戦時下のフランス。
パリで肉屋を営むバティニョールという男に守られた、3人のユダヤの子供たち。
何の権力も無い平凡なこの男に、何故このような勇気が持てたのか。
娘の婚約者によるナチへの密告によって、独軍側から得た報酬で豊かな暮らしぶりとなった一家。
バティニョールは、この娘の婿となる男の偽善的態度に辟易する一方で、彼に甘んじてもいた。
だが、正気とは思えぬ彼の言動に、ついにバティニョールは・・・
バティニョールを演じたジェラール・ジュニョの自然な演技がよかった。
暗く悲しい時代に、クスッと笑える味付けを加えたことで、過不足のない作品に仕上げた彼を評したい(監督、脚本も担っている)。
同様な類の’97の『ライフ・イズ・ビューティフル』は、かなり絶賛されてはいたが、個人的にはあまり好きではない。
せっかくの伊映画が、ハリウッド娯楽作品みたくなってしまったのが残念。
ベニーニ、張り切り過ぎたか!?
同じ仏映画でも、悲しい余韻を残す’87の『さよなら子供たち』とは対照的な本作品は、辛い背景ながらも、希望という光をチカチカと照らしているような、そんな映画である。
パリで肉屋を営むバティニョールという男に守られた、3人のユダヤの子供たち。
何の権力も無い平凡なこの男に、何故このような勇気が持てたのか。
娘の婚約者によるナチへの密告によって、独軍側から得た報酬で豊かな暮らしぶりとなった一家。
バティニョールは、この娘の婿となる男の偽善的態度に辟易する一方で、彼に甘んじてもいた。
だが、正気とは思えぬ彼の言動に、ついにバティニョールは・・・
バティニョールを演じたジェラール・ジュニョの自然な演技がよかった。
暗く悲しい時代に、クスッと笑える味付けを加えたことで、過不足のない作品に仕上げた彼を評したい(監督、脚本も担っている)。
同様な類の’97の『ライフ・イズ・ビューティフル』は、かなり絶賛されてはいたが、個人的にはあまり好きではない。
せっかくの伊映画が、ハリウッド娯楽作品みたくなってしまったのが残念。
ベニーニ、張り切り過ぎたか!?
同じ仏映画でも、悲しい余韻を残す’87の『さよなら子供たち』とは対照的な本作品は、辛い背景ながらも、希望という光をチカチカと照らしているような、そんな映画である。
