説明を繰り返し、法に触れることはないと強弁してきた。

 しかし――。

 「週刊文春」 は、あるLINEのやり取りを入手した。知事選告示に先立つ昨年10月、斎藤陣営の広報担当者とある神戸市議との間で交わされたメッセージである。そこには斎藤氏が「SNS運用は本人と陣営で主体的に行った」とする従来の主張を覆す、重要な証拠が残されていた。

 1月13日配信の 「週刊文春 電子版」 では「証拠LINE」の文面を写真付きで掲載。またメッセージのやり取りを行った斎藤陣営の広報担当者と神戸市議に対する直撃取材の様子を報じている。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル)

関連するビデオ: 兵庫・斎藤知事「ヘビは脱皮して強く」 県政運営への決意語る (テレ朝news)

 元稿:文藝春秋社 主要出版物 週刊文春 社会 【疑惑・選挙・兵庫県知事選・公選法に抵触疑義】  2025年01月13日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【文春砲!】:斎藤元彦・兵庫県知事代理人が“キラキラPR女社長”折田楓氏に「口止め工作」をしていた

2025-06-25 06:40:40 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【文春砲!】:斎藤元彦・兵庫県知事代理人が“キラキラPR女社長”折田楓氏に「口止め工作」をしていた

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【文春砲!】:斎藤元彦・兵庫県知事代理人が“キラキラPR女社長”折田楓氏に「口止め工作」をしていた

 兵庫県知事再選から1カ月。斎藤元彦氏(47)を巡る状況は混乱収束の兆しが見えない。

            ◆◆◆

 ◆言い分が対立する中でのスクープ

 「PR会社『merchu』代表の折田楓氏(33)が『広報全般を任された』と『note』に投稿したのに対し、斎藤氏はボランティアが話を盛っているだけ、と言い分が対立しています。12月16日には公職選挙法違反だとして神戸学院大の上脇博之教授と郷原信郎弁護士が提出していた告発状が兵庫県警と神戸地検に受理されました」(社会部記者)

 
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斎藤氏の代理人の奥見司弁護士© 文春オンライン

 そしてついにはこんなスクープまで飛び出した。

 「読売新聞は20日、選挙告示前の10月6日に斎藤陣営の広報担当者が支援者あてに『SNS監修はPR会社にお願いする形になりました』とメッセージを送信していたと報じました。『SNS運用は斎藤事務所が主体となって行った』とする斎藤氏側の主張の信憑性が揺らいでいます」(同前)

 ◆県からmerchuに、業務委託していた

 捜査関係者が言う。「折田氏の居場所や他人との連絡状況はほぼ把握している。証拠隠滅はできない状況です。折田氏が過去に県の事業を受注していたことも重要な判断材料になります。斎藤氏が知事に再選した暁には県の事業を新たに受注させる約束を交わしていた可能性も視野に入る」

 小誌は、merchuが2022年に県の地域情報アプリ「ひょうごe-県民アプリ」のリニューアルを担当した際の資料を入手。県は東京都内のソフトウェア開発企業とシステム運用保守業務について契約を結び、同社からmerchuに一部の業務が再委託されており結果的に県からmerchuには同年6月から10月まで66万円が流れていたことがわかる。斎藤氏の1期目から両者の関係は存在したのだ。

 折田氏への包囲網がじわじわ狭まる中、当の本人は疑惑噴出以降、貝になったまま。前出の捜査関係者は呆れたように言う。

 「斎藤氏の代理人弁護士が、折田氏に『カンモクしとけ』と言っているようです。そして折田氏は素直にそれに従ってしまっている。別に黙っていたって今更折田氏が有利になる可能性なんてゼロなんですが……。それ以上に、当事者である斎藤氏の代理人が関係者に口止め工作をしていることの方が問題です。事実なら深刻な捜査妨害と捉えられかねません」

 ◆守秘義務違反の可能性が浮上

  他方、そもそもの発端となった文書問題を巡っても新たな動きが。

 「斎藤県政の問題点を告発する文書を作成した元県民局長のX氏(故人)の公用PCに入っていたとされる私的情報について、『斎藤氏の側近だった前総務部長から見せられた』と複数の県議が百条委員会の聞き取り調査に説明したのです。地方公務員法上の守秘義務違反に抵触する可能性がありますが、前総務部長は10月に出頭した百条委で証言を拒否しました」(県関係者)

 これに対し斎藤氏は、「前総務部長からは夏頃、直接『漏洩等をしたことはない』と確認した」と報道陣に説明。情報の漏洩があったかどうかも焦点になっている。

 ◆証拠となる、支援者とのLINE

 そんな中、小誌はX氏が自死する前に斎藤氏がこの私的情報漏洩問題を把握していた証拠となるLINEを入手している。送信日は6月29日。X氏が自死する1週間以上前で、送信者は斎藤氏の支援者。メッセージは“既読”の状態だ。

 〈維新の岸口議員が、元県民局長とA子(原文は実名)の不倫関係を暴露して欲しくなければ、元県民局長の出頭要求を取り下げろという内容の裏取引を持ちかけてきたとのことです。この事は、脅しと受け取られ結果として交渉は、決裂し状況が更に悪化しました〉

 支援者は取材に対し、「斎藤さんは私がLINEを送った後も『今は動けない』と、この脅迫行為を止めなかった」と明かした。

 関連するビデオ: 兵庫・斎藤知事「ヘビは脱皮して強く」 県政運営への決意語る (テレ朝news)

兵庫・斎藤知事 きょう再選後初の証人尋問

 ◆「代理人を通じて……」

 代理人弁護士の折田氏への口止めの事実関係などについて質問状を斎藤氏に送付したが、回答は〈現在、各事案について調査・捜査が行われておりますので個々のご質問についての回答は控えさせていただきます〉だった。

 そこで本人を直撃した。

 ――X氏に対して、もっとできたことがあったのでは。

 「代理人を通じて……」

  と、爽やかに手を振って去っていくのだった。

  にこやかな知事と裏腹に、泥沼は深みを増すばかりだ。

             ◆ ◆ ◆

 「週刊文春」 は、あるLINEのやり取りを入手した。知事選告示に先立つ昨年10月、斎藤陣営の広報担当者とある神戸市議との間で交わされたメッセージである。そこには斎藤氏が「SNS運用は本人と陣営で主体的に行った」という従来の主張を覆す、重要な証拠が残されていた。

 1月13日配信の 「週刊文春 電子版」 では「証拠LINE」の文面を写真付きで掲載。またメッセージのやり取りを行った斎藤陣営の広報担当者と神戸市議に対する直撃取材の様子を報じている。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年1月2日・9日号)

 元稿:文藝春秋社 主要出版物 週刊文春 社会 【疑惑・選挙・兵庫県知事選・公選法に抵触疑義】  2025年01月13日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【兵庫県警】:〈merchu関係先に家宅捜索〉強制捜査着手、立件なら斎藤知事の“当選取消”も現実味。予想を超える捜査当局の“強気”のワケ

2025-06-25 06:40:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【兵庫県警】:〈merchu関係先に家宅捜索〉強制捜査着手、立件なら斎藤知事の“当選取消”も現実味。予想を超える捜査当局の“強気”のワケ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県警】:〈merchu関係先に家宅捜索〉強制捜査着手、立件なら斎藤知事の“当選取消”も現実味。予想を超える捜査当局の“強気”のワケ

 兵庫県の斎藤元彦知事をめぐる一連の疑惑で、捜査当局が初めて強制捜査に入ったと報じられた。公職選挙法が「買収」にあたると規定するインターネットによる選挙広報への対価支払いを、昨年11月の知事選の際に斎藤氏の陣営が行なったとして斎藤氏らが刑事告発されていた問題で、兵庫県警と神戸地検が2月7日、関係先の家宅捜索に踏み切ったというのだ。告発内容が立証されれば斎藤知事の当選取消と公民権停止も現実味を帯びてくる。特大事件の捜査が目に見える形で動き始めた。

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     折田楓氏(左)と斎藤知事(右)(集英社オンライン)

 元稿:株式会社集英社 主要ニュース 集英社オンライン 社会 【事件・疑惑・選挙・兵庫県知事選・公選法に抵触疑義】  2025年02月07日  22:42:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳・06.18】:参政党3市議選でトップ当選 政党下克上時代に突入

2025-06-24 07:40:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【政界地獄耳・06.18】:参政党3市議選でトップ当選 政党下克上時代に突入

 『漂流する日本の羅針盤を目指:【政界地獄耳・06.18】:参政党3市議選でトップ当選 政党下克上時代に突入 

 ★都議選、参院選と選挙が続くが、大小の差はあれど日本中で毎週のように選挙は行われている。政界で大きな話題を呼んだのは任期満了に伴う15日投開票の兵庫県尼崎市議会議員選挙。定数42のところを56人が出馬。トップ当選は参政党の新人議員だ。同じく任期満了に伴う福井県あわら市議会議員選挙も定数16に22人が出馬。任期満了に伴う愛知県西尾市議会議員選挙。定数30に35人が出馬。いずれも参政党新人がトップ当選した。

 ★農相・小泉進次郎のおひざ元、同日投開票の任期満了に伴う神奈川県三浦市長選は6選を目指した自民党推薦の現職が無所属新人に敗れた。多選批判が背景にあったが、22日には横須賀市長選挙もあり、政界は農相の中間評価にもなる結果に注目する。国政を担う既成政党が政治を執行する時代ばかりではなくなったのは地方の変化から読み取れる。以前は自民党以外の政党の名前も覚えてもらえない時代もあったが、大きな組織を持つ政党だけが認知される時代ではなくなった。ことに参政党はコメ騒動のさなか、食の安全を訴え、国民民主党の失速で受け皿が見えなくなりかけた有権者に、自民、維新、国民よりも参政党が保守系政党の中で有権者に響いたといえる。

 ★14日、15日に実施されたFNN・産経合同世論調査は自民24・7%、国民7・9%、立憲6・8%、参政3・9%、れいわ3・5%、公明3・3%、維新2・7%、共産2・6%、保守0・6%、社民0・3%、支持政党なし36・7%。政界関係者には衝撃の結果だ。なにしろ公明、維新、共産の数字が低い。実は各社の調査はばらつきがあるが、この調査がリアルに有権者の今を表しているのではないか。野党関係者は「参政党はトランプ政治に似ていまいか。排他的なところと、それを許容する人たちの評価が高い。共生より権利を強く出してはいまいか」と懸念を見せる。続けて「政治に求めるもの、政治の仕事が変わってきたのだろうか。まだそこが見定められない」。政治の転換期は政党下克上時代に突入した。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2025年06月18日  08:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【都議選】:全議席が確定 都民ファが第1党復活 国民民主&参政が初の議席獲得 維新は議席失う

2025-06-23 08:12:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【都議選】:全議席が確定 都民ファが第1党復活 国民民主&参政が初の議席獲得 維新は議席失う

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【都議選】:全議席が確定 都民ファが第1党復活 国民民主&参政が初の議席獲得 維新は議席失う 

 7月の参院選の前哨戦と位置づけられ、22日に投開票された東京都議選(定数127)は23日未明、全議席が確定した。

都庁(2016年)
都庁(2016年)

 自民党は、過去最低だった2017年の23議席を下回る21議席と歴史的大敗を喫して第1党の座を失った。小池百合子都知事が特別顧問を務め、今回31人が当選した都民ファーストの会が、17年都議選以来の都議会第1党に復活した。

 自民党は都議会でも発覚した裏金事件への批判に加え、物価高対策での国民一律2万円給付で「ばらまき」指摘を受ける石破政権への批判も影響した可能性がある。裏金事件で公認が得られなかった自民6人のうち、3人が当選した。

 一方、これまで都議会に議席を持たなかった国民民主党が9議席、参政党が3議席を獲得し、ともに都議会に初の議席を獲得した。同様に初めての議席獲得を目指したれいわ新選組や、石丸伸二氏が率いる地域政党「再生の道」は、議席を獲得できなかった。

 これまで1議席を持っていた日本維新の会は議席を獲得できず、都議会の議席を失った。

 立憲民主党は前回の15議席を上回る17議席。一方、これまで都議会の野党第1党だった共産党は、前回の19議席を5議席下回る14議席だった。

 小池都政を支える都民ファ、自民、公明の「知事与党」は過半数を維持したが、22人が立候補した公明党は19人が当選し、3人が落選し、1993年都議選から前回2021年まで8回連続で続いていた「全員当選」が、果たせなかった。

 投票率は47・59%で、前回21年の42・39%を5・20ポイント上回った。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・選挙・東京都議会選挙】  2025年06月23日 08:12:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER・06.18】:【速報】:福岡県警、大任町長選挙の買収容疑で永原譲二町長の親族を逮捕|後援会事務所など家宅捜索

2025-06-23 05:15:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【HUNTER・06.18】:【速報】:福岡県警、大任町長選挙の買収容疑で永原譲二町長の親族を逮捕|後援会事務所など家宅捜索

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・06.18】:【速報】:福岡県警、大任町長選挙の買収容疑で永原譲二町長の親族を逮捕|後援会事務所など家宅捜索 

 町長の椅子をカネで買ったということだ。

 福岡県警は18日、今年3月30日に投開票された大任町長選挙で5選を果たした永原譲二氏の親族男性を買収の疑いで逮捕。永原氏の後援会事務所など関係先を家宅捜索した。

 ハンターの取材によれば、県警は先月、買収の関係者宅を家宅捜索して関連証拠を押収するなど強制捜査に着手。その後、慎重に捜査を続けていた。

 18日早朝、県警は永原町長の親族で買収行為の実行犯だった建設会社「ユウセイ」の代表者・長藤優太容疑者(29)を逮捕。その後、町長選の選挙事務所になった永原町長の支援団体「永原じょうじ後援会事務所」の家宅捜索に入った。

 長藤容疑者は、永原町長の父親の元妻が別の男性との間にもうけた娘の子供。永原氏の腹違いの弟・永原譲二郎氏とは叔父・おいの関係になる。同容疑者は、ここ数年永原氏が最も目をかけている建設業者で、個人事業主として創業した2021年(令和3年)からいきなり大任町の発注工事を受注しはじめ、株式会社になった翌年からはさらに大きく実績を伸ばしていた。2011年3月から今年1月までに受注した工事は23件で落札金額計3億3,070万円、平均落札率は96.53%という高率になっている。(*下の表参照

 長藤容疑者の他にも買収に関わった人物が多数いるとされ、永原町長に投票することを条件に「1票1万円」の約束で現金を渡すという手口だった。買収は広範囲で行われていた可能性が高く、大任町長選挙の期間中、ハンターの記者も現場を確認していた。

 永原独裁王国に捜査の手が伸びるのは初めて。田川市郡8市町村に激震が走る状況となった。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【社会ニュース・福岡県警は18日、今年3月30日に投開票された大任町長選挙で5選を果たした永原譲二氏の親族男性を買収の疑いで逮捕した問題】  2025年06月18日  10:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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