ほっとぬくもり岐阜

パーソナリティ 小倉理恵  毎週土曜日 9:00~9:30

高山の酒蔵めぐり

2008年02月23日 12時33分18秒 | 小倉理恵の日記
高山の冬の風物詩・酒蔵めぐり。

市内にある8軒の造り酒屋が順番に酒蔵を一般公開しています。



平田酒造場さんは、
明治28年創業、およそ100年の歴史がある酒屋さんです。





蔵も100年もの。
とても立派で、中はすごくひんやりしています。吐く息が白くなるほど。

この寒さと100%地下水を利用して、美味しいお酒が造られています。





大きなタンク、米を蒸す釜、蒸した米を運ぶ布、酒を絞る袋もありました。
今、使われているものばかりです。

それをひとつひとつ丁寧に教えてくださったのは、
酒蔵めぐりガイドの小谷裕美さん。



とにかくお話が分かりやすくて、
面白いんです!!

ガイドさんは7人。
みなさん日本酒が大好きなんだそうですよ。



さて、
酒蔵めぐりで楽しみなのは、お酒の試飲ですね~。
平田酒造場さんの蔵酒の原酒をいただきました。
りんごのようなフルーティな香り。
アルコール度数19度。
かなり強いけど、飲みやすくておいしかったです。
冷酒がいいそうなので、コタツに入ってお猪口もキンキンに冷やしていただきたいですね。



これは試飲の時に使うお猪口。
杜氏さんがお酒の出来具合を見るときに使う『効き猪口』のミニチュアです。
中に蛇の目模様が描かれています。
お土産に1つもらえるのもうれしいです。



おつまみは焼いて醤油ダレをからめた酒かす。



今、酒蔵めぐりはすごい人気で、一日で多いときは1300人ものお客さんがあるそうです。
酒蔵を見て、どれだけお酒が丁寧に作られているかを知って、冷えた酒蔵の中で美味しい日本酒をいただく。
幸せな時間ですよ~。

高山の酒蔵めぐりは、3月5日(水)まで行われています。



お土産に買ったのは、10年物の古酒『酔翁』。
琥珀色のお酒がとろっとしてますんんん~

旭山動物園

2008年02月16日 11時00分56秒 | 小倉理恵の日記
せっかく北海道にいったならということで、旭山動物園にいってきました。





「ちょっとついでに」くらいの気持ちで行ったんですが、北見から動物園のある旭川までは、特急列車で3時間。ちなみに札幌はそこからさらに1時間。北海道は広いですね~。



その日の旭川の最低気温は-24度。日中でも-10.5度。動物園の中は雪が積もっていないところはありません。



だからこの冬の時期は、園内でペンギンのお散歩が見られます。



よちよち。



はしるー。



旭山動物園は見せ方を工夫したことで人気が出たのは有名ですよね。


ぺんぎん館のトンネル。



空飛ぶぺんぎん。



カプセルからホッキョクグマを見ましょう



スライディング~。





あざらし。



レッサーパンダ。



ニホンザル。



旭山動物園にお出かけなら、めちゃくちゃ寒いけど、真冬もお勧めですよ


北海道の岐阜に行ってきました

2008年02月09日 13時36分15秒 | 小倉理恵の日記
北海道北見市常呂町字岐阜

ここは、今から110年前の明治時代に、岐阜から北海道へ入植した人たちの子孫が暮らしている町です。

場所は北海道をひし形に見立てた場合、右肩の真ん中あたり。オホーツク海沿岸、網走から車で40分ほどのところです。



今から10年前。
入植から100年目に、岐阜県大野町から北海道の岐阜まで、1600キロをトラクターで走るベント『100年目の里帰り』が行われました。

これがきっかけで、常呂町(現在は合併して北見市)と大野町は姉妹都市提携が結ばれ、今も盛んに交流があります。



それを仕掛けたのが、平成岐阜開拓団。
団長の山田武正さんに会ってきました。





1600キロをトラクターで完走するには12日間掛かったそうです。
では110年前の開拓団の旅は?

当時の人々は岐阜県から北海道旭川まで汽車に乗り、そこから150キロの道のりを湧別、常呂と歩いたそうです。



海岸を歩くとき、男達は声を掛け合いました。
「女、子供は海側を歩かせるな」
旅があまりにも過酷で、女の人や子供達が海に飛び込んで死のうとするのを避ける為だったそうです。



ようやくたどり着いた岐阜の人たちは、ライトコロ川沿いに住み着きました。





この川に架かる橋の名前は
「岐阜橋」です。



家は、木の枝や葉、革などで造りました。
クマやエゾ鹿に遭うのは日常茶飯事、危険でなので夜一人では眠れなかったそうです。



ここは、薄墨桜とソメイヨシノの園。
岐阜市金華地区のお年寄り「一二三会」の皆さんが植樹した120本です。最初は育ちませんでしたが、平成岐阜開拓団の皆さんが、夏は水をやり冬は寒さから守り、今は5月になると満開の桜が咲きます。
今年もまた新たに植樹が予定されているそうです。



オホーツク海にも行ってみました。
「今日は流氷いないねぇ。昨日はいたんだけどね」と山田さん。
流氷はいつも一緒に「いる」もので、決して「ある」ではないそうです。

年々薄くなっていく氷を見ると「温暖化」を実感するそうです。


これは後日、山田さんから届いた写真です




取材の後、山田さんのお宅にお邪魔。
こちらは奥様の美智子さん


そのあと、常呂町岐阜区の皆さんの新年会に飛び入り参加。


話題は岐阜弁、岐阜駅前の開発などなど尽きません。
北海道にいるのに、岐阜の親戚の家にいるみたいでした



不思議なパワーをもつ招き猫―木神様

2008年02月02日 10時10分39秒 | 小倉理恵の日記
名古屋市の大須に不思議な招き猫がいます。

大須の喫茶店『美奈須(ビーナス)』にある、木で出来た招き猫。
木神招猫です。

どんな願いも叶えてくれるという噂が口コミで広がって、日本全国からお客さんが来ています。



首に鈴、左手にうちでの小槌、上げた右手の下には鯛。
高さは20センチくらいです。
この幸せそうな顔。
100年以上は前のものだそうです。

マスターの山崎建一さんによると、10年ほど前に骨董市で「目が合って」買ったもので、他の置物と一緒に店に飾っていたんですが、3ヶ月ほどたってから、この招き猫に触れた人たちに、次々といいことが起きはじめたんだそうです。



実は、私がこの木神様(「もくしんさま」と呼んでいます)に出会ったのもその頃で、たまたまこの喫茶店に入ったのがきっかけでした。

その時にしたお願い事が、「アナウンサーになれますように」。
おかげさまで叶いました。

当時は、そのまま棚に飾ってあった木神様が、こんなに立派なお社(願いが叶ったお客さんからのお礼)に入っていました。



お店には記帳ノートが置いてあります。
私の名前は1冊目の3ページに書いてありましたが、
それがいまや、30冊にもなっています。

マスターによると、その9割の人が、願いが叶いましたってお礼に来るそうなんですよ。

すごいですよね~。



信じる信じないは人それぞれですが、昔ながらの喫茶店でのんびりマスターとおしゃべるするのも楽しいですよ。


美奈須(ビーナス)
名古屋市中区大須3丁目19-8
TEL 052-241-6686