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●「想定不適当事故」と割り切ってきたくせに、いまさら遅いよっ!!

2011年06月10日 00時59分15秒 | Weblog


東京新聞に出ていた記事(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052090065815.html)。

 斑目春樹班目春樹)氏。あたり前の発言だけれども、ずっと指摘されてきたこと。「想定不適当事故」「ブラックアウトは起こり得ないので、想定しない」というのは不味いことを高木仁三郎さんや小出裕章さん、福島瑞穂福島みずほ)さんら多くの人にず~っと指摘されつづけてていたにもかかわらず、「割り切って運転」させてきたではないか。もっと早くに間違いを正させるべきだったのに、あまりにも遅い。遅過ぎる。転換するのは当然で、当たり前、でも「遅いよっ!!」

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052090065815.html

班目安全委員長 原発指針「明らかに間違い」 
                      2011520 0658

 福島第一原発の事故を受け、原子力安全委員会の班目春樹委員長は十九日の記者会見で、原発の設計の妥当性を判断する基準となる安全設計審査指針で、全電源を長期間、失うことを想定していなかったことを「明らかに間違っていた」と述べ、改定する方針を明らかにした。全電源喪失を想定に追加する。地震に対する安全性を判断する耐震設計審査指針も見直しが必要か議論する。

 安全設計指針の改定は二〇〇一年の改定以来十年ぶりとなる。現指針は「長期間にわたる全電源喪失は送電線の復旧、非常用発電機の修復が期待できるので考慮する必要はないと明記している。班目委員長は「想定を上回る津波が来ても多重防護により安全を確保したい」と述べた。

 原発事故では、受電用の鉄塔が倒れるなどして外部からの電気が十日間途絶えた。1~4号機では非常用ディーゼル発電機も津波で使えなくなり、炉心や使用済み核燃料プールが冷却できず、放射性物質の大量放出につながった。

 耐震指針は〇六年に改定されたばかりで、既存の原発がこの指針を満たしているかの審査が続いている

 東日本大震災では福島第一原発に加え、東北電力女川(宮城県)、日本原電東海第二(茨城県)の両原発で、耐震指針による想定を超す揺れを観測。女川、東海第二では最大一割、福島第一原発の2、3、5号機では最大三割超過していた。

 委員会事務局によると、原発の安全性にかかわる指針は約六十あり、両指針以外も見直しの対象になる見込み。
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