皆既日食ｉｎ上海

7月22日。中国の上海で皆既日食を見てきました。

場所は上海ゴルフ場。周りには遮るものがないので、ばっちり日食を観測できます。



が、日本と同じく、上海も朝からどんより曇り空。なんとか見えますように・・・と祈りながら待ちます。

雲が切れた瞬間、ビデオカメラに日食レンズを付けてみたら、


おお！太陽がこんな風に見えました。これは期待できます！！


現地時間午前8時23分（日本時間午前9時23分）。
日食スタート。


ホントに時々、雲の隙間から日食が見えました！曇っているから、肉眼で見えます。カメラに日食レンズをつけなくても、こんな写真が撮れました。


ゆっくり太陽が欠けていきます。


あたりがだんだん暗くなって、鳥が大騒ぎして、巣に戻っていきました。


そして、9時36分40秒皆既日食スタート！
あっという間にまっ暗になってまさに夜！！気温も5度ほど下がったそうです。灯りはゴルフ場のクラブハウスの外灯です。



上海での皆既日食は5分ほど。曇っているので、コロナはなかなか見えませんが・・・


でた！！ほんの１秒くらいでしたが、コロナのぼやっとした光をはっきり見ました！！！
あまりに幻想的で、写真を撮ることも忘れてしまいました。


そして、これも一瞬でしたが、ダイヤモンドリング（月の表面の谷になった一部分から太陽の光が漏れる）の一部を見ることもできました！！（写真は上手に撮れませんでした…）感動で言葉になりません！

月や地球って本当に動いているんだなって実感しました。
そして、宇宙の神秘って、ちょっと怖いくらいでした。２１世紀の人間でもこんな風に感じるのだから、古代の人々は恐れおののいたんだろうな～。

そして、皆既日食も終わり、太陽の光が戻ってきました。


右上から太陽が見えています。


あっという間に明るくなって、鳥も巣から飛び立って行きました。


皆既日食は時々しか見られなかったけど、昼間なのに真っ暗になる体験ができました。改めて、太陽の明るさを強く強く感じました。


次の日本での皆既日食は26年後。
ぜひ完璧な姿でみたいな！！！