「木挽町月光夜話」吉田篤弘 クラフト・エヴィング商會の名前でも本を出しています。手始めに「ないもの、あります」などがいいです。
この人の日本語がしみ入るのです。
「あい」高田郁 開拓時代の北海道の様子が描かれていて、古い北海道をもっと知りたいと思う一冊。
「世界で一番の贈りもの」マイケル・モーパーゴ 今年の教科書に登場します。絵本の仕立てで読んで欲しい一冊。
「よくわかる測り方事典」星田直彦 日本代表のマーク八咫(やた)烏。咫(あた)は親指と人さし指の間の長さ。
八咫烏は大型のカラスのようです。ところでJFAのカラスが三本足だとご存じでしたか?
「念力家族」笹公人 少年時友とつくりし秘密基地ふと訪ぬれば友が住みおり
「にょにょにょっ記」穂村弘 愛するにょっ記シリーズで、もうフジモトマサル氏の絵が見られないと思うとなんとも無念である。
「ステーキを下町で」「サンドウィッチは銀座で」平松洋子 こんなにも食べ物を慈しみ擬人化し、熱く語る人がいたとは。
「孤独のグルメ」の谷口ジローのマンガと共に。
「明日のことは知らず」宇江佐真理 函館の生まれと知り、勝手に親近感を抱いていました。タイトルを改めて噛みしめます。
「握る男」原宏一 お寿司を取り巻くお話。築地で活躍する「ヤッさんⅡ」も出ましたよ。
「ことばの果実」長田弘 まだ読んでいない。
この本が最後のエッセー集となる。この人と同じ時代に生きて読めたこと、本当に幸せだったと思う。