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●なぜ命を軽々しく賭して、「たかが電気」のために核発電する必要があるのか? 次も神様・仏様は居るか?

2016年03月05日 00時00分48秒 | Weblog


東京新聞の社説【高浜原発停止 「安全最優先」は本当か】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016030302000156.html)。

 《再稼働に伴う気がかりなトラブルが相次いで、関西電力高浜原発4号機すぐに停止を余儀なくされた。安全は最優先されたのか。それを確かめない限り、原発再稼働などありえないということだ》。
 《住民の不安や疑念が晴れないままの再稼働は危険である》

   『●「仏様のおかげ」はもう期待しない方がいい: 
     高浜原発、「このゴジラが最後の一匹だとは思えない」

 核発電賛成派の「地元」の住民の皆さんに、感想・意見を聞いてみたい。
 なぜ命を軽々しく賭して、「たかが電気」のために核発電する必要があるのか? 核発電「麻薬」患者のアベ様ら、関西電力、原子力「寄生」委員会に唆されて、ひどく後悔しておられないだろうか?
 この5年間、関電や九電は一体何をしてきたのか? 核発電ゼロの努力を少しでもしたのか? 核発電ありきの「麻薬」状態だったのではないか。
 神様、「仏様のおかげはもう期待できず、暴発すれば、「地元」に帰還することさえできなくなるというのに…。

   『●電力会社やアベ様、原子力「寄生」委員会は「原状回復」して見せよ
   『●2011年の『X年後』:星北斗座長  
      「現時点で放射線影響は考えにくい」…なんて気安く発言して大丈夫?
   『●原状回復できない現実: 「12万円で、
      あとはもう黙ってろ、自然に放射能さがんの待ってろっつうこと」
   『●『放射線を浴びた『X年後』』: ビキニの海に居た
        元船員「行動しないと永遠に知る機会を失ってしまう」
   『●「老いた馬」ではなく「狂ったゴジラ」:
      「麻薬」患者の関電がプルサーマルに続いて「寿命核発電所」…
   『●いま、核発電所を再稼働する「地元」へ: 
     立地する地域住民にも染み渡っていた「日本の原発は安全」…
   『●3.11東京電力核発電人災、
        菅直人(当時)首相談話草案の全文が公開された
   『●東電核発電人災避難者の《「怒り」と「慟哭」》、
      「理由も知らされず避難し、人格が否定された気がした」
   『●第五福竜丸元乗組員大石又七さん
     「ビキニと福島はつながっている」「被曝者がたどった道を、福島で…」
   『●今中哲二さん「被災した人々にもたらされた災難の大きさは、
               放射線測定器で測ることはできない」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016030302000156.html

【社説】
高浜原発停止 「安全最優先」は本当か
2016年3月3日

 再稼働に伴う気がかりなトラブルが相次いで、関西電力高浜原発4号機はすぐに停止を余儀なくされた。安全は最優先されたのか。それを確かめない限り、原発再稼働などありえないということだ。

 拙速だ。急ぎすぎていた。拙速には危険がつきまとう。

 先月二十日、4号機の原子炉補助建屋の配管から、放射性物質を含む冷却水が漏れ出した

 配管の弁のナットの緩みが原因だった。外部への影響はなかったが、原子炉を冷やす冷却水の漏出は、重大事故につながりかねない“事件”である。

 関電は起動試験を一日遅らせ同種の弁を再点検はしたものの、当初の予定通り二十六日に再稼働。スケジュールを堅持した。

 それから三日、タービンを回し、発送電を始めた直後に、発電機や変圧器の異常を知らせる警報が鳴り響き、原子炉は緊急停止した。詳しい原因は、わかっていない。

 政府が“世界一厳しい”と自画自賛する原子力規制委員会の審査に通ったあとだけに、住民の不安と疑念はなお募る。

 関電幹部らが繰り返す「安全最優先」の掛け声は、むなしく響き規制委の権威や信用もまた傷ついた。

 関電の「スケジュール優先」を不安視する声は上がっていた。

 規制委の審査のスピードを、海外の規制当局者は「想像を絶する速さ」と驚いているという。

 なぜ、そんなに急ぐのか。原発ゼロで過ごした約二年、日々の暮らしに大きな支障は出なかった

 原発依存度の高いまま、自由化の波にさらされる電力会社の台所への配慮だろうか。

 高浜原発3、4号機は、プルサーマル発電による再稼働。プルトニウムを含む使用済み燃料が使われる。核兵器の材料になるプルトニウムの保有を減らしたい政府の意向をくんでのことか。

 4号機のトラブルは、スケジュールではなく「安全最優先」の姿勢こそ堅持せよとの警鐘ではないのだろうか。

 トラブルの原因究明だけではない。避難対策、免震施設、隣接自治体の同意権、ケーブルの防火対策や原子炉内部の老朽化チェック…などとりあえず再稼働ありきで先送り、あるいは切り捨ててきたとしか思えないものなどにも「安全最優先」の物差しを当て直し、再検討するべきだ。

 住民の不安や疑念が晴れないままの再稼働は危険である。
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