【韓国】:文氏、支持率低迷…正恩氏の年内訪問も実現せず
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【韓国】:文氏、支持率低迷…正恩氏の年内訪問も実現せず
【ソウル=豊浦潤一】韓国の文在寅ムンジェイン政権の支持率低迷が顕著になってきた。内政では経済政策の不振に大統領府のスキャンダルが重なり、外交の基軸となる米国や日本との関係でも摩擦が目立っている。支持率アップの頼みの綱だった北朝鮮の金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長の年内のソウル訪問も実現せず、内憂外患の様相が強まっている。
■雇用減
韓国ギャラップが12月18~20日に全国約1000人を対象にした世論調査では、支持率が45%と前週に続いて政権発足以来最低となり、初めて不支持率(46%)を下回った。最低賃金の引き上げや残業時間を規制する「週52時間労働制」の導入が零細業者の経営を圧迫し、雇用を減らしていることなどが主な理由だ。
大学生の就職も「超氷河期」が続き、統計庁によると昨年の4年制大学の就職率は62・6%と前年から1・7ポイント減少した。保守系紙・中央日報は29日のコラムで、文政権がアベノミクスが成功した日本と「正反対に向かっている」と指摘し、「時代錯誤的に労働運動が最もしやすい環境を作った」と批判した。
元稿:讀賣新聞社 主要ニュース 国際 【アジア・韓国】 2019年12月31日 23:10:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。