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●「けん制」? いや、「恫喝」でしょ? 関西電力八木誠社長が大津地裁と「地元」市民を脅す!

2016年03月24日 00時00分36秒 | Weblog


東京新聞の記事【勝訴なら賠償請求も 高浜原発運転停止で関電社長】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201603/CK2016031902000123.html)。

 《「一般的に(原発停止に伴う)損害賠償請求は、逆転勝訴すれば考えられる」》。

 あの関西電力のあの八木誠社長が「地元」の市民や裁判所を「けん制」。いや、「けん制」じゃなく、「恫喝」です! 「「地元」市民の「命」より「経済性、経済神話」…アタマオカシイノデハ?」 大津地裁山本善彦裁判長、これでいいんですか?

   『●①福井地裁「高浜仮処分」取消の背景《政府の意向》に従う
             《各裁判所の人事権を握る最高裁の意向が反映》
   『●②福井地裁「高浜仮処分」取消の背景…《政府の意向》に従う
             《各裁判所の人事権を握る最高裁の意向が反映》
    《関西経済連合会の森詳介会長(関電会長)や
     角和夫副会長(阪急電鉄会長)…
     「値下げができなくなったことが関西経済に与える影響は
     小さくないと考えており、一日も早く不当な決定を取り消して
     いただかなければならない」》
    「「地元」市民の「命」より「経済性、経済神話」…
     アタマオカシイノデハ? 関西電力をはじめとした
     関西経済界は腐っている。最初の記事の彼らの
     醜い言い分を、是非、ご覧ください」

 《原発再稼働を果たし、一日も早い値下げを実現することで責任を果たしていく》…「値上げするぞ!」、だから、「核発電再稼働させろ!」と脅し、「再稼働させないと、値下げしたげないよ」とけん制する。どんな方法を使ってでも、核発電所再稼働することが目的化。美浜原発も廃炉にする気なんて、さらさら無いようです。「経済性、経済神話」に「責任」を感じるよりも、「命」を守ることに責任を果たしてください。
 《高浜3、4号機が動かないことに伴う燃料費の増加で、関電は月百億円程度の損失が出る》って、この5年間、いったい関電は何をやって来たのか? 無能で、かつ、無策すぎるでしょ? 核発電「麻薬」中毒患者過ぎます。

   『●東電原発人災避難者をコケにしていないか? 
      ……「経済神話の否定」「環境神話の否定」を否定する愚かさ
   『●関西電力の「原発再稼働」への言い訳にさせてはいけない
   『●関西電力八木誠社長のあの高浜原発: 
      「プルサーマル原発」に続き「寿命原発」を動かしたいそうです
   『●「値上げ脅迫」: 無策の関西電力・・・ 
       東京電力原発人災以降、一体何をやってきたのか?
   『●核発電信者・値上げ脅迫の関電
     「再稼働差し止めの仮処分決定」執行停止申し立て・・・福井地裁が却下
   『●福井地裁判決「高浜原発3、4号機の再稼働を認めない決定」 
                      …で、再稼働できない」はずなのに?
   『●東京電力原発「人災」は未解決なのに、
          川内原発を再稼働しようという愚行
   『●西川一誠福井県知事が再稼働同意… 
     福井地裁判決「高浜原発3、4号機の再稼働を認めない決定」なのに?
   『●「地元」や核発電「麻薬」患者の知事にコケにされる福井地裁
                     ……福井地裁はヒヨらずに異議却下を
   『●東電原発人災避難者をコケにしていないか?……
       「経済神話の否定」「環境神話の否定」を否定する愚かさ
   『●大津地裁山本善彦裁判長、 
      高浜原発3、4号機の運転を差し止める仮処分決定!
   『●東電核発電人災から5年: 「今や世界の笑い者…
        政権批判をいとわないキャスターの首を差し出した」
   『●3.11東電人災の5年、王様・アベ様からして
        核発電「麻薬」中毒患者という哀しい国ニッッポン
   『●金沢地裁・井戸謙一元裁判長「「原子炉を運転してはならない」。
                      自ら発した声に法廷はどよめいていた」
   『●「効率より安全、経済より命」: 井戸謙一元裁判長、 
       樋口英明・山本善彦裁判長の声は班目春樹氏には…?
   『●歴史的役割踏まえた原発に頼らない国へ: 
      「人の命と安全は経済性に優先する」=「人格権の尊重・倫理」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201603/CK2016031902000123.html

勝訴なら賠償請求も 高浜原発運転停止で関電社長
2016年3月19日 朝刊

     (電事連の定例記者会見で、発言する関西電力
      八木誠社長=18日、東京・大手町で)

 関西電力八木誠社長は十八日、大津地裁による運転差し止め仮処分決定で停止している高浜原発3、4号機(福井県)に関し、不服申し立てを経て上級審で勝訴するなどし最終的に確定した場合の対応として「一般的に(原発停止に伴う)損害賠償請求は、逆転勝訴すれば考えられる」と述べた。ただ「会社として現時点ではまだ何も決めていない」とした。

 今後、賠償請求の動きが現実味を帯びれば、原発に反対する地元や周辺の住民へのけん制にもつながるため、議論を呼びそうだ。

 会長を務める電気事業連合会の定例記者会見で語った。高浜3、4号機が動かないことに伴う燃料費の増加で、関電は月百億円程度の損失が出ると見積もっている。

 仮処分決定を不服とし、十四日に大津地裁に異議と執行停止を申し立てた。八木氏は「勝訴に全力を挙げる」と説明した。

 一方で、仮処分の申立人が原発のある県でなく滋賀県の住民だったことに触れ「立地する地域のみならず、社会の皆さまに対し、原発の信頼回復をしなければならない」と反省を口にした。

 八木氏はまた「電力各社で(訴訟の)背景や状況の情報共有をする。勉強して訴訟対応に当たってもらうことが大事だ」と結束を呼び掛けた

 五月に計画していた料金値下げの見送りや、四年連続となる無配の経営責任を問われると「原発再稼働を果たし、一日も早い値下げを実現することで責任を果たしていく」と強調した。

 美浜原発3号機(福井県)の廃炉を検討していると一部で報じられたことに対しては「検討している事実はない。活用していきたい」と述べた。
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●①福井地裁「高浜仮処分」取消の背景《政府の意向》に従う《各裁判所の人事権を握る最高裁の意向が反映》

2016年03月19日 00時00分06秒 | Weblog


asahi.comの諏訪和仁記者による記事【怒る関経連「なぜ一地裁の裁判官が」 高浜原発差し止め」(http://www.asahi.com/articles/ASJ3K514KJ3KPLFA00D.html?iref=comtop_6_03)。
東京新聞の記事【高浜異議審 1年以内に判断か 裁判長「仮処分」と交代せず】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201603/CK2016031802000140.html)。
オリジナルのnikkan-gendaiの記事【高浜原発差し止めはヌカ喜び 日本の司法と政治はグルである】(2016年3月11日、http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/177093)について、禁じ手として、関係各所には大変に申し訳ないのだけれども、ブログ『しあわせの青い鳥』(http://blogs.yahoo.co.jp/kotyannomama/18326291.html)様から孫引き。
最後に、『LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の記事【裁判所は原発ムラの代理人だ! 高浜原発再稼働のために最高裁が“選り抜き裁判官”を福井地裁に送り込んでいた】(http://lite-ra.com/2016/03/post-2066.html)。


 《関西経済連合会の森詳介会長(関電会長)や角和夫副会長(阪急電鉄会長)…「値下げができなくなったことが関西経済に与える影響は小さくないと考えており、一日も早く不当な決定を取り消していただかなければならない」》。

 「地元」市民の「命」より「経済性、経済神話」…アタマオカシイノデハ? 関西電力をはじめとした関西経済界は腐っている。最初の記事の彼らの醜い言い分を、是非、ご覧ください。

   『●東電原発人災避難者をコケにしていないか? 
      ……「経済神話の否定」「環境神話の否定」を否定する愚かさ
   『●関西電力の「原発再稼働」への言い訳にさせてはいけない
    「原発の稼働が発電コストの低減になるという関電側の主張も退ける
     極めて多数の人々の生存そのものにかかわる権利と、電気代が
     高い低いの問題とを並べて論じること自体、許されない
と、怒りさえ
     にじませているようだ。経済神話の否定である」
    「大飯再稼働、差し止め命じる 生存と電気代、同列許さず
    「また、生存権と電気代のコストを並べて論じること自体が法的には
     許されない
」ことで、原発事故で豊かな国土と国民生活が取り戻せなく
     なることが「国富の喪失」だと指摘。福島事故は「わが国が始まって
     以来、最大の環境汚染」であり、環境問題を原発推進の根拠とする
     主張を「甚だしい筋違い」と断じた」
    「「極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの
     問題とを並べた議論の当否を判断すること自体、法的には許されない

     として、経済活動よりも生存に関わる人格権を優先した」


 《電気の安定供給に不安が出てくるのではないか》…だって? 責められるべきは、関西経済連合会会長の出身母体の関電だ。この5年間、一体何をやっていたのか? 「核発電しか唱えない値上げ脅迫するしか能の無い無能すぎる関電。無策な関電。


   『●関西電力八木誠社長のあの高浜原発: 
      「プルサーマル原発」に続き「寿命原発」を動かしたいそうです
   『●「値上げ脅迫」: 無策の関西電力・・・ 
       東京電力原発人災以降、一体何をやってきたのか?
   『●核発電信者・値上げ脅迫の関電
     「再稼働差し止めの仮処分決定」執行停止申し立て・・・福井地裁が却下


 《大津地裁の仮処分決定に対し、関電が申し立てた異議と執行停止の審理は、決定を出したのと同じ山本善彦裁判長が担当することが決まった…高浜3、4号機をめぐっては、昨年四月に福井地裁が運転差し止めを命じた仮処分を昨年十二月、同地裁が取り消している。この際は、合議体の裁判官が三人とも交代し、決定も理由も正反対の内容となった

   『●福井地裁判決「高浜原発3、4号機の再稼働を認めない決定」 
                      …で、再稼働できない」はずなのに?
   『●東京電力原発「人災」は未解決なのに、
          川内原発を再稼働しようという愚行
   『●西川一誠福井県知事が再稼働同意… 
     福井地裁判決「高浜原発3、4号機の再稼働を認めない決定」なのに?
   『●「地元」や核発電「麻薬」患者の知事にコケにされる福井地裁
                     ……福井地裁はヒヨらずに異議却下を
   『●東電原発人災避難者をコケにしていないか?……
       「経済神話の否定」「環境神話の否定」を否定する愚かさ

 山本善彦裁判長が再び担当することになり、一安心ではある。

   『●大津地裁山本善彦裁判長、 
      高浜原発3、4号機の運転を差し止める仮処分決定!
   『●東電核発電人災から5年: 「今や世界の笑い者…
        政権批判をいとわないキャスターの首を差し出した」
   『●3.11東電人災の5年、王様・アベ様からして
        核発電「麻薬」中毒患者という哀しい国ニッッポン
   『●金沢地裁・井戸謙一元裁判長「「原子炉を運転してはならない」。
                      自ら発した声に法廷はどよめいていた」
   『●「効率より安全、経済より命」: 井戸謙一元裁判長、 
       樋口英明・山本善彦裁判長の声は班目春樹氏には…?
   『●歴史的役割踏まえた原発に頼らない国へ:
      「人の命と安全は経済性に優先する」=「人格権の尊重・倫理」

 しかしながら、最後のリテラの記事を見ると……福井地裁の(当時)樋口英明裁判長による「大飯原発についての画期的な判決」や「高浜原発停止の仮処分」が取り消された背景が分かる。正直言って、すごくショックだ。《政府の意向》に従い、《各裁判所の人事権を握る最高裁の意向が反映》されていた。《政府と原子力ムラと裁判所の間には明らかな“癒着”がある》。ニッポンの司法は、残念ながら、最高裁という幹から腐っている…。福井地裁に、既に、3人の「ひらめ」「ヒラメ」が送り込まれていたことが、ショックだ。

 《林裁判長と一緒に高浜原発再稼働を認めた左右陪席の2人の裁判官、中村修輔裁判官と山口敦士裁判官もまた最高裁判所事務局での勤務経験があるエリート裁判官だった》…。

   『●節穴どころか癒着とは・・・
    「最高裁判事が電力会社と癒着したこの結果が
     FUKUSIMAという大惨事を引き起こしたのに、
     ホウカムリしたままだ」

   『●〝犬〟になれなかった裁判官
   『●再・小沢一郎氏陸山会事件: 採用された証拠は一つでオッケー!?
   『●『官僚とメディア』読了(3/3)
    「「・・・産経新聞・・・が最高裁と共催した裁判員制度
     タウンミーティングでサクラを動員・・・」(p.180)。保坂展人元議員
     (p.182、203)。「次々と明らかになる最高裁のデタラメな契約実態に、
     委員席からは驚きと失望のため息が漏れた。国民が「法の番人」
     として信頼を寄せてきた最高裁のエリート裁判官たちの正体は、
     こんなにもお粗末なものだったのか」(p.203)。

   『●「絶望の裁判所」: 裁判所の頂点、最高裁からして・・・・・・
   『●真の司法改革とは?、そして「イヌのイヌのイヌのイヌ」
   『●「メルマガ事件」東京地裁判決、アベ様の「息吐く様に嘘つく」
                  典型例が無罪に、そして、はしゃぐメディア
   『●アベ様らは何が何でも辺野古破壊、「ヒラメ裁判官が、
          よりによってこのタイミングで那覇支部長」に就任


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http://www.asahi.com/articles/ASJ3K514KJ3KPLFA00D.html?iref=comtop_6_03

怒る関経連「なぜ一地裁の裁判官が」 高浜原発差し止め
諏訪和仁 2016年3月18日07時34分

 関西電力の高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転を差し止めた大津地裁の仮処分決定を、関西経済連合会の森詳介会長(関電会長)や角和夫副会長(阪急電鉄会長)らが17日、批判した。

 角副会長は17日、関経連の記者会見で「憤りを超えて怒りを覚えます」と切り出した。「なぜ一地裁の裁判官によって、(原発を活用する)国のエネルギー政策に支障をきたすことが起こるのか」と述べ、「こういうことができないよう、速やかな法改正をのぞむ」と訴えた。再稼働で電気料金が値下げされると、鉄道事業の電気代が年5億円安くなるとみていたという。

 森会長も同じ会見で、「値下げができなくなったことが関西経済に与える影響は小さくないと考えており、一日も早く不当な決定を取り消していただかなければならない」と話した。

 沖原隆宗副会長(三菱東京UFJ銀行特別顧問)も「理解できない」とし、佐藤広士副会長(神戸製鋼所会長)も「(大津地裁のように)裁判がいろんなところで次々に起こり、電気の安定供給に不安が出てくるのではないかと懸念している」と話した。(諏訪和仁)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201603/CK2016031802000140.html

高浜異議審 1年以内に判断か 裁判長「仮処分」と交代せず
2016年3月18日 朝刊

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止めを命じた大津地裁の仮処分決定に対し、関電が申し立てた異議と執行停止の審理は、決定を出したのと同じ山本善彦裁判長が担当することが決まった。地裁は十六日に住民側と関電の双方に通知した。

 高浜3、4号機をめぐっては、昨年四月に福井地裁が運転差し止めを命じた仮処分を昨年十二月、同地裁が取り消している。この際は、合議体の裁判官が三人とも交代し、決定も理由も正反対の内容となった

 異議に対する審理では、法律上は同じ裁判官でも別の裁判官でも問題ない

 今回の大津地裁のケースでは、裁判長は同じだが、合議に加わる二人の裁判官のうち一人は交代。審理では、あらためて住民側と関電の主張を聞き、関電も弱点を補強して臨むと予想されるため、必ずしも仮処分の時と同じ判断が出るとは限らない。争点に大きな変更がなければ、判断は一年以内に出るとみられる。その間、再稼働はできない

 裁判官をどのように選んだかについては、大津地裁の広報担当者は「民事を担当する裁判官の判断。個別の案件について、お答えはできない」としている。


◆判断が変わることも

 <元裁判官の瀬木比呂志・明治大法科大学院教授(民事訴訟法)の話> 仮処分の異議審は、不服申し立ての手続きという意味では、通常の訴訟の控訴審に近い部分もあるが、同じ裁判所でさらに審理し、もう一度判断するところが異なる。地方の裁判所では裁判官が少なく、同じ裁判官が担当することも多い。同じ裁判官なら、判断も同じになりやすいが、新しい証拠があれば、判断が変わることもありうる。
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※『●②福井地裁「高浜仮処分」取消の背景…《政府の意向》に従う《各裁判所の人事権を握る最高裁の意向が反映》』に続く。

 
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●歴史的役割踏まえた原発に頼らない国へ: 「人の命と安全は経済性に優先する」=「人格権の尊重・倫理」

2016年03月15日 00時00分58秒 | Weblog


東京新聞の二つの社説【命の安全第一に 3・11から5年】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016030802000136.html)と、
【原発に頼らない国へ 2011年8月6日付】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016030802000135.html)。

 《本紙は五年前の一面に「原発に頼らない国へ」と題した下の評論を掲げた。事故への反省と未来に向かっての決意です。現実はそうは進んでいません。事故後、私たちは原発に対する認識をよくよく思い返したものでした。…五年は歳月の節目だが、被災者にはただ通過する一日でもあるでしょう。原発事故と地震津波被災への悲しみと苦しみ、そして怒りを私たちは日々共有しよう。よりよい社会、人を大切にする国にするために》。
 《広島、長崎の原爆忌が巡ってきます。毎年訪れる日ですが、今年は特別です。三月に福島原発事故が起きたからです。私たちは、日本は原発のない国に向かうべきだと考えます》

 慟哭や悲しみを無視するアベ様らではダメ。

   『●なぜ命を軽々しく賭して、「たかが電気」のために  
      核発電する必要があるのか? 次も神様・仏様は居るか?
   『●「故郷の川に身を投げたい衝動に駆られた」
      「早く浪江に帰りたい」…「原状回復」することも無く…

 第五福竜丸元乗組員大石又七さんは、《私たちビキニの被曝者がたどった道を、福島で放射能を浴びた人たちもたどっているんだと思います。本当に気の毒だと思うばかりです。福島の人たちの苦労が始まったわけですからね》と仰っています。映画・TVドキョメンタリー『放射線を浴びた『X年後』』にある通り、この人災の『X年後』への懸念が、ブログ主には、拭えません。アベ様ら核発電「麻薬」中毒患者は、なぜ、平気でいられるのか?

   『●第五福竜丸元乗組員大石又七さん
     「ビキニと福島はつながっている」「被曝者がたどった道を、福島で…」

 大石さんも同様なことを仰っていますが、烏賀陽弘道さんは《核兵器をタブーの領域に押し込めた。双子の兄弟の一人をいないこと」にしてしまった。原発と核兵器の「血のつながり」を論ずることはタブーになった》と述べています。「兄」の「核」はダメだけども、「弟」の「原発」は良いものとしてきた日本。でも本質は、「核兵器=原子力発電」じゃないのか。

   『●烏賀陽弘道さん
     『ヒロシマからフクシマへ原発をめぐる不思議な旅』読了

 原発に頼らない国を目指しましょうよ。《人の命と安全は経済性に優先する》=《裁判用語では人格権の尊重であり、社会用語なら倫理》を、福井地裁や大津地裁の仮処分決定のように、「司法の良識」として受け止め、《日本の歴史的役割》をそこに定めるべきです。

   『●大津地裁山本善彦裁判長、 
      高浜原発3、4号機の運転を差し止める仮処分決定!
   『●東電核発電人災から5年: 「今や世界の笑い者…
        政権批判をいとわないキャスターの首を差し出した」
   『●3.11東電人災の5年、王様・アベ様からして
        核発電「麻薬」中毒患者という哀しい国ニッッポン
   『●金沢地裁・井戸謙一元裁判長「「原子炉を運転してはならない」。
                      自ら発した声に法廷はどよめいていた」
   『●「効率より安全、経済より命」: 井戸謙一元裁判長、
       樋口英明・山本善彦裁判長の声は班目春樹氏には…?

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016030802000136.html

【社説】
命の安全第一に 3・11から5年
2016年3月8日

 本紙は五年前の一面に「原発に頼らない国へ」と題した下の評論を掲げた。事故への反省と未来に向かっての決意です。現実はそうは進んでいません。

 事故後、私たちは原発に対する認識をよくよく思い返したものでした。

 五年前の評論にあるように、核制御の難しさはもちろん、日本は世界有数の地震国であること、また原子力の危険性を地方に押し付けてきたことをまざまざと思い知らされたのです。

 だが以来、私たち日本人は一体何をどう進めてきたのか。

 国会や政府の事故調は原因と責任をよく突き止めえず、そのため被災者らが中心となって東電元幹部を強制起訴へと持ち込んだのはつい先日のことです。事故にかかわるすべてを法廷で明らかにせよ、と願うのは福島県民だけでなく多くの国民の思いでしょう。

 原発再稼働は進むけれど、どこかに黒い雲のようなものがかかったままのようなのです。本当は進めてはいけない、原発はやはり危険だと考える人が世論調査などで過半を占めるのは当然なのではないでしょうか。

 それもこれも国が原発ゼロへの道筋を決めないからです。事故のあと、民主党政権は原発の寿命四十年を順守して自然的消滅の政策をいったんは立てたものの、政権も代わって今は原発維持策です。

 温暖化対策をいい、経済性をいい、エネルギー安保も持ち出される。それらはむろん重要です。しかしながらより守らねばならぬものは命の安全です。原発代替の手段も技術もあるのです

 五年前の評論では、なぜ原発に頼らないかは、人の命と安全は経済性に優先するからだと記しました。人間を大切にすることが、私たちの従来の主張だから、と。

 裁判用語では人格権の尊重であり、社会用語なら倫理ということになるでしょう。

 事故で私たちが思い知らされたのは、原発とは巨大な核施設であり、人間も組織もミスを犯しうるということです。

 五年は歳月の節目だが、被災者にはただ通過する一日でもあるでしょう。原発事故と地震津波被災への悲しみと苦しみ、そして怒りを私たちは日々共有しよう。よりよい社会、人を大切にする国にするために
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016030802000135.html

【社説】
原発に頼らない国へ 2011年8月6日付
2016年3月8日

 広島、長崎の原爆忌が巡ってきます。毎年訪れる日ですが、今年は特別です。三月に福島原発事故が起きたからです。私たちは、日本は原発のない国に向かうべきだと考えます。

 原発には賛否さまざまな議論があります。脱原発への一番の反論は、電力が足りなくなったらどうするのか、ということです。しかし、それには人の命と安全は経済性に優先すると答えたい。人間を大切にするというのが私たちの従来の主張だからです。核の制御の難しさはもちろん、日本が四枚のプレート上にある世界有数の地震国であることも大きな理由です。

 原発の安全、安価、クリーンの神話は崩れ去りました。私たちは電力の自由化、自然エネルギー庁の新設、徹底した情報公開を提言します。

 原発のない国へ、という挑戦はもちろん容易ではありません。日本は現在エネルギーの大半を海外に頼っています。経済活動に支障は出るでしょうし、弱い立場の人を苦しめることも許されません。実現には年月も努力も必要です。しかし、指針を掲げねば前へとは進めません。

 放射能被害は、被爆国の国民として、また福島の惨状を知った同胞として、深刻かつ重大に受け止めねばなりません。よく考え、議論し、行動しようではありませんか。一人の理想は小さくとも、合わせれば世界の理念にもなるでしょう。

 戦後日本の経済成長は世界を驚かせました。大いに誇るべきです。だが原子力については平和利用の名の下、その恐るべき危険性を見過ごし、原発の立地は多くを地方に押しつけてきました。率直に反省すべきことです。

 歴史を学ぶのは未来を考えようと思うからです。原子力の過去を知るほど、今が私たちの変わらねばならない時と考えます。それは欧米では再生エネルギーの活用という形で始まっているのです。

 世界では、原発は中国やインド、中東などで増えそうです。各国の事情はあります。しかし核はますます拡散し、巨大事故や核テロの危険性も増えると懸念します。日本は持ち前の技術と結束力で、原発がなくとも豊かな社会が築けるというモデルを世界に示すべきです。それは日本の歴史的役割でもあるのです。

(論説主幹・深田実
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●「効率より安全、経済より命」: 井戸謙一元裁判長、樋口英明・山本善彦裁判長の声は班目春樹氏には…?

2016年03月14日 00時00分03秒 | Weblog


いつもながら素晴らしい、東京新聞の社説【高浜原発に停止命令 フクシマを繰り返すな】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016031002000128.html)。
nikkan-gendaiの記事【班目春樹氏のニヤつき弁明でハッキリした“原発事故は人災”】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/176971)。

 《稼働中の原発を司法が初めて止める。関西電力 高浜3、4号機安全性は不十分だからと》。
 《福島第1原発事故の発生当時、「原子力安全委員会」のトップだった班目春樹元委員長…事故から5年経った今でも、当事者意識はゼロ。…「あんな人(菅直人)を総理にしたから天罰が当たったのではないかと、運命論を考えるようになっている」》。

 社説も指摘するように、《大津地裁も「避難計画などが定まらない中で、規制委が早急に再稼働を容認するとは考え難く、差し迫る状況にはない」と申し立てを退けていた。ところが、規制委は「避難計画は権限外」と、あっさり容認してしまう。今回の決定からは、そんな規制委への不信さえうかがえる》とあります。
 「原子力規制委員会が、いたずらに早急に、再稼働を容認するとは到底考えがたい」という大津地裁山本善彦裁判長メッセージを理解できなかった原子力「寄生」委員。

   『●大津地裁山本善彦裁判長、 
      高浜原発3、4号機の運転を差し止める仮処分決定!
   『●東電核発電人災から5年: 「今や世界の笑い者…
        政権批判をいとわないキャスターの首を差し出した」
   『●3.11東電人災の5年、王様・アベ様からして
        核発電「麻薬」中毒患者という哀しい国ニッッポン
   『●金沢地裁・井戸謙一元裁判長「「原子炉を運転してはならない」。
                      自ら発した声に法廷はどよめいていた」

 山本裁判長から発せられていたメッセージを規制委が無視。そして、《効率より安全、経済より命》という、元福井地裁・樋口英明裁判官の《司法の責務》を無視したアベ様らや関電をはじめとして電力会社。

 そして、井戸謙一元裁判長、樋口英明・山本善彦裁判長の声は班目春樹氏(斑目春樹氏)には…?

   『●東京電力原発人災での「想定不適当事故」を
       想定しなかった教訓が全く活かされていない
   『●次に原発事故が起きた時には責任をとってくれるのね?
   『●ムダ首相・ムダノ経産相の二枚舌にウンザリ
   『●想定不適当事故: 1000万年に1回発生する事故どころか、
                                 発生確率は「ゼロ」
   『●原発人災の犯罪者デタラメ委員長が
          評価・審査するなどデタラメ過ぎる
   『●再稼働ありきのストレステストなど、本来、やってはならなかった
   『●原発銀座で原発再稼働、1年前誰がこんな事態を予想し得たか?
   『●『創(2011年9・10月号)』読了
   『●「想定不適当事故」と割り切ってきたくせに、いまさら遅いよっ!!
     《福島第一原発の事故を受け、原子力安全委員会の
      班目春樹委員長は十九日の記者会見で、原発の設計の
      妥当性を判断する基準となる安全設計審査指針で、
      全電源を長期間、失うことを想定していなかったことを
      「明らかに間違っていた」と述べ、改定する方針を
      明らかにした。全電源喪失を想定に追加する》

   『●プルサーマルの無意味さ再び: 核燃サイクルという幻想の破綻
   『●”原子力発電”という箱を開ける覚悟と、
             (とりようの無い)開けた責任
     《これまでの法廷証言などで電源喪失の可能性を否定してきた
      班目春樹・原子力安全委員長は「事故を深く反省し、
      二度とこのようなことが起こらないようにしたい」と答え》

   『●FUKUSIMAでも変わらないNIPPON
     《福島みずほ
        水素が出るというのは、格納容器から出ているわけじゃ
       ないんですか。
        班目さん、二〇〇七年、平成十九年二月十六日、
       浜岡原子力発電所の裁判の証言で、非常用ディーゼル発電機が
       二個とも起動しない場合に大変なことになるのではないか
       と質問を受け、そのような事態は想定しない、そのような想定を
       したのでは原発は造れない、だから割り切らなければ
       設計なんてできませんねと言っていますね。
       割り切った結果が今回の事故ではないですか。 
      政府参考人班目春樹君)
        確かに割り切らなければ設計ができないというのは事実で
       ございます。その割り切った割り切り方が正しくなかった
       ということも、我々十分反省してございます。》

 久々に名前が出てきたと思えば…デタラメ元原子力安全委員会」委員長(班目春樹氏、斑目春樹氏)はのうのうと「割り切って運転」してしまったのに…全く反省なし。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016031002000128.html

【社説】
高浜原発に停止命令 フクシマを繰り返すな
2016年3月10日

 稼働中の原発を司法が初めて止める。関西電力高浜3、4号機の安全性は不十分だからと。国民の命を守る司法からの重いメッセージと受け止めたい。

 3・11から五年を前に、司法の良識を見たようである。住民の安堵(あんど)の声も聞こえてくるようだ。

 3・11後、再稼働した原発の運転の可否をめぐる初めての司法判断は、原発は「危険」と断じただけでなく、事故時の避難計画策定も十分でないままに、原発の再稼働を「是」とした原子力規制委員会の「合理性」にも、「ノー」を突きつけた


◆よみがえった人格権

 大津地裁の決定は、高浜原発3、4号機が、そもそも危険な存在だという前提に立つ。

 その上で、最大の争点とされた基準地震動(耐震設計の目安となる最大の揺れ)に危惧すべき点があり、津波対策や避難計画についても疑問が残るとし、住民の「人格権」が侵害される恐れが高い、と判断した。

 昨年暮れ、福井地裁が危険性は「社会通念上無視し得る程度まで管理されている」と切り捨てて、同地裁が下していた両機の運転差し止めの判断を覆したのとは、正反対の考え方だ。

 一昨年の十一月、大津地裁も「避難計画などが定まらない中で、規制委が早急に再稼働を容認するとは考え難く、差し迫る状況にはない」と申し立てを退けていた。

 ところが、規制委は「避難計画は権限外」と、あっさり容認してしまう。

 今回の決定からは、そんな規制委への不信さえうかがえる。危険は現に差し迫っているのである。

 住民の命を守り、不安を解消するために、今何が足りないか。3・11の教訓を踏まえて、大津地裁は具体的に挙げている。

 ▽建屋内の十分な調査を踏まえた福島第一原発事故の原因究明▽事故発生時の責任の所在の明確化▽国家主導の具体的な避難計画▽それを視野に入れた幅広い規制基準-。私たちが懸念してきたことでもある。

 県外住民からの訴えを認めたことで、発の“地元”を立地地域に限定してきた電力会社や政府の方針も明確に否定した。

 そして、その上で言い切った。

 「原子力発電所による発電がいかに効率的であり、コスト面では経済上優位であるとしてもその環境破壊の及ぶ範囲は我が国さえも越えてしまう可能性さえある単に発電の効率性をもって、これらの甚大な災禍と引き換えにすべき事情であるとは言い難い


◆過酷事故が具体論へと

 効率より安全、経済より命-。憲法が保障する人格権に基づいて住民を守るという基本への回帰。司法の常識が働いた

 五年前、東日本大震災による福島第一原発の事故が起きる前まで、司法は原発事故と真剣に向き合っていたといえるだろうか「起きるはずがない」という安全神話に司法まで染まっていたのではないだろうか

 震災前までは多くの原発訴訟の中で、二〇〇三年のもんじゅ訴訟控訴審(名古屋高裁金沢支部)と〇六年の志賀原発訴訟一審(金沢地裁)の二つの判決以外は、すべて原告が負け続けていた。

 この二つの判決も上級審で取り消され、原告敗訴に終わっている。原発差し止め-という確定判決は一つも存在しなかった

 ただ、「レベル7」という福島原発の事故を目の当たりにして、司法界でも過酷事故は抽象論から具体論へと変質したはずだ。

 司法は原発問題で大きな存在だ。経済性よりも国民の命を守ることの方が優先されるべきなのは言うまでもない。司法が国民を救えるか-。

 その大きな視点で今後の裁判は行われてほしい。

 現に動いている原発を止める-。重い判断だ。しかし、国会、行政とともに三権のうちにあって、憲法のいう人格権、人間の安全を述べるのは司法の責務にちがいない

 繰り返そう。命は重い。危険が差し迫っているのなら、それは断固、止めるべきである。


◆規制委は変われるか

 対策も不十分なままに、四十年を超える老朽原発の再稼働が認められたり、再稼働の条件であるはずの免震施設を建設する約束が反故(ほご)にされてしまったり、規制委の審査にパスした当の高浜4号機が、再稼働直前にトラブルを起こしたり…

 再稼働が進むのに比例して、住民の不安は増している。

 規制委は、司法の重い判断を受け止めて、審査の在り方を大きく見直すべきだ

 政府は福島の現状も直視して、再稼働ありきの姿勢を根本から改めるべきである。
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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/176971

班目春樹氏のニヤつき弁明でハッキリした“原発事故は人災”
2016年3月10日

     (他人事のように笑っていた班目氏(C)日刊ゲンダイ)


 改めて人災だったことがハッキリした。福島第1原発事故の発生当時、「原子力安全委員会」のトップだった班目春樹元委員長が8日にフジテレビの単独インタビューに答えているのだが、その内容は呆れ果てるものだった。

 原発事故対応の“キーマン”といわれた班目氏は事故発生直後に「水素爆発はしません」と“デタラメ”を言い放ち、菅直人元首相や現場、全国民を混乱に陥れたことで知られる。

 事故から5年経った今でも、当事者意識はゼロ。インタビューで、ニヤニヤしながらこう言い放ったのだ。

   「あんな人(菅直人)を総理にしたから天罰が当たった
    のではないかと、運命論を考えるようになっている」

 さらに、水素爆発を起こした時のことをこう振り返った。

   「『わあ、しまった!』と思った。建屋まで(水素が)出てきてしまえば、
    普通の空気ですので爆発の可能性がある。菅総理に説明する時に、
    そのことまで言わなかったのは大失敗だったと思う。
    私自身は間違ったことは言っていない

 まるで他人事のように言い放ち、自らの過ちを全く認めない自己弁護に終始していた。これには、インタビューしたフジの伊藤利尋アナも「福島の方はこのVTRをどうご覧になったのかなと思う」と唖然とした様子だった。

 原発問題に取り組む「たんぽぽ舎共同代表の柳田真氏はこう言う。

   「まずは専門家として『水素爆発はしない』と言ったことを
    恥じないといけない。今ごろ、どんな弁解をしても
    全く信用できません。人間の品性を疑うだけです」

 こんな男は被災者の感情を逆なでするだけ。もう表に出てこないほうがいい。
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●絶対に安全なので安心せよ!、公表義務な~し!!:「原発攻撃被害報告書 「福島」に生かされず・・・」

2015年04月19日 00時00分48秒 | Weblog


東京新聞の記事【被ばく死 最悪1.8万人 原発攻撃被害 84年に極秘研究】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015040890070728.html)。

 「原子炉格納容器が破壊され、大量の放射性物質が漏れ出した場合、最悪のシナリオとして急性被ばくで一万八千人が亡くなり原発の約八十六キロ圏が居住不能になると試算」・・・・・・。
 ずいぶんと甘い見積では? いつの時代も、原発を稼働させるためなら何でもやる、といった感じかな?

   ●原子力「ムラ寄生」委員会の机上の空論:
          「大幅に下回」るように計算すれば下回る

   『●東京電力原発人災での「想定不適当事故」を
         想定しなかった教訓が全く活かされていない

   『●原子力「ムラ寄生」員会ではなく、
     「風船爆弾」が語ることにこそ真実はある ~川内原発再稼働問題~

   『●火山の巨大噴火時の緊急核燃料輸送に
          何時間、何日間? 答えは「2年以上」!

   『●「今後の運転期間はせいぜい三十年間。
        その間の噴火はないだろう」との推測下、川内原発規準OK

   『●消えゆく「事故を思い出して原発を議論するきっかけになるもの」
                     ~「原子力 破滅 未来のエネルギー」~


 「研究では東京電力福島第一原発事故と同じ全電源喪失も想定していたが、反原発運動が広がることを懸念し公表されなかった」・・・・・・。
 原子炉格納容器が破壊なんて、「想定不適当」とでも考えて、公表を控えたのかな? でも、公表しても、原発を稼働したでしょうね、きっとこの国は。絶対に安全なので安心せよ!、公表義務な~し!!、というわけだ。「原発攻撃被害報告書 「福島」に生かされず」・・・・・・、お ろ か な り

   ●所詮机上の空論、原発など動かさないことが最良の道
   『●想定不適当事故: 1000万年に1回発生する事故どころか、発生確率は「ゼロ」
   『●原発人災の犯罪者デタラメ委員長が評価・審査するなどデタラメ過ぎる
   『●「想定不適当事故」と割り切ってきたくせに、いまさら遅いよっ!!
     「斑目春樹班目春樹)氏。あたり前の発言だけれども、
      ずっと指摘されてきたこと。「想定不適当事故
      「ブラックアウトは起こり得ないので、想定しない」というのは
      不味いことを高木仁三郎さんや小出裕章さん、福島瑞穂福島みずほ
      さんら多くの人にず~っと指摘されつづけてていたにもかかわらず、
      「割り切って運転」させてきたではないか。もっと早くに間違いを
      正させるべきだったのに、あまりにも遅い。遅過ぎる
      転換するのは当然で、当たり前、でも「遅いよっ!!」

   ●アベ様が「原発再稼働、進める方針を明言」
               ・・・・・・世界に向けて「恥」を発信

     「・・・ずかしいー! 「安定的で安いエネルギー」なんてまだ言ってるし!!
      ドイツに行って何見てきたんだ? おまけに、「世界のどこにも
      劣らないレベルの厳しい安全基準を満たした原発」って、
      よく言えたものだ。逆に、3.11以前はそのレベルではなく、
      「想定不適当事故」などを許してきた自民党の責任
      一体どうするつもりなのか。」

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015040890070728.html

被ばく死 最悪1.8万人 原発攻撃被害 84年に極秘研究
2015年4月8日 07時07分



【↑ブログ主: まことに勝手ながらコピペさせて頂いております
 (http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2015040899070728.jpg)】

 国内の原発が戦争やテロなどで攻撃を受けた場合の被害予測を、外務省が一九八四(昭和五十九)年、極秘に研究していたことが分かった。原子炉格納容器が破壊され、大量の放射性物質が漏れ出した場合、最悪のシナリオとして急性被ばくで一万八千人が亡くなり、原発の約八十六キロ圏が居住不能になると試算していた。研究では東京電力福島第一原発事故と同じ全電源喪失も想定していたが、反原発運動が広がることを懸念し公表されなかった

 八一年にイスラエル軍がイラクの原子力施設を空爆したことを受け、外務省国際連合局軍縮課が外郭団体の日本国際問題研究所(東京)に研究委託。成果は「原子炉施設に対する攻撃の影響に関する一考察」と題した六十三ページの報告書にまとめられ、本紙が情報公開を通じてコピーを入手した。

 報告書は出力百万キロワット級の原発が攻撃されたと仮定。原発の場所は特定せず、(1)送電線や発電所内の非常用発電機がすべて破壊され、すべての電源を失う(2)原子炉格納容器が爆撃され、電気系統と冷却機能を失う(3)格納容器内部の原子炉が直接破壊され、高濃度な放射性物質を含む核燃料棒などが飛散する-の三つのシナリオで検証した。

 このうち、具体的な被害が示されたのは(2)の格納容器破壊のみ。当時、米国立研究所が米原子力規制委員会(NRC)に提出した最新の研究論文を参考に、日本の原発周辺人口を考慮して試算した。

 それによると、緊急避難しない場合、放射性物質が都市部など人口密集地に飛来する最悪のケースでは一万八千人が急性被ばくで死亡。ただ、被害は風向きや天候で大きく変わるとして、平均では三千六百人の死亡になると試算した。五時間以内に避難した場合は最悪八千二百人、平均八百三十人が亡くなるという。急性死亡が現れる範囲について、報告書は「十五~二十五キロを超えることはない」と記述している。

 長期的影響としては、放射性物質セシウムなどで土壌汚染が深刻化すると指摘。農業や居住など土地利用が制限される地域は原発から最大で八六・九キロ平均で三〇・六キロにまで及ぶとしている。

 最も被害が大きい(3)の原子炉破壊については「さらに過酷な事態になる恐れは大きいが、詳しい分析は容易ではない」と紹介。福島原発事故と同じ(1)の全電源喪失では、実際に起きた水素爆発の可能性に触れ「被害が拡大する危険性がある」と指摘しており、報告書が公表されていれば、事故の未然防止や住民避難に役立った可能性がある

 八〇年代は、七〇年代の二度にわたる石油危機を受け、国は原発建設を積極的に推進。国内の原発十六基が運転を始めた。軍事攻撃が想定とはいえ、原子炉に重大な損害が生じれば深刻な被害が及ぶとのシナリオは世論の不安を呼び、国の原子力政策に水を差す可能性があった。報告書にも「反原発運動などへの影響」などと、神経をとがらせていたことをうかがわせる記述がある。

 原子力資料情報室伴英幸・共同代表は報告書の存在を「知らなかった」とした上で「反対運動を理由にした非公開ならとても納得できない。テロの脅威が高まる中、原発のリスクを国民にもっと知らせるべきだ」と話している。


◆公表する理由がない

 外務省軍備管理軍縮課の話 報告書は保存されているが、作成部数や配布先など詳しい経緯は分からない。今後、公表の予定はない。積極的に公表する理由がない。


原発攻撃被害報告書 「福島」に生かされず

 軍事攻撃による原発の放射能被害を予測していた外務省の報告書。水素爆発した福島第一原発事故は地震と津波が引き金とはいえ、報告書が指摘していた「全電源喪失」の危機がシナリオ通りに再現された。三十年も前から原発の潜在的な危険性を知りながら、反原発運動の広がりを恐れて公表を控えた外務省。原発推進を掲げた当時の国策の下で、都合の悪い情報をひた隠しにする官僚の隠蔽(いんぺい)体質が浮かび上がる。 (斎藤雄介)

 「限定配布の部内資料(『取扱注意』なるも実質的に部外秘)」「外務省の公式見解でないことを念のため申し添える」…。高度な秘密性を裏付けるように、報告書には当時の国際連合局軍縮課長が書いた「ことわりがき」が添えてある。

 当時、同局の審議官だった元外交官の遠藤哲也氏(80)は本紙の取材に「記憶が確かではない」としながらも「ショッキングな内容なので(非公表に)せざるを得なかったでしょうね」と話した。同氏によると、一般的に部内資料は省外への持ち出しが禁止されており、報告書が官邸や原子力委員会などに配布されていなかった可能性が高い。

 作成された二年後の一九八六(昭和六十一)年には旧ソ連・チェルノブイリ原発事故が起きたが、その時ですら報告書の公表はなく、原発の安全対策に生かされることはなかった

 当時は米ソが核兵器の開発を競う冷戦時代。科学技術史が専門の吉岡斉・九州大教授(61)は原発の軍事攻撃を想定した報告書が公表されれば「国民の間で核兵器と原発が一体的に連想されることを心配したのではないか」と推測する。

 「国家と秘密 隠される公文書」(集英社新書)の共著者で、歴史学者の久保亨・信州大教授(62)も「原子力は、軍事に転用できる技術の最たるもの」と指摘する。久保教授が懸念するのは昨年十二月に施行された特定秘密保護法。安全保障やテロ対策などを理由に原発に関する情報が一段と制限され「闇から闇へ葬られかねない」と懸念を示している。

(東京新聞)
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●東京電力原発人災での「想定不適当事故」を想定しなかった教訓が全く活かされていない

2014年06月21日 00時00分35秒 | Weblog


西日本新聞の記事【玄海原発事故時の3県推計 「避難時間」甘い前提で試算 [福岡県]】(http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_sougou/article/95034)と、
南日本新聞の記事【九州電力川内原発・・要援護者30キロ圏避難計画 知事「作らず」】(http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=57562)。

 「「避難車両の交通事故やガス欠は想定しない」「避難行動は原発から半径30キロ圏内でのみ発生する」-。九州電力玄海原発・・・・・・福岡、佐賀、長崎3県が示した周辺住民の避難時間推計で、試算の前提条件に、現実性に乏しい項目が数多く含まれている」、「要援護者避難計画について、鹿児島県の伊藤祐一郎知事は・・・・・・「10キロまではきちっと作るが、30キロまでの避難計画は現実的ではない」・・・・・・「(10~30キロ圏は)作らない。作ろうと思ったら、時間をかけて空想的なものは作れるが、実際問題としてはなかなか機能しないだろう」と説明」・・・・・・だそうです。
 原子力「ムラ寄生」委員会の審査にさえ通ればよく、住民のことなんか知ったことではない、としか思えない。要は「想定不適当事故」での切り捨て・「割り切り」と同じである。3.11東京電力原発人災の教訓が一切活かされていない。

   『●こんな国に大飯原発を再稼働させて大丈夫か?
     「・・・バスに乗り、一路、大飯原発をめざす。文字通り「一路」、
      国道241号線という一本の道しかない。大飯原発のある
      大島半島と、小浜湾をまたがり本土とを結んでいる橋も一本しかない。
      しかも老朽化で大地震には耐えられないという。つまり大地震が起き、
      橋が崩落したり一本道が不通になれば、
      大島半島の住民は逃げ場を失う。そこで放射能もれの事故が
      発生したら・・・」

   『●所詮机上の空論、原発など動かさないことが最良の道
   『●原子力「寄生」委員会の審査に通ったからといって何だというのでしょう?
   『●原子力「ムラ寄生」委員会の机上の空論:
          「大幅に下回」るように計算すれば下回る


(『●原発人災の犯罪者デタラメ委員長が評価・審査するなどデタラメ過ぎる』より)
************************************************************
   『●FUKUSIMAでも変わらないNIPPON
     「最後に呆れた国会答弁の
      ご紹介http://mizuhofukushima.blog83.fc2.com/blog-entry-1773.html#more
      です。その極一部のみ紹介します。質問者は
      福島瑞穂福島みずほ)さん。
       「割り切って事態の想定をしない」そうです。そのくせ、
      「想定外の事態」という訳です。ふざけ過ぎている、と思いませんか?

=======================
http://mizuhofukushima.blog83.fc2.com/blog-entry-1773.html#more

福島みずほ
 水素が出るというのは、格納容器から出ているわけじゃないんですか。
 班目さん、二〇〇七年、平成十九年二月十六日、浜岡原子力発電所の裁判の証言で、非常用ディーゼル発電機が二個とも起動しない場合に大変なことになるのではないかと質問を受け、そのような事態は想定しない、そのような想定をしたのでは原発は造れない、だから割り切らなければ設計なんてできませんねと言っていますね。割り切った結果が今回の事故ではないですか。 

政府参考人班目春樹君)
 確かに割り切らなければ設計ができないというのは事実でございます。その割り切った割り切り方が正しくなかったということも、我々十分反省してございます。
=======================


 もう一つ。

    『●「想定不適当事故」と割り切ってきたくせに、いまさら遅いよっ!!
     「斑目春樹班目春樹)氏。あたり前の発言だけれども、
      ずっと指摘されてきたこと。「想定不適当事故
      「ブラックアウトは起こり得ないので、想定しない」というのは
      不味いことを高木仁三郎さんや小出裕章さん、福島瑞穂福島みずほ
      さんら多くの人にず~っと指摘されつづけてていたにもかかわらず、
      「割り切って運転」させてきたではないか。もっと早くに間違いを
      正させるべきだったのに、あまりにも遅い。遅過ぎる
      転換するのは当然で、当たり前、でも「遅いよっ!!」
************************************************************


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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_sougou/article/95034

玄海原発事故時の3県推計 「避難時間」甘い前提で試算 [福岡県]
2014年06月15日(最終更新 2014年06月15日 01時33分)

 「避難車両の交通事故やガス欠は想定しない」「避難行動は原発から半径30キロ圏内でのみ発生する」-。九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)での重大事故を想定し、福岡、佐賀、長崎3県が示した周辺住民の避難時間推計で、試算の前提条件に、現実性に乏しい項目が数多く含まれていることが分かった。3県は試算で半径30キロ圏の住民約27万3千人が避難するには約17~43時間が必要と発表したが、防災の専門家からは「最悪の条件によるシナリオに基づかなければ十分な備えはできない」と有用性を疑問視する声も出ている。

 西日本新聞は3県から試算業務を請け負った三菱重工業(東京)が佐賀県に提出した報告書を、情報公開請求して入手した。それによると、三菱重工業は自社開発のプログラムを用い、約2600万円をかけて5キロ圏の住民を優先的に避難させるケースなど52パターンを検討した。

 避難時間を算出するため設定した前提条件は27項目。東京電力福島第1原発事故が発生した際の避難実態に照らすと、現実的な避難者や緊急車両の動きを反映していない設定がある。

 福島県原子力安全対策課によると、地震と津波の複合災害となった福島事故では、道路や橋にできた亀裂で避難車両がパンクして動けない事例が続出。避難指示区域となった原発から20キロ圏の大半が停電し、信号機が停止したり、ガソリンスタンドで給油できずに車がガス欠したりした。50~60キロ圏でも県外に自主避難する人が相次いだという。

 しかし、福岡、佐賀、長崎3県の避難時間推計の前提条件は「避難行動は30キロ圏内でのみ発生する」と設定。事故の収束作業のため原発に向かう緊急車両があるのは確実だが、「新たな30キロ圏外からの車両の流入はない」とした。避難道路の状況も、信号機は「平日日中の信号管制が継続する」とみなし、通行止めなどの発生は「避難開始前に住民に周知され、規制誘導は必要ない」と設定した。

 こうした前提条件にした理由を三菱重工業広報グループは「佐賀県と協議して決めており回答できない。ただ、米国では避難シミュレーションに不確定要素を取り込まないのが通例」と説明。佐賀県消防防災課は「27万人の動きを予測するにはある程度、設定を単純化しなければならない。これまでに避難時間の指標となる推計はなかったので、一つの目安として考えている」としている。


 ■行政の自己満足

 河田恵昭関西大学教授(防災・減災学)の話 避難時間を推計する際は、最悪の被災シナリオを考慮することが重要だ。今回の前提条件は福島原発事故の教訓を反映しておらず、行政の自己満足にすぎない。住民の命にかかわるリスクを厳しく捉えなければ、推計の意味が問われる。現実の事故はさまざまな事象が重なり、複雑。せめて原発から放射性物質がどう分布し、この地域は何時間以内に退避しなければ危ないといった情報が必要だ。

=2014/06/15付 西日本新聞朝刊=
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http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=57562

要援護者30キロ圏避難計画 知事「作らず
(2014 06/14 08:59)

 九州電力川内原発1、2号機(薩摩川内市)の重大事故を想定した原発から半径10~30キロ圏内の要援護者避難計画について、鹿児島県の伊藤祐一郎知事は13日、報道陣に対し「10キロまではきちっと作るが、30キロまでの避難計画は現実的ではない」との見解を示した。

 伊藤知事は「(10~30キロ圏は)作らない。作ろうと思ったら、時間をかけて空想的なものは作れるが、実際問題としてはなかなか機能しないだろう」と説明。「当分の間、10キロ以上は社会情勢や国の今後の動きも見ながら対応を考える」と答えた。
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●次に原発事故が起きた時には責任をとってくれるのね?

2013年08月20日 00時00分48秒 | Weblog


asahi.comの記事【原発事故、全員が不起訴へ 東電前会長や菅元首相ら】(http://www.asahi.com/national/update/0809/TKY201308080461.html)。

 次に原発事故が起きた時には責任をとってくれるのね? 次の原発事故が起きた時に、検察も裁判所も政府も機能して、周辺住民が生きていればの話ですが。それにしても、関電が大飯原発を再稼働させただけでも許せないのに、東電が柏崎刈羽を再稼働させようとしていることは犯罪ではないのでしょうか? それを許せる原子力規制委員会や自公議員、その他の推進派議員の神経が知れない。そんな、自公政権に投票できる人たちの気が知れない。

   『●田中優子さん「誰の名前を書くのか、その人の品格が問われている」
   『●映画『放射線を浴びた『X年後』』: 
         「こんな巨大な事件が、・・・日本人としての資質が問われる」
   『●騙されること・騙されたフリの責任: 何度でも騙される

 なぜ、記事中で、誰一人自民党(元)議員が告発されていないのだろう、不思議だ?

   『●世界中を汚しておいて反省もない、責任も取らない日本が原発を再稼働するなど許されない
   『●東京電力原発人災のさ中、んっ~なことやってる場合か
   『●厚顔無恥: 東京電力原発人災、一体だれが責任をとったの?

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http://www.asahi.com/national/update/0809/TKY201308080461.html

2013年8月9日5時55分
原発事故、全員が不起訴へ 東電前会長や菅元首相ら

 東京電力福島第一原発の事故をめぐり、検察当局が、業務上過失致死傷などの疑いで告訴・告発された東電幹部や政府関係者ら全員を、不起訴処分にする方向で調整していることが8日、わかった。今月中にも処分を出す見通しだ。

 菅直人元首相に事故後の対応などで説明を求めたことも、関係者への取材でわかった。菅元首相は告訴内容を否定するとみられ、検察当局は説明の結果も踏まえて最終判断する。

 原発周辺の被災者ら計約1万5千人は、入院患者が事故直後の避難途中に死亡し、住民が被曝(ひばく)して傷害を負ったなどとして、震災以降、断続的に告訴・告発した。対象は菅元首相のほか、東電の勝俣恒久前会長、清水正孝元社長、原子力安全委員会の班目春樹元委員長、枝野幸男元官房長官と海江田万元経済産業相ら数十人で、検察当局は昨年8月に受理。東京、福島両地検に応援検事を集め、事情を聴いてきた。

 検察当局は、事故と死亡との因果関係は「ないとは言い切れない」とし、「被曝による傷害」は、現時点ではそもそも認定できないと判断。その上で、原発の電源をすべて失い、原子炉が冷却できなくなるような大規模な津波を予見できたか▽予見の程度に見合う対策をとったか――などの点で捜査を進めた。

 その結果、回の規模の大地震や津波は、発生以前に専門家の間で予測されていたとは言えず、原子炉格納容器の圧力を下げるベント(排気)の遅れが原発建屋の水素爆発を招いたとする告訴内容も、放射線量が高く、停電したことが作業遅延の原因と判断。菅元首相や東電幹部らの刑事責任を立証するのは、困難と結論づけるとみられる。
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●ムダ首相・ムダノ経産相の二枚舌にウンザリ

2012年09月21日 00時00分28秒 | Weblog


原発ゼロの迷走ぶりについての東京新聞の二つの記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012091602000116.htmlhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012091702000124.html)。もんじゅについての福井県知事の噴飯もののご発言についてのasahi.comの記事(http://www.asahi.com/politics/update/0918/TKY201209180180.html)。相変わらずの原子力安全委員会のデタラメ(斑目班目)委員長のデタラメぶりに関するする東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012091801001277.htmlhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012091802000226.html)。

 「枝野氏は会談で「経産省としてはすでに建設許可が与えられた原発について、変更することは考えていない」と明言」したそうだ。首相も「枝野氏の方針を事実上容認したもので、目標達成にこだわらない政府側の姿勢が早くも鮮明」に。一方、「再生エネルギーがどこまで普及するか確たる見通しがあるわけではない。見通しについては、柔軟性と謙虚さを持たないといけない」とムダノ経産相は述べたそうで、さんざん実現性や見通しも無いもんじゅ核燃サイクル核融合にじゃぶじゃぶとお金を使っといて、「再生エネルギー」など他のエネルギー開発には一体どれだけのお金を使い、今後、使おうとしているのか? 相変わらずムダ首相やムダノ経産相は全くよく言うよ。3番目の記事にあるように、「高速増殖炉の研究も続けるとされ、文科省は「従来と大きな変更はない」」って、何枚目の舌でそんなことを言っているんだか? その金を新エネ開発に回してから、新エネの目途について言えっ、ていう話です。また、傀儡の原子力「推進」委員会に何でも丸投げして、ますます「原発推進」しようというのですから、無茶苦茶です。最後の、あのデタラメな斑目(マダラメ)氏も一体何枚の舌をお持ちなのか?

   『●原発人災の犯罪者デタラメ委員長が評価・審査するなどデタラメ過ぎる

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012091602000116.html

原発ゼロ早くも迷走 建設継続を経産相表明
2012年9月16日 朝刊

 政府が自ら掲げた「二〇三〇年代に原発稼働ゼロ」が早くも迷走を始めている。青森県の三村申吾知事らと青森市内で十五日に会談し、電源開発大間原発(同県大間町)など建設中の三原発について、建設継続を容認する考えを示した枝野幸男経済産業相。これらの稼働が認められれば、運転から四十年で廃炉にする政府原則を適用しても、五〇年代までは原発が稼働し続けることになる。
 枝野氏は会談で「経産省としてはすでに建設許可が与えられた原発について、変更することは考えていない」と明言。枝野発言は新しい原発の稼働に事実上のお墨付きを与えたといえる。
 三〇年代に原発ゼロを実現するには、運転四十年の「寿命」を迎える前の原発を廃炉にする措置が必要だが、新たな原発が稼働すればその実現はますます困難になる。
 全国で建設計画のある原発は十二基。このうち、着工済み原発の進行状況は、大間原発が37・6%、中国電力島根3号機(松江市)が93・6%、東京電力の東通1号機(青森県東通村)が9・7%。いずれも東電福島第一原発事故を受けて、自主的に工事を中断している。
 政府は十四日に示した「革新的エネルギー・環境戦略」で、原発は新増設しないことを明記したが、建設中の三原発の扱いについては明らかにしていなかった。枝野発言を受け、電源開発は「より安全な発電所となるよう全力を挙げる」とのコメントを発表し、大間原発の建設を推進する考えを示した。
 会談後、記者団にゼロ目標との矛盾を問われた枝野氏。だが、「ゼロが可能となるよう、あらゆる政策資源を投入するということ」と述べるのみで、何の説得力ある方策を示すこともできなかった。 (岸本拓也)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012091702000124.html

30年代原発ゼロ 首相「柔軟に対応」
2012年9月17日 朝刊

 野田佳彦首相は十六日、フジテレビとNHK番組に出演し「二○三○年代に原発稼働ゼロ」を目指すとした政府の新エネルギー戦略について、実現の先送りもあり得るとの考えを示した。「課題はいろいろある。例えば再生エネルギーがどこまで普及するか確たる見通しがあるわけではない。見通しについては、柔軟性と謙虚さを持たないといけない」と述べた。
 新戦略をめぐっては、枝野幸男経済産業相が十五日、電源開発大間原発(青森県大間町)など建設中の三原発について建設継続を容認する考えを表明。「三〇年代ゼロ」方針との矛盾が指摘されているが、首相発言は枝野氏の方針を事実上容認したもので、目標達成にこだわらない政府側の姿勢が早くも鮮明になった。
 首相は「三〇年代にゼロにするという目標は堅持したい。それは目標だ」と強調した。
 その上で、停止している原発再稼働や、建設中の原発を稼働させるかについては、今月発足する原子力規制委員会が判断すると指摘。「政府が予断を持って言ったらいけない」と述べるにとどめた。
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http://www.asahi.com/politics/update/0918/TKY201209180180.html

012年9月18日13時59分
もんじゅ変更ない」 平野文科相が福井県知事に説明

 平野博文・文部科学相は18日、福井県庁で西川一誠知事と会談し、野田政権がまとめた「革新的エネルギー・環境戦略」の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の取り扱いについて、「従来の取り組みから変更しているつもりはない」との方針を説明した。一時は研究炉にし、高速増殖炉実用化をやめることも検討されたが、結局は元通りとなった。
 もんじゅは、14日のエネルギー・環境会議で、「年限を区切った研究計画を実行、成果を確認して研究を終了する」との方針が示された。「廃棄物の減容を目指した研究」など新たな方針が盛り込まれた。
 一方、高速増殖炉の研究も続けるとされ、文科省は「従来と大きな変更はない」との立場だ。平野文科相が「引き続き高速増殖炉の成果を刈り取らなければならない」と説明し、西川知事は「本来の目的をぶれることなく達成してほしい」と述べた。

・・・・・・。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012091801001277.html

原子力安全委18日廃止 委員長「反省多々ある」
2012年9月18日 13時04分

 原子力安全委員会は18日、最後の会合を開いた。班目春樹委員長は会合で「振り返れば反省点は多々ある」と述べた上で「あらかじめの備えがなく、混乱の中、できることは限られていた」と強調し、東京電力福島第1原発事故への対応に限界があったとの認識を示した。
 政府は事故で安全規制が機能していないことが明白になったとして、規制組織を刷新。19日に発足する新たな規制組織の原子力規制委員会が職務を引き継ぐ。経済産業省原子力安全・保安院も18日で廃止となる。
 班目氏は会見で、在任中に原発事故が発生したことに「ある意味で運命と思い、重く受け止めている」と反省の弁を述べた。

(共同)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012091802000226.html

原子力安全委 きょう廃止 委員長「反点多々ある」
2012年9月18日 夕刊

 原子力安全委員会は十八日、最後の会合を開いた。班目春樹委員長は会合で「振り返れば反省点は多々ある」と述べた上で「あらかじめの備えがなく、混乱の中、できることは限られていた」と強調し、東京電力福島第一原発事故への対応に限界があったとの認識を示した。
 政府は事故で安全規制が機能していないことが明白になったとして、規制組織を刷新する。十九日に発足する新たな規制組織の原子力規制委員会が職務を引き継ぐ。経済産業省原子力安全・保安院も十八日で廃止となる。
 班目氏は会合後の記者会見で、在任中に原発事故が発生したことに「ある意味で運命と思い、重く受け止めている」と反省の弁を述べた。また原発の安全基準を定めた指針の見直しが「(事故発生に)間に合わなかったのは残念だ」と話した。
 安全委と保安院に分離された規制の在り方は「両者の間で緻密な関係があるとは言えず、実効的でなかった」と指摘。規制委の発足に関し「規制の一元化は重要で、改革が良い方向に向かっていると思う」と述べた。
 原発事故では専門家として菅直人首相(当時)らから助言を求められたが、十分な対応ができなかったほか、安全基準の指針も欠陥が明らかになり、批判を浴びた。
 安全委は一九七四年の原子力船むつの放射線漏れ事故を受け、原子力委員会の安全規制に関する機能を分離し、七八年に発足した。
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●想定不適当事故: 1000万年に1回発生する事故どころか、発生確率は「ゼロ」

2012年07月05日 00時00分43秒 | Weblog


東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012070490070451.html)。韓国の全電源喪失事故隠し問題について、asahi.comの記事(http://www.asahi.com/international/update/0704/TKY201207040531.html)。

 原発の事故の発生確率は、1000万年に1回だそうです。スリーマイルチェルノブイリ、FUKUSIMA、・・・たまたまこの数十年に、どう少なく見積もっても3回の事故が起こったわけですから、電力会社や原子力ムラの住人に言わせれば、この先、3000万年ほどはシビアアクシデントは発生しないのでしょうね。

   『●原発コスト「追加分は0.01円」という笑い話
   『●スリーマイル、チェルノブイリに学べないNIPPON

 斑目春樹班目春樹)氏らに言わせれば、全電源喪失事故の確率はゼロ」、「想定不適当事故」としてきた訳ですから、発生確率「ゼロ」に比べれば「1000、0000年に1回」でもマシな見積もりかもしれません。こういった確率計算をする人たちが「核のゴミ」を10,0000年とか、100,0000年とか安全に管理する、なんて言ってるわけですから、将来の世代の子孫に待っている「ハザードの大きさ」はいったいどれほどになるのやら、気が遠くなる。
 韓国でも全電源喪失事故・・・本当に発生確率は「ゼロ」なの? 「地元」民として、古里原発1号機の再稼働にも反対します! 「原発政策を担当する知識経済省は「地元に説明をし、・・・」だそうですし、大飯原発も勝手に再稼働し始めましたが、、私は地元民として説明を受けていませんし、納得もしていません!!

  『●『松下竜一未刊行著作集4/環境権の過程』読了(2/8)
    「埋め立て「協定調印の翌夜・・・一人のおじいさんが、さも納得いかぬげに
     質問に立った。「わしゃあ百姓をしちょるもんじゃが・・・・・・協定がもう結ばれた
     ちゅうけんど、そらあおかしいなあ。わしんとこには、
     なんの相談もこんじゃったが・・・・・・。
     /・・・まさに自分は市民の一員なのだから。/首をかしげいうおじいさんの疑問に、
     私は胸が熱くなり「そうなんです。市民一人一人の声に耳を傾けてまわらない政治が
     間違っている
のです」と答えた。・・・むしろ、おじいさんの発言を常識外れとして
     失笑した人々の、その〈ならされた常識〉にこそ、現今の民主主義の衰退があるのだ。
     /・・・その可否には、それこそ市民一人一人の意見を徴して回るのが当然である。
     今の行政機構の中でそれが不可能だとしても、
     そのような姿勢だけはもたねばならぬ
。」(p.106)。
    「それこそが真の民主主義である」(p.141)。」

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012070490070451.html

原発事故確率 現実離れ 電力会社「1000万年に1回」
2012年7月4日 07時04分

 百万~一千万年に一回しか起きない-。原発で重大事故が起きる可能性をめぐり、電力会社が国などに示してきた確率は、現実的な民間損保会社のリスク判断と比べると、数百~数千分の一と大幅に甘く見積もられてきたことが分かった。再起動に踏み切った関西電力大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)も例外ではなく、関電は七百七十万年に一回と強調している。

 本紙は、電力会社が原発で重大事故が起きた場合に備えてかけている民間損害賠償責任保険(責任保険)の二〇一一年の年間保険料のデータを、国への情報公開請求で入手。その分析から、電力会社のいう確率がいかに空虚かが浮かんだ。

 年間保険料は、保険金額(支払上限額)に事故が起きる確率をかけたもの(損保会社の利益などは除く)。逆に、上限額を年間保険料で割れば、何年に一回の事故確率とみなしているかが分かる。

 入手した資料によると、原発一基あたりの年間保険料は平均約五千七百万円と判明し、上限額は千二百億円。このことから、重大事故の発生確率は約二千百年に一回とみなしていることが分かる。

 東京電力福島第一原発事故前の国内には五十四基の原発があり、日本全体では三十九年に一回の確率で重大事故が起きるとみられていたことにもなる

 一方、電力会社は、非常用電源や非常用冷却装置などの機器が同時に故障する確率で事故の発生率を算出。国が十年ごとに実施している原発の安全性チェックの場などに報告している。一見正しいようだが、多くの機器をからめるほど、確率はぐんと低くなるからくり。その結果、一千万年に一回などと、人類の祖先誕生から現在までよりはるかに長い期間に一回、という数字を持ち出している。

 もし、こんな確率が正しいとすれば、たった一万二千円の年間保険料で、千二百億円もの保険金額を引き受けることになる。

 責任保険を引き受ける「日本原子力保険プール」は民間損保会社の集まり。しかも、リスク分散のため、保険金額の一部は海外の損保に引き受けてもらっている。正当な事故確率でないと、保険そのものが成立しない。

 電力会社は、二千百年に一回の事故発生確率を受け入れ、責任保険に加入している。自らが強調する確率がいかに現実離れしているかは分かっているはずだ。


■損保会社は現実的

 朴勝俊・関西学院大准教授(環境経済学)の話 電力会社が示す事故確率は想定内の事故について計算したにすぎない。一方、損保会社は想定外のものも含め、事故のリスクをみているといえる。現実の事故は、想定したシナリオ通りに起きるものだけではないことは、福島第一原発事故を見れば明らかだ。

(東京新聞)
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http://www.asahi.com/international/update/0704/TKY201207040531.html

2012年7月4日18時19分
韓国古里原発再稼働決定 野党反発、大統領選の争点に

 韓国で全電源喪失の事故隠しが問題になった古里(コリ)原発1号機(釜山〈プサン〉市)について、韓国政府は4日、安全性に問題がないとして再稼働を決めた。周辺住民は「信用できない」と反発し、野党国会議員らは「廃炉」を掲げて12月の大統領選の争点にする構えだ。

 韓国政府機関の原子力安全委員会が同日、問題の電気系統のほか原子炉なども問題がないことを確認したとして「再稼働を認める」ことを決定。原発政策を担当する知識経済省は「地元に説明をし、遠くない時期に再稼働させる」(幹部)との方針を示した。

 野党国会議員や環境団体はソウルで抗議集会を開き、1号機の「廃炉」を引き続き求めていくとした。最大野党・民主統合党の李美卿(イ・ミギョン)議員は「福島の原発事故もあり、多くの国民が1号機の廃炉や増設中止には共感するはずだ」と話した。

・・・・・・。
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●原発人災の犯罪者デタラメ委員長が評価・審査するなどデタラメ過ぎる

2012年03月27日 00時00分13秒 | Weblog


東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012032601000669.html)。

 ここで彼のことデタラメ委員長と呼ぶのには以下のような理由がある。100.000・・・%安全であるべき原発において、それを担保出来ないのならば地球上で実行すべき技術ではなかったはず。FUKUSIMA原発人災によって、100.000・・・%安全である訳がないことを、嫌という程、我々は身にしみて知ったはずなのだから、せめて今後は全炉をすぐさま廃止すべきはずである。

    『●FUKUSIMAでも変わらないNIPPON
     「最後に呆れた国会答弁の
      ご紹介http://mizuhofukushima.blog83.fc2.com/blog-entry-1773.html#more
      です。その極一部のみ紹介します。質問者は
      福島瑞穂福島みずほ)さん。
       「割り切って事態の想定をしない」そうです。そのくせ、
      「想定外の事態」という訳です。ふざけ過ぎている、と思いませんか?

==========================================
http://mizuhofukushima.blog83.fc2.com/blog-entry-1773.html#more

福島みずほ
 水素が出るというのは、格納容器から出ているわけじゃないんですか。
 班目さん、二〇〇七年、平成十九年二月十六日、浜岡原子力発電所の裁判の証言で、非常用ディーゼル発電機が二個とも起動しない場合に大変なことになるのではないかと質問を受け、そのような事態は想定しない、そのような想定をしたのでは原発は造れない、だから割り切らなければ設計なんてできませんねと言っていますね。割り切った結果が今回の事故ではないですか。

政府参考人班目春樹君)
 確かに割り切らなければ設計ができないというのは事実でございます。その割り切った割り切り方が正しくなかったということも、我々十分反省してございます。
==========================================」

もう一つ。

    『●「想定不適当事故」と割り切ってきたくせに、いまさら遅いよっ!!
     「斑目春樹班目春樹)氏。あたり前の発言だけれども、
      ずっと指摘されてきたこと。「想定不適当事故
      「ブラックアウトは起こり得ないので、想定しない」というのは
      不味いことを高木仁三郎さんや小出裕章さん、福島瑞穂福島みずほ
      さんら多くの人にず~っと指摘されつづけてていたにもかかわらず、
      「割り切って運転」させてきたではないか。もっと早くに間違いを
      正させるべきだったのに、あまりにも遅い。遅過ぎる
      転換するのは当然で、当たり前、でも「遅いよっ!!」

==========================================
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052090065815.html

班目安全委員長 原発指針「明らかに間違い」 
                      2011年5月20日 06時58分

 福島第一原発の事故を受け、原子力安全委員会の班目春樹委員長は十九日の記者会見で、原発の設計の妥当性を判断する基準となる安全設計審査指針で、全電源を長期間、失うことを想定していなかったことを「明らかに間違っていた」と述べ、改定する方針を明らかにした。全電源喪失を想定に追加する。地震に対する安全性を判断する耐震設計審査指針も見直しが必要か議論する。

・・・・・・。
==========================================」


 さて、関西電力 大飯原発3、4号機に続いて、四国電力の、様々な意味での〝あの伊方原発の再稼働にこの「デタラメ」委員長は「お墨付き」を与えそうな雰囲気・勢いである。私は、この「デタラメ」委員長はFUKUSIMA原発人災を引き起こした「犯罪者」の一人だと思う。その「犯罪者」の一人である「デタラメ」委員長に未だに原発維持・推進の旗を振らせているのである。じ難い、世界への恥さらし的行為だと思う。100歩譲って、全「犯罪者」が刑務所に入り、かつて「犯罪」に手を染めなかった人々が中立的な立場で「お墨付き」を与えた(そのような評価・審査結果が出ることはあり得ないが)のならば、納得する人が居ても仕方のないことかもしれない。でも、刑務所に入ることもなく、「犯罪」に手を染めてきた「犯罪者」が原発再稼働に「お墨付き」を与えている、というこの漫画的な構図・・・、一体全体、どのような言葉でこの構図を表現したら良いのか?

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012032601000669.html

伊方3号機の評価、妥当と判断 大飯原発に続き3基目
2012年3月26日 17時03分

 定期検査で停止中の四国電力伊方原発3号機(愛媛県)の再稼働の条件となる安全評価(ストレステスト)の1次評価について、経済産業省原子力安全・保安院は26日、四国電力の評価結果を妥当とする審査書をまとめ、原子力安全委員会に報告した。

 安全委への報告は、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)に続いて3基目。安全委の班目春樹委員長はこれまで、近く原子力規制庁に統合される予定の安全委が伊方3号機の審議をすることは困難との見方を示している。規制庁は当初予定していた4月1日の発足が遅れ、安全委は当面存続する見込みだが、今後の手続きがどのように進むか不透明だ。

(共同)
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●再稼働ありきのストレステストなど、本来、やってはならなかった

2012年03月25日 00時00分20秒 | Weblog


CMLの記事(http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-March/015539.html)。

 関西電力 大飯原発再稼働を前提としたストレステスト問題について、具体的な問題点の指摘と提言。
 デタラメ委員長である「班目春樹原子力安全委員長はストレステストの「一次評価だけでは安全確認はできない」と繰り返し述べ、一次評価の確認が原発の再稼働の要件にはならないとの立場」だそうだが、再稼働を検討するような議論が、いまこの記事に起こること自体がダメ・ダメでしょう。話にならない。FUKUSIMA原発人災の原因も解明されず、メルトダウンした炉心の場所さへ不明、〝剥き出しになった〟4号炉使用済み核燃料プール問題など、何一つ解決しないで、どの口が再稼働や原発輸出、建設再開など言えるのか。世界中の人に迷惑をかけ、さらに、日本人のこのような振る舞いに対して世界から嘲笑の目で見られていることに耐えられない。

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http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-March/015539.html

[CML 015704] 【重要】大飯原発3・4号機再稼働問題で緊急声明(安全委は一次評価を差し戻せ)

杉原浩司(Koji Sugihara kojis at agate.plala.or.jp
2012 3 16 () 02:11:03 JST
・・・・・・。

東京の杉原浩司(福島原発事故緊急会議/みどりの未来)です。
原子力安全委員会の大飯3、4号機審査書検討会合の強引な打ち切りに対して、抗議の緊急声明を公表しました。フクロウの会の阪上武さんのメールを転送します。13日の検討会合終了後の相談の場で急きょ作成を決め、内容を急ぎで詰めて完成させたものです。ぜひご一読のうえ、今後の働きかけに活かしていただくようお願いします。この2週間が、再稼働を許すか否かの最大のヤマ場です。できる限り多くの人に伝わるよう、メール、ブログ、ツイッター、フェイスブック等による拡散にご協力ください。[転送・転載歓迎/重複失礼]

………………………………………………………………………………
みなさま
15日、この間ストレステスト関係の審査会の傍聴活動を行ってきた、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、国際環境NGO FoE Japan(地球の友ジャパン)、国際環境NGOグリーンピース・ジャパン、原発を考える品川の女たち、福島原発事故緊急会議、再稼働反対!全国アクション、プルトニウムなんていらないよ!東京――の7団体の連名で、声明を発出いたしましたので、お知らせいたします。

阪上 武
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<緊急声明>              2012年3月15日

原子力安全委員会は大飯原発3・4号機ストレステスト一次評価を差し戻すべき

「一次評価では安全確認はできない」(班目委員長)なら原発再稼働判断もできないはず
活断層の連動評価による大飯原発の耐震安全性は確認されていない

http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/2012-6bf4.html
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大飯原発3・4号機の再稼働をめぐり、再稼働の条件の一つとされるストレステストについて、原子力安全委員会の総合的評価検討会は3月13日、原子力安全・保安院による大飯原発3・4号機のストレステスト一次評価審査書の検討を終了しました。来週にも原子力安全委員会で確認書を出そうとしています。このような強引な手続きに私たちは強く抗議します。

1.「一次評価だけで安全は確認できない」のに「政治判断は可能」??
 班目春樹原子力安全委員長はストレステストの「一次評価だけでは安全確認はできない」と繰り返し述べ、一次評価の確認が原発の再稼働の要件にはならないとの立場をとっていました。昨日の参議院予算委員会でも同じ発言をしています。2月20日には「諸外国でストレステストを運転再開の是非みたいなものに使っている国はない」とも発言しています。ところが同じ予算委員会で枝野経産相は、原発再稼働については「一次評価をふまえて対応する」と、班目発言を完全に無視しています。野田首相も「一次評価に基づく再稼働の政治判断は可能」との考えを示しました。原子力安全の最高責任者が安全確認ができないと言っているのに、政治判断は可能というのは全く理解できません。原子力安全委員会が確認書を出せば、その意図がどうあれ、運転再開の容認を強要するための材料として政治的に利用されるでしょう。保安院の審査書は一次評価と二次評価を分けてない原子力安全委員会の7月6日付要請の要件を満たしていません。確認の作業を直ちにやめて審査書を保安院に差し戻すべきです。

2.活断層の連動を考慮に入れていない
 関西電力は、大飯原発の耐震安全評価において、活断層の連動を十分に考慮に入れていません。保安院の地震と津波に関する意見聴取会では、委員全員から、大飯原発周辺の3本の活断層について、連動評価を行うべきとの厳しい意見が出ました。関電はこれに抵抗し、半年かけて追加調査を行うとしています。関電が行った、連動を考慮した仮の地震動評価では、改訂指針による耐震安全評価(バックチェック)で用いた基準地震動Ssを上回っています。保安院はこの評価について、入力条件を示すよう求めています。連動を評価した場合には、基準地震動Ssが大きくなることから、バックチェックはやり直しになるはずです。班目委員長は、福島原発事故を受けて、指針類の見直しが必要だと述べていますが、大飯原発については、今ある耐震安全指針すら満足していないということになります。この問題で次の意見聴取会が3月28日に行われます。これを待たずに安全を確認することはできないはずです。

3.津波の想定
 保安院は、ストレステストの判断基準として、福島原発事故を繰り返さないことを挙げています。しかし、大飯で用いられている津波の想定は11.4メートルで、福島事故の14メートルよりも低い想定です。これについて、検討会で保安院は、福島ではもともとの想定高さプラス9.5メートルの津波が来たので、大飯もそのようにしたと説明していますが、関電などが行った津波跡調査は、地震・津波に関する意見聴取会でも不十分だとの結論となり、再度の詳細調査が実施される予定です。また、津波が斜面を駆け上る「遡上」の効果については、全く評価していないことが検討会で明らかになりました。これらのことから、現在のストレステスト一次評価の津波の想定および評価は、まったく不十分だと言わざるをえません。

4.福島原発事故の原因究明を待つべき
 福島原発事故については、原因究明も終了していません。これでどうして福島原発事故を繰り返さないなどと言えるのでしょうか。福島原発事故では、地震により配管が破損した可能性が指摘されています。政府事故検証委員会中間報告も保安院も可能性を否定しておらず、現地調査が必要であることを認めている。国会事故調査委員会はこの問題に正面から取り組んでいます。保安院は、大飯原発のストレステスト評価にあたって、福島原発事故で配管が破損した可能性については全く考慮していません。少なくとも国会の事故調査委員会の結論を待つべきです。

5.外部有識者の具体的な質問に答えていない
 検討会では、外部有識者から、緊急時の要員の確保はどうするのか、アクセスルートの確保をどうするのか、瓦礫の撤去にどれくらい時間がかかるのか、要員の質はどうか、主任技術者をどう配置するのか、津波の遡上をどう評価するのか、他の号機がシビアアクシデントとなり放射能が出ていたらどうするのか、堤防のかさ上げはいつ行うのか、手順にあるバルブの手動操作は緊急時に本当に可能なのか、など具体的な質問が出ました。保安院は、それは「二次評価で」、「今後の課題に」、「引き続き検討します」など問題の先送りに終始しました。まもなく消滅しようとしている原子力安全委員会で語られる「今後の課題」に一体どれほどの意味があるのでしょうか。原子力規制庁でというのであれば、この確認作業そのものも原子力規制庁に委ねるべきでしょう。基礎ボルトなど機器の強度について安全率を削って評価している問題など、保安院のストレステスト意見聴取会で回答しきれていない質問についても置き去りにしたままである上に、3月4日付で市民団体(福島老朽原発を考える会・FoE Japan)が提出した*公開書簡にも回答していません。

6.傍聴者の締め出し
 今回の検討会での審議が、結論を得ることを優先したアリバイ的なものであることは、異常に過密な審議日程と、傍聴者への対応にも表れています。傍聴者の発言の多くは、手続きの不合理さ、審議が尽くされないことに対するやむにやまれぬ意見の表明でした。二次評価が一体いつになるのかという質問には最後まで説明がありませんでした。最終回に、会場から傍聴者を締め出したのは、公開の場で緊張感をもって議論を行うという「傍聴」制度の意義を無にした行為であり、明らかに行き過ぎです。

7.広く市民の意見をきく公聴会の開催を
  大飯3・4号機の運転再開の手続きは、その後の原発の運転再開の基準となります。その意味ですべての市民、国民が影響をうける可能性があります。現在の形式的な意見受付だけではなく、一般市民や住民からの意見聴取が必要です。私たちは当事者であり潜在的な被害者です。専門家のみによって進められる審査・確認では全く不十分であり、広く市民の声をきく公聴会を開催すべきです。

*公開書簡 http://dl.dropbox.com/u/23151586/120304_letter_anzeniinkai.pdf

福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
国際環境NGO FoE Japan(地球の友ジャパン)
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン
原発を考える品川の女たち
福島原発事故緊急会議
再稼働反対!全国アクション
プルトニウムなんていらないよ!東京

問合せ先:090-8116-7155 阪上(フクロウの会)
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●原発銀座で原発再稼働、1年前誰がこんな事態を予想し得たか?

2012年03月16日 00時00分02秒 | Weblog


東京新聞の記事を二つ(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012031490070851.htmlhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2012031402000052.html)。また、WP『小出裕章(京大助教)非公式まとめ/京大原子炉実験所助教 小出裕章氏による情報』(http://hiroakikoide.wordpress.com/)に出ていた記事(http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/03/13/2012-mar12kyoto/)。

 「外部識者の意見も踏まえ、・・・」なんてよく言えたものだ。後藤政志さんらをガス抜き、出汁にしたくせに、一体どんな〝暗然〟委員会かいな、まったく。
 1年前、多くの人が原発なんてコリゴリしたはずなのに・・・。最後の小出裕章さんの記事にあるように、この1年間で何の問題の解決もなされていないのに、さっさと原発銀座で原発を再稼働するそうだ。言いたかないが、この国は「正気じゃない」。

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012031490070851.html

大飯再稼働政治判断へ 1次評価 安全委が大筋了承
2012年3月14日 07時08分

 関西電力 大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)の安全評価(ストレステスト)の一次評価について、原子力安全委員会は十三日、経済産業省原子力安全・保安院が妥当とした審査書の内容を大筋で了承した。近く、五人の委員による確認結果をまとめて公表。野田佳彦首相と関係閣僚が、再稼働を認めるかどうか政治判断で決める。定期検査中の原発の運転再開が決まれば、東京電力福島第一原発の事故後、初めてとなる。
 安全委は、これまで大飯原発の安全評価に関する検討会を五回開催。外部の原子力の専門家六人も交えた計十一人で、想定する揺れの一・八倍の地震と、設計値を約八・六メートル上回る一一・四メートルの津波に耐えられる、などとした評価内容を検討してきた。十三日の検討会で、班目春樹委員長が「外部識者の意見も踏まえ、確認作業に向けたとりまとめに入りたい」と、議論を締めくくった。
 班目氏は検討会終了後の記者会見で「一次評価までは、質疑ができたと思っている」と話し、保安院の審査書をおおむね了承する考えを話した。
 ただ、班目氏は原発の安全性を確認するためには、一次評価だけでは不十分との立場。炉心溶融など重大事故が起きた後、どのように被害拡大を防ぐかなども検討する二次評価も実施する必要があると主張している。
 この日の会見でも、一次評価は了承するとしても「総合的な安全宣言を出すつもりはない」と明言。大筋で了承するのは、あくまでも一次評価の中身や、保安院の審査内容に限られることを強調した。
 安全委は来週にも確認結果をまとめ、野田首相、藤村修官房長官や枝野幸男経産相、細野豪志原発事故担当相の関係閣僚に提出。これを受けて、首相らは大飯原発3、4号機の再稼働の是非を判断した上で、福井県ら地元自治体と協議。同意を得られれば、再稼働を最終判断する。
 国内に全部で五十四基ある原発は、昨年三月の福島第一原発事故後、相次いで定期検査などで運転を停止している。現在稼働しているのは東電柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市・刈羽村)の6号機と北海道電力泊原発(泊村)の3号機の二基だけ。柏崎刈羽は今月二十六日、泊は四月下旬に定期検査に入る予定。

(東京新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2012031402000052.html

【私説・論説室から】
また茶番繰り返すのか
2012年3月14日

 先に結論ありき。一見、慎重に検討するふりを装いながら、実は結論はとっくに決まっているそんな日本政治の悪弊が、またもや原発再稼働問題で繰り返されようとしている
 野田佳彦首相は東日本大震災から一年の記者会見で再稼働を判断する手順について、こう説明した。
 まず首相と藤村修官房長官、枝野幸男経済産業相、細野豪志原発事故担当相の四人は原子力安全委員会が実施する安全評価(ストレステスト)の妥当性と地元の理解をどう進めていくかを確認する。
 そのうえで「政府を挙げて地元に説明し理解を得なければならず、私も先頭に立たなければならない」という。つまりテストの結果を首相たちが妥当と判断して、それを根拠に「だから再稼働を認めてください、と地元を説得しますよ」という話ではないのか。
 初めから再稼働の結論が決まっているのだ。それならなぜテストをするのか。「安全かどうか分からないから試験する」のがテストであるはずだ。それを結果が出る前から首相自ら再稼働に向けて説得に乗り出す、と宣言している。
 こんな茶番劇を許してきたことが原発事故を引き起こした遠因である。科学的判断よりも政治的判断を優先しているのだ。それとも首相はテスト結果を「妥当でない。だから再稼働を認めない」という結論を出す可能性があるというのだろうか。 (長谷川幸洋)
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http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/03/13/2012-mar12kyoto/

3月13日 原発を即刻全廃するため、みなさん力を合わせましょう 小出裕章(京都民報)

2012年3月13日(火)、京都民報が「バイバイ原発3・10きょうと」における小出裕章氏の発言を掲載しました。
以下、転載。

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小出氏が原発事故の真実語る 講演会に800人 – 京都民報Web

 京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏をを招いた講演会「福島原発事故の真実~事故がつきつけた原発の危険」が10日、京都市下京区のシルクホールで開かれ、約800人が参加しました。京都府保険医協会と「バイバイ原発3・10きょうと」実行委員会の共催。
 小出氏は、原子力発電所の問題点として▽広島・長崎の原爆よりもはるかに多くの放射性物質を持つ▽危険性があるため、電力会社は都会に原発をつくらない▽燃料のウランは有限▽生み出された放射性廃物は、100万年にわたって隔離しなければならない―などをあげました。
 福島原発事故によって、失われた土地や子どもを中心にした被ばく被害、農作物被害など被害全体の大きさは、国家が破たんするほどの規模だと指摘し、「福島では、年1ミリシーベルトをはるかに超える地域で子どもたちが住んでいます。子どもたちを守るために行動しなければならない。原発を即刻全廃するため、みなさん力を合わせましょう」と呼びかけました。
 「がれきの処理はどうすればいいのか」「除染は可能なのか」などの質問が出され、小出氏が回答。主催者から今後の運動提起や、署名協力の呼びかけなどが行われました。
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●『創(2011年9・10月号)』読了

2012年03月04日 00時00分06秒 | Weblog


『創』(2011年9・10月号)、9月に読了。3・11東京電力福島第一原発人災以前に読了したものが放置されたままだけれども、こちらを先に。

 特集「震災・原発とマスメディア」。
 おしどり「吉本芸人が見た記者クラブの実態/東電会見で目にしたヘンなこと」(pp.28-35)。

 佐高信さん「筆刀両断!」、「「専門バカ」でなく「専門もバカ」/原発御用学者達」(pp.70-73)。「原子力安全委員会委員長の班目春樹については・・・。ただ、なぜ、この男がまだ安全委員会の委員長なのか、デタラメが辞めない限り、私たちの「安全」はないことだけは明白である」。「「専門もバカ」のナンバーワンは、・・・山下俊一。・・・。/同じく福島県放射線健康リスク管理アドバイザーの長崎大学教授 高村昇もひどい」。なんと、年間20ミリシーベルトどころか、100ミリシーベルト以下ならば心配が無いと吹聴して回っているそうである。

 鈴木邦男さん「言論の覚悟」、「「事件・事故」からの自衛」(pp.72-75)。布川事件など、冤罪について。和歌山毒カレー事件甲山事件山田悦子さん。

 森達也さん「極私的メディア論 第62回/受賞と逝去、そして批判」(pp.80-83)。マスコミから無視された『A3』講談社ノンフィクション賞受賞。「読み終えて力が抜けた」〝大批判〟。

 編集部「いったい何が問題になっているのか/中国映画「南京! 南京!」の上映をめぐる懸案」(pp.106-111)。

 「永六輔[放送タレント]×矢崎泰久[元『話の特集』編集長]ぢぢ放談/第25回 原子(アトム)なんていらない」(pp.130-137)。「 ・・・森達也さん・・・。・・・被災地でのメディアがひどいって言うの」。高木仁三郎さん、佐高信さん。

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●「想定不適当事故」と割り切ってきたくせに、いまさら遅いよっ!!

2011年06月10日 00時59分15秒 | Weblog


東京新聞に出ていた記事(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052090065815.html)。

 斑目春樹班目春樹)氏。あたり前の発言だけれども、ずっと指摘されてきたこと。「想定不適当事故」「ブラックアウトは起こり得ないので、想定しない」というのは不味いことを高木仁三郎さんや小出裕章さん、福島瑞穂福島みずほ)さんら多くの人にず~っと指摘されつづけてていたにもかかわらず、「割り切って運転」させてきたではないか。もっと早くに間違いを正させるべきだったのに、あまりにも遅い。遅過ぎる。転換するのは当然で、当たり前、でも「遅いよっ!!」

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052090065815.html

班目安全委員長 原発指針「明らかに間違い」 
                      2011520 0658

 福島第一原発の事故を受け、原子力安全委員会の班目春樹委員長は十九日の記者会見で、原発の設計の妥当性を判断する基準となる安全設計審査指針で、全電源を長期間、失うことを想定していなかったことを「明らかに間違っていた」と述べ、改定する方針を明らかにした。全電源喪失を想定に追加する。地震に対する安全性を判断する耐震設計審査指針も見直しが必要か議論する。

 安全設計指針の改定は二〇〇一年の改定以来十年ぶりとなる。現指針は「長期間にわたる全電源喪失は送電線の復旧、非常用発電機の修復が期待できるので考慮する必要はないと明記している。班目委員長は「想定を上回る津波が来ても多重防護により安全を確保したい」と述べた。

 原発事故では、受電用の鉄塔が倒れるなどして外部からの電気が十日間途絶えた。1~4号機では非常用ディーゼル発電機も津波で使えなくなり、炉心や使用済み核燃料プールが冷却できず、放射性物質の大量放出につながった。

 耐震指針は〇六年に改定されたばかりで、既存の原発がこの指針を満たしているかの審査が続いている

 東日本大震災では福島第一原発に加え、東北電力女川(宮城県)、日本原電東海第二(茨城県)の両原発で、耐震指針による想定を超す揺れを観測。女川、東海第二では最大一割、福島第一原発の2、3、5号機では最大三割超過していた。

 委員会事務局によると、原発の安全性にかかわる指針は約六十あり、両指針以外も見直しの対象になる見込み。
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●プルサーマルの無意味さ再び: 核燃サイクルという幻想の破綻

2011年05月21日 00時13分39秒 | Weblog


WP『小出裕章(京大助教)非公式まとめ/京大原子炉実験所助教 小出裕章氏による情報』(http://hiroakikoide.wordpress.com/)に貼ってあったリンク映像(http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/04/25/genkai-h17/)。FUKUSIMA以前の2005年、玄海原子力発電所でのプルサーマルについてのパネルディスカッション。

 核燃料サイクルの破綻については、思惑は良くは分からないが、党内から「共産党か!?」と罵声を浴びされつつも、あの自民党河野太郎氏が盛んに主張されている。例えば、岩上安身さんのインタビュー(http://iwakamiyasumi.com/archives/9141)やvideonews.comでのインタビュー(http://www.videonews.com/on-demand/521530/001858.php)。核燃サイクル・MOXプルサーマル等についての官僚や電力会社のいい加減さ、それでも推進してきたこの国。今、FUKUSIMAという現実を目の当たりにして、「なんてことをしてくれたんだ!」という怒りが再び湧いてくる。


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http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/04/25/genkai-h17/

小出裕章氏と推進派との直接対話 (平成17)

ここで紹介するものは、福島原発事故に直接関係するものではありませんし、5年以上前の古いものです。


ですが、「想定不適当事故」という言葉に象徴される推進派の議論の方法が典型的に現れており、今日でも深い意義のある記録であると感じます。

このページにて、録画、アンケート結果、議事録、各パネラーの資料などが提供されています。

  プルサーマル公開討論会 (佐賀県の原子力安全行政)



プルサーマル公開討論会日付:平成17年12月25日


概要:県では、玄海原子力発電所3号機プルサーマル計画について、プルサーマルを推進する立場、慎重な立場双方が一堂に会し、その安全性を議論していただくため、県主催の公開討論会を開催しました。討論会のテーマは「玄海3号機プルサーマル計画の安全性」。推進、慎重、双方の立場の方々によるパネルディスカッションの他、会場の方々との質疑応答を行いました。
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 「想定不適当事故」。そうしなければ、原発など動かせない訳だ。班目春樹氏の国会答弁。

 プルサーマルの無意味さについて、再び。引用したこの記事でも、小出裕章さんは「危険無意味」と指摘。

  有益どころか「危険・損・無意味」・・・最悪』(20100206

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