
asahi.comより(http://www.asahi.com/national/update/1013/TKY201110130504.html)。
暇な委員会だ。まさに「安全で安心」な委員会、原子力ムラにとっては。『今頃言ってらぁ』でも述べた、間抜けさ。
原子力の「安全」利用が始まって半世紀強、思い浮かぶだけでもスリーマイルやチェルノブイリ、そしてFUKUSIMA。発生頻度をIAEAの安全目標「10万年に1回以下」で試算する意味が分からない。数十年前のチェルノブイリや今回の東京電力 福島第一原発のあの人災を見て、どうしてそんな発想が出てくるのか、全くお笑いだ。委員の「1千年に1回台」という疑念も2ケタ高い程度なわけが無い。目標と現実の差が酷すぎる。それは目標ではなく、単なる願望、安易な希望、危険な賭け。
「被害総額10兆円」? 本気で言っているのだろうか? これこそ桁が数ケタ違うだろうし、それでさへこのひどい人災を償えるものではない。今回の人災の補償で、東京電力はこの程度の額さへ負担するつもりなど無いのではないか?
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【http://www.asahi.com/national/update/1013/TKY201110130504.html】
2011年10月13日20時17分
原発コスト、事故頻度めぐり議論 内閣府の原子力委
原子力政策の見直しを検討する内閣府の原子力委員会は13日、東京都内で会合を開き、初めて原発事故の被害額を含めたコスト試算を議論した。前提になる事故の発生頻度について、計算方法で議論が分かれた。
この日は事務局が、発生頻度について、国際原子力機関(IAEA)の安全目標「延べ運転年数10万年に1回以下」で試算する方針を提案。出力120万キロワットと大型の原発で稼働率も80%と高い条件で、原発事故の被害総額10兆円と仮定すると、コストの追加分は1キロワット時あたり約0.01円になるという。
だが、出席者から、国内の原発の運転年数と東京電力福島第一原発事故を踏まえると、発生頻度は事務局案より2ケタ高い「1千年に1回台」となりコストも上がると、疑問が出された。このため、事務局が試算条件を再検討することになった。25日に試算値を示すという。
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