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●「故郷の川に身を投げたい衝動に駆られた」「早く浪江に帰りたい」…「原状回復」することも無く…

2016年03月07日 00時00分25秒 | Weblog


東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016030402000133.html)。
asahi.comの記事【原発PR標語、双葉町から姿消す 「広報塔」撤去が完了】(http://www.asahi.com/articles/ASJ345K58J34UGTB014.html?iref=comtop_list_nat_n02)。

 《今はそういう思いで、仮設住宅での暮らしを続けているという▼関西電力の高浜原発4号機は、再稼働四日目に緊急停止した。北陸電力志賀原発1号機は、真下に活断層があると断じられた▼それでも原発にこだわり続ける電力会社の経営者らは、故郷を奪われた人々の声に耳を傾けたことがあるのだろうか「住民課」の窓口のない役場を見たことがあるのだろうか
 《全町避難が続く福島県双葉町で昨年末始まった「原子力広報塔」の撤去工事が4日、完了…原発PR標語の看板の一部を業者が細断。標語考案者の1人の大沼勇治さん(39)が「復元できない」と抗議し、工事は工法変更の検討などで中断していた》。

 大噴火があろうが、原子炉直下に活断層があろうが、なぜ命を軽々しく賭して核発電するのか…。《楽しみなんて考えない。早く浪江に帰りたい》、慟哭は核発電「麻薬」中毒患者には聞こえないらしい。

   『●なぜ命を軽々しく賭して、「たかが電気」のために  
      核発電する必要があるのか? 次も神様・仏様は居るか?


 双葉町で、《「原子力明るい未来のエネルギー」「原子力正しい理解で豊かなくらし」と表裏に記された看板1枚の撤去を開始》していたわけですが、ついに撤去。「愚」の一言…双葉町長の言う《復興した時にあらためて復元、展示》は東電原発人災の何年後? 「麻薬」中毒患者にとって目の上のタンコブ、目障りな看板を取り去りはずせて、せいせいしているのでしょう。標語の作者である大沼勇治「少年」の言う《事故を思い出して原発を議論するきっかけになるもの》をこの世から〝消し去った〟わけです。愚かです。

   『●福島県双葉町「原子力明るい未来のエネルギー」
                  ・・・・・・いま、その〝少年〟は?

   『●消えゆく「事故を思い出して原発を議論するきっかけになるもの」
              ~「原子力 破滅 未来のエネルギー」~

   『●東京電力原発人災4年目のアベ様の酷い記者会見:
         情報公開、信頼関係、オンカロ、将来的、自立、除染

   『●原発PR看板撤去=「間違った過去と向き合わない行為」
                ・・・「人間の愚かさ」にさらなる恥の上塗り
   『●双葉町長「(原発PR看板)復興した時に
      あらためて復元、展示したい」…それは『X年後』の何年後?

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016030402000133.html

【コラム】
筆洗
2016年3月4日

 市役所や町村役場に入って、まずあるのは戸籍や保険などを扱う住民課の窓口だろう。福島県の浪江町役場も、かつてはそうだった。しかし今、住民生活課の窓口だった場所には、こんな表示が出ている。「除染及び災害廃棄物等に関する相談窓口」▼浪江町の町民はおよそ二万。だが原発事故のため町内に住むことはできず、全員が避難を強いられている。一万四千人は県内にいるが、残る六千人は北海道から沖縄まで全国各地で暮らす▼そんな町民をつなぐのが、町の広報紙「なみえ」だ。その最新号が、七十代の男性の今を伝えている。この人は昨年、一時帰郷したとき、故郷の川に身を投げたい衝動に駆られた。「家族に負担がかかる」と踏みとどまったが、それから体調を崩してしまったそうだ▼「イライラして、気を揉(も)んでだめなんだ。今は、なんぼか良くなったけど、薬で生活してるようなもんだ。楽しみなんて考えない。早く浪江に帰りたい」。今はそういう思いで、仮設住宅での暮らしを続けているという▼関西電力の高浜原発4号機は、再稼働四日目に緊急停止した。北陸電力の志賀原発1号機は、真下に活断層があると断じられたそれでも原発にこだわり続ける電力会社の経営者らは、故郷を奪われた人々の声に耳を傾けたことがあるのだろうか「住民課」の窓口のない役場を見たことがあるのだろうか
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http://www.asahi.com/articles/ASJ345K58J34UGTB014.html?iref=comtop_list_nat_n02

原発PR標語、双葉町から姿消す 「広報塔」撤去が完了
2016年3月4日21時48分

     (大型トレーラーに積み込まれる原発PR看板の横板。
      標語の文字の跡がうっすらと残る=双葉町)


 全町避難が続く福島県双葉町で昨年末始まった「原子力広報塔」の撤去工事が4日、完了した。町側は「復元、展示を考えている」と表明したが、原発PR標語の看板の一部を業者が細断。標語考案者の1人の大沼勇治さん(39)が「復元できない」と抗議し、工事は工法変更の検討などで中断していた。

 この日再開された工事では、長さ16メートルの看板をそのままクレーンでつり上げ、大型トレーラーで町役場駐車場の保管場所に移動。看板を支える高さ4・5メートルの鉄柱2本も根元から焼き切り、同じ場所に移動してすべての工事を終了した。
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