幾度となく、このブログで「音楽の圧縮
ファイルは、かなりデーターを捨てています
よ」と言ってきたのだが、具体的に目に見える
形で表現できないか、考えてきた。
そしたら、CyberLinkのAudioDirectorで
スペクトル周波数の分布を表示できること
がわかったので、使ってみることにした。
サンプルとして、CDからリッピングしたWAV
ファイルを用意します。
データーは、サンプリングレート44.1kHz
無圧縮。
そして比較のため、mp3に圧縮します。
データーは、ビットレート 256kbps、サンプ
リングレート 44.1kHz。
普通は128kbps以上あれば十分、と言われて
いるので、これは必要以上のスペックであると
言える。
では、比較しましょう。
左がWAV、右がmp3。音楽の同じ部分だ。
見事にmp3の16,000Hz以上がカットされ
ているのがわかる。
そしてWAVを見てもらえばわかるが、16,000
~20,000Hzにも、スペクトル分布がある
ことがわかる。
そこが、根こそぎカットされたわけだ。
一般的に、カットされた部分は「普通の人では
聞き取れない音域」とされており、直接、
音楽には影響はない、とされている。
まあ、だからカットするんだけどね。
しかし、研究者によっては、聞き取れないが、
何らかの音楽への影響はあるのではないか、と
言われているのだ。
それが「やっぱ、違うわ」というような感じに
なって、現れてくるのではないだろうか。
私はそれを聞き分ける自信は・・・ないです
(笑)。