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認めたくない日本の憂うべき現状2

放射能汚染関係に関する久しぶりの掲載になります。まず、下記の写真を見てください。福岡県在住の女性から送られてきたものです。


写真1:鮮魚店で買った魚を放射線測定器で測った時の写真

放射線測定器はMr.Gamma。比較的信頼性の高い機械ですが、それが測定限界の9.999μS/hを示したものです。測定対象物についての情報を下記に示します。

 対象物:平目の切り身(刺身用)
 購入日:本年1月中旬
 測定日:購入日と同じ
 購入地:福岡県
 表示産地:大分県

この女性は普段から食品には気を付けており、太平洋産の魚は買わないようにしていた方です。大分県産ということで大丈夫だろうと、平目の切り身のパッケージを買ったのですが、袋から出したときにあまりにも強い違和感を覚えたので、以前購入していたこの測定器で測ったそうです。今まで測定したことのない高い数値に本人も驚き、何度も測定し直したそうですが、結果は同じだったとのことです。

■分析
 写真を見る限り、対象物からの測定距離は3~40cm程度。近い距離からの測定ですが、このレベルの測定値が出るということは、対象物が許容レベルをはるかに越えて放射性物質に汚染されていたと考えられます。

深刻な海洋汚染が危惧される福島第一原発の影響ですが、ここまでひどい値だと、単純に福島が原因と考えるのにも無理があります。この数字を見て私が最初に考えたのは、大分県沖合いに放射性物質が不法に投機されている可能性です。もっとも、水揚げ漁港が大分県だからといって、すぐに県沖で獲れた魚を意味する訳ではありませんが、ここでは前者だと仮定して推論しています。

■大分沖合いは汚染地帯なのか?


図1:大分県をとり囲む状況
   放射性物質を大量に扱う施設に囲まれている?

図1を見ると、国東半島のすぐ東側にはジャンボサザエで有名な伊方原発、北には放射能瓦礫焼却で問題になった北九州市、そして北東側には本ブログ記事「認めたくない日本の憂うべき現状」でも取り上げた、2012年の4月に爆発事故を起こし、劣化ウランの大量保管、劣化ウラン弾製造疑惑が持たれる三井化学の岩国工場および、核兵器保有疑惑のある米国海兵隊の岩国基地があります。

それでも瓦礫の焼却や少量の放射性物質の漏洩でここまで海洋が汚染されるとは考えにくく、結論的には高濃度汚染された焼却灰、または原発・工場などから出された放射性ゴミが不法に投棄された可能性の方が高いと考えられます。

福島のドサクサに紛れての蛮行なのか、それとも昔から行われていたことなのかは分かりませんが、太平洋の魚でないから大丈夫という思い込みは危険だと言えます。

これ以上は何を書いても推論の域を出ないので止めますが、少なくとも「大分県産とか書かれた平目から極めて高い放射線が測定された」という事実は、事実として押さえて置く必要があるでしょう。


 * * *


私が日本に戻ってもうすぐ2年が経ちます。福島の原発事故からは3年となりますが、関東・東北圏はもちろん、関西・九州・北海道の汚染もかなり進んで来ていると感じています。一般的な議論では、ベクレル、マイクロシーベルトなどの物理量の多寡で議論されていることが多いのですが、危険度がかなり低いと思われる低線量の場合でも、実は放射線とは別の要素で汚染されていることが分かってきました。

以前「放射化する日本人」という見出しを掲載し、多方面から多くのお叱りを受けましたが、今後は「陽電化(ようでんか)する日本人」と訂正し改め、これに合わせ「放射能は感染(うつ)る」という言い回しも「放射能は感染ることもあるが、陽電は簡単に感染る」に改めます。そして、陽電とは何か、その危険と防御方法についての情報を本ブログにて提供する予定です。


  VAE MULTITUDO POPULORUM MULTORUM UT MULTITUDO MARIS SONANTIS
  ET TUMULTUS TURBARUM SICUT SONITUS AQUARUM MULTARUM
  災いだ、多くの民がどよめく
  どよめく海のどよめきのように。国々が騒ぎ立つ
  騒ぎ立つ大水の騒ぎのように。  
  (イザヤ書 第17章12節)

遠つ祖霊の始まりの国より
管理者 日月土
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